『 春分の日 』とは何か知っていますか?今回は、 春分の日 の意味や由来、子どもへの伝え方などをご紹介します。また、 春分の日 に絡めた保育で使える活動例も載せていますので、ぜひ参考にしてみて下さい♪
1.『 春分の日 』って何?意味や由来を解説!
寒い冬が終わり、だんだんと春らしく暖かい日が増えてくる3月。
上着を脱ぎ、元気いっぱいで遊ぶ子ども達の姿が見られるようになります。
3月の祝日といえば、
『 春分の日 』。
みなさんはこの『 春分の日 』について、
意味や由来を知っていますか?
今回は、この『 春分の日 』について、
意味や由来、保育の視点から子ども達への伝え方などをご紹介します。
国民の祝日の一つで、
太陽が、天文学でいわれる春分点を通過する日が『 春分の日 』と設定されます。
そのため、 春分の日 は毎年変わり、3月20日か21日で前後します。
※春分点…赤道面と黄道面が交差する地点。
二十四節気のひとつでもある春分は、
太陽が真東からのぼり、真西に沈むため、昼の時間と夜の時間はほぼ同じ長さに。
そして、国民の祝日に関する法律では、
春分の日 を次のように定めています。
春分の日 春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
春分の日 は、春の自然に触れ、
その恵みに感謝しながら、
自然の大切さや、自然を守っていくことの必要性を改めて感じる日となればいいですね。
また、 春分の日 を中日とした前後3日間、合わせて7日間はお彼岸です。
お彼岸は日本の仏教行事で、お墓参りや法要などを行い、先祖供養をする日。
ぼたもちをお供えしたり、食べたりする習慣もあります。
ちなみにお彼岸は一年に2回、春と秋にあり、
秋のお彼岸は、秋分の日を中日とした7日間です。
2.子どもへはどう伝える?
『 春分の日 』について子ども達に伝えるにはどうすればいいでしょうか?
例えば、
子ども達が理解しやすい部分をピックアップしたり、
絵などを使って説明したりすると、伝わりやすいのではないかと思います。
それでは、子どもへの伝え方の例をご紹介します。
みんな、『 春分の日 』って知っているかな?
祝日って言って、保育園や学校がお休みになる日です。
今年の『 春分の日 』は3月21日。
この『 春分の日 』はどんな日なのかというと、
お日様が出ている明るい時間と、お日様が沈んでいる暗い時間が同じくらいの長さになる日なんだって。
みんな、気付いているかな?
最近、夕方でもまだ少し明るいでしょ?
これは、お日様が沈む時間が遅くなったからなんだよ。
冬は明るい時間の方が短くて、暗い時間の方が長くなります。
夏はその反対で、明るい時間の方が長くなって、暗い時間の方が短くなります。
その丁度間で、昼と夜が同じ長さになるのが『 春分の日 』なんだよ。
それから、
春は暖かくなって色々な種類のお花がたくさん咲いたり、
冬眠していた動物さん達や虫さん達が元気になる季節です。
みんなも、きれいなお花をたくさん見たり、
虫さんを見つけたりしてみてね♪
3.『 春分の日 』に絡めてこんな活動もおすすめ♪
最後に、 春分の日 に絡めた、保育で使える活動例をご紹介します。
テーマ『春を見つけに行こう!』
≪内容≫
・お散歩に出掛け、春のお花や虫などの生き物を見つける活動。
・春の自然を見つけたらシートにシールを貼って、何を見つけたのかも記入する。(保育士が行う)
・園に帰ったら、何を見つけたのかみんなで振り返る。名前のわからない花や虫は、図鑑などで調べる。
≪必要なもの≫
・シート
・シール
・筆記用具
≪ポイント≫
・見つけたら保育士に言いに来てもらい、みんなでどんな花、生き物なのか確認しよう!
・シールに、お花マークや虫マークなどを付けておくとパッと見てもわかりやすい。
・カメラで見つけたものを写真に撮っておくと、後で振り返りに使えたり、掲示したりすることが出来るのでおすすめ♪
いかがでしたか?
今回は、『 春分の日 』について、
意味や由来、保育の視点から子ども達への伝え方などをご紹介しました。
保育の中で子ども達にわかりやすく説明するのは難しいこともありますが、
伝え方を工夫することで、
子ども達も理解できるようになります。
自分の身の回りのことに興味を持つようになる時期でもあるので、
子ども達の理解できそうな範囲で、
身近な行事や出来事を伝えていけるといいですね。
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