潜在保育士 という言葉もあるほど、資格を持っているのに 保育士 として働いていない人が多い保育業界。 なぜ辞めてしまう人が多いのでしょう? 今回は、 保育士 が辞める理由を 保育士 の本音を織り交ぜながらお伝えしていきます。
1. 保育士 はなぜ辞めたくなるの?
子どもが好き!!良い先生になりたい!!と思っていたはずなのになぜ辞めたくなってしまうのでしょうか?
理想だけでは続けることが出来ない体力勝負の仕事= 保育士 。
実際に 保育士 として保育現場を見てきたからこその辞めたくなる理由をお伝えします。
・人間関係
1番の離職理由と言われる「人間関係」
保育士間の人間関係だけでなく、保護者対応や保護者からのクレームを受け辞めたくなってしまうことも。
また複数担任だからこそのストレスもあります。
例えば、クラス運営についての意見の食い違いや、ベテラン保育士 、新人保育士の仕事の分担量の違い、正職員とパート保育士の働き方の違いなど感じるストレスもさまざまです。
・給料面
子どもたちの命を預かる 保育士 。事故などがないよう日々子どもたちを見守りながら、円滑に保育を進めていく。
また、行事の準備での残業や、日中にできなかった書類や製作準備などの持ち帰り仕事も多いですよね。
それにしては、他の職種に比べ給料が少し少ない気が・・・。
プライベートも充実させたいですし、男性保育士であれば将来家族を養っていくことを考えると少し悩んでしまう部分です。
体力面
乳児クラスになれば、抱っこにおんぶ。幼児クラスでは、パワーいっぱいの子どもたちと一緒に走り回って遊ぶ。まだまだ女性社会の保育園では力仕事も女性の仕事。考えるだけでも体力勝負ですよね。
年齢を重ねていくにつれて、体力面がネックとなり辞めたいと思い始める方も。
2. 辞めたいと思った時にしてほしいこと
「辞めたい」と思い始めるとすべてのことがマイナスに見え始めますよね。
「せっかく希望をもって 保育士 になったはずなのにもったいない・・・。」と責めるつもりはありません。
ただ、自分の気持ちをはっきりさせるためにもやってみてほしいことがあります。
・自分で改善できることはないか考える
体力不足で辞めたいと思っているなら、休日に体を動かしたり筋力トレーニングをして体力をつける。
人間関係で悩んでいるならば、可能であれば周りに相談してみる(なかなか難しいですよね・・・。)
など
状況を改善できることがあれば、
1度自分で動いてみることも大切です。
自分で動いてみることで、状況が好転することもありますし、動かずに辞めてしまった時の「あのときこうすれば良かった。」という後悔をしなくてすみます。
そして何より自分で動いたことで、自信をつけることができます。
そしてうまくいかなかった時に人のせいにせずに済むので、精神的にも成長することができるのでおすすめです。
3.それでも保育の仕事が好きなあなたへ
いろいろ行動はしてみたけれど、やっぱり辞めたい。
そんな時、考えてほしいのが「この園を辞めたいのか」それとも「 保育士 を辞めたいのか」です。
園を辞めたいだけであれば、転職活動をして新しい園に転職し 保育士 を続けていきましょう。
新卒で長く勤めたいと思える園に出会えるなんて少数派だと思うんです。
仕事をしてみたからこその働きやすさ、自分の譲れない条件などが明確になってくるのではないでしょうか。
また、やっぱりこんな保育がしたいなぁと自分の中の保育方針が変わることだってあります。
そして、変わることは悪いことではありません。
学生の頃、新卒、中堅、ママさん、ベテランそれぞれの年代で考えは変わるはずです。
そして、「 保育士 を辞めたい方」。一旦、辞めて休憩してみましょう。
辞めたからこそわかる、 保育士 のすごさやすばらしさを再確認することもあると思います。
また、やりたいなと思った時、 保育士 として復帰してみてもいいのではないでしょうか。
それができるのも保育士という資格の強さ!
また就職口も広く、アルバイトから正規職員と選べるのも強みです。だからこそ心が疲れてしまった時は、休憩を入れてみてくださいね。
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