保育園での『 泥んこあそび 』について、これから保育実習を行う学生さんに向けてお話します。『 泥んこあそび 』のねらいはなに?あそびのアイディアは?そんな疑問を持った方は、実習準備として活用していただけると嬉しいです。
1.暑い季節に楽しめる『 泥んこあそび 』
暑い季節の保育実習は、
夏ならではの保育を見ることができるチャンス♪
その中でも、今回は実習生のみなさんに、
『 泥んこあそび 』についてご紹介します。
日常的に 泥んこあそび を楽しんでいる園もあれば、
あそびの期間を決めて行う場合、
園の事情や方針により、大々的な 泥んこあそび はやらない場合もあります。
もしも、実習で『 泥んこあそび 』を行うチャンスがあれば、
ラッキーです!
実習生さんも、普段泥に触れる機会はあまりないと思うので、
子どもたちと一緒に楽しみましょう♪
今回は『 泥んこあそび 』のねらいや効果、あそびのアイディアなどをご紹介します。
しっかりと理解しておきましょう。
2.『 泥んこあそび 』のねらいや効果
まずは、保育で『 泥んこあそび 』をするねらいは何か?
私が考える、『 泥んこあそび 』のねらいをご紹介します。
「ザラザラ」「ドロドロ」「つめたい」「ぬるい」…
泥んこあそび は、土や砂、水などに直接触れて、
どのような感触なのか知ることができる良い機会です。
裸足であれば、足の裏から伝わる感触は新鮮。
でも、「心地よい」と思う子もいれば、触るのを嫌がる子もいると思います。
中には、皮膚感覚が過敏なお子さんもいます。
その子の感じたこと・気持ちが大切なので、
もし嫌がったら無理強いはせず、
まずは見守りましょう。
お友達や先生が楽しそうに 泥んこあそび をしている姿を見て、
少しずつ参加しようとする子もいますよ。
ねらい②
色々なものをイメージしたり表現したりして楽しむ
泥んこあそび の中で、
イメージを膨らませて色々なものに見立てたり、表現したりすることもできます。
例えば、お鍋の中に泥を入れておままごとをしたり、
水たまりを海に見立てて、魚釣りごっこをしたり…
子どもたち一人一人のイメージによって、
あそびがどんどん広がっていきます。
感性を豊かに育てるということにもつながりますね。
一緒に遊んでいると、子どもたちの想像力の豊かさを感じますよ。
泥んこあそび をしていると、
地面がぬかるんで、ドロドロ・ボコボコになります。
滑ったり転んだりすることもありますが、
このようなことも、子どもたちにとっては大切な経験。
泥んこの地面を歩いて遊んでいるうちに、
自然と必要なバランス感覚や、足の力がついていきます。
あそびを楽しみながら、このような力が養われるのです。
土や砂に水を混ぜると、泥になること、
ザラザラだった感触が、ドロドロに変わること…
このような自然の不思議に気が付いたり、
「なんでだろう?」
「もっとこうしてみよう!」
と子どもたちが興味をもったりする良いきっかけになります。
大人が説明するよりも、
子どもたちがあそびの中で自発的に気が付いたり、発展させたり…
そんな場面が見られると、保育士として嬉しくなります。
泥んこあそび は、
暑い季節ならではのあそびでもあります。
普段なかなかできないような豪快な遊び方を楽しんだり、
全身を動かしながらはしゃいだり…!
戸外で思いきり 泥んこあそび を楽しむことで、
気持ちが開放的になり、心地よさを感じられる子が多いと思います。
最初にお話したように、もちろん苦手なお子さんもいますので、
一人一人の様子に配慮しながら、
楽しめるような環境をつくってあげることが大切です。
以上、ねらいを5つご紹介しました。
年齢や状況によって、細かなねらいは変わりますが、
このようなねらいを元に保育の中で『 泥んこあそび 』を行っていきます。
保育所保育指針の「保育の内容」、環境や表現の分野もチェックしておきましょう。
3.あそびのアイディアをご紹介♪
最後に、子どもたちと楽しめる 泥んこあそび のアイディアをご紹介します。
チョコレートやさん
泥んこあそび の定番!?
泥んこをチョコレートに見立てて、カップや型にトッピング♪
たくさん並べてチョコレート屋さんを楽しみましょう!
泥んこ足湯
泥んこの中に足を入れて、心地よさを味わいます。
椅子やベンチを並べて、座りながら足湯ごっこ♪
のんびり~な雰囲気を楽しみましょう。
泥んこ宝探し
泥んこの中に、葉っぱや石などを入れて、手探りで探し当てるあそび。
石を使う場合は、安全の為たらいなどの中で遊ぶといいです。
幼児さんは、制限時間を設けてゲームのようにしても楽しいですよ♪
いかがでしたか?
保育実習で 泥んこあそび をする機会があれば、
ぜひ、子どもたちと一緒に楽しんでくださいね♪
実りある実習となりますように…
応援しています!