保育実習 で泣く子を見かけたらどうしますか?実習生としては対応が難しく戸惑ってしまうかもしれません。けれどこれを読めば大丈夫!保育士がやっている、子どもの気持ちを聞き出す方法をお伝えします。他の実習生と差がつくかも!?
1. 保育実習 で泣く子に遭遇したらどうする?
保育実習 にいくと、「うえ~~ん!!」と大声で泣いている子に遭遇することがありますね。
実習生としては、対応に困ってしまうのではないでしょうか。
「どうしたの?」と聞いても原因が分からないこともあります。
「泣かないで!」「楽しい遊びをしようよ!」と子どもの気持ちを受け流してしまうことも。
それでも泣き止まず、担任の先生に助けを求めることがあるかもしれません。
そこで今回は
泣く子への対応の仕方についてお伝えします。
2. 保育実習 で泣く子への対応は発達に合わせて変えよう
まだ言葉の話せない0~1歳頃の子どもたちは、泣くことで「不快」の感情を伝えています。
そのため保育者は、状況をじっくり見極めることが大切。
「オムツが汚れてないかな?」
「おなかがすく時間?」
「抱っこしてほしいのかな?」
「このオモチャが使いたい?」
ひとつひとつ確認して「不快」を取り除いていきましょう。
言葉が話せるようになった子どもたちは、考えていることも複雑。
状況を見るだけでは、気持ちを読み取ることは難しいでしょう。
そこで保育者は、
子どもの気持ちを聞き出すことが必要になります。
3.保育実習 で泣いている子の気持ちを聞き出す方法は?
では、保育士がしている「子どもの気持ちを聞き出す問いかけ方」をご紹介します。
1.子どもの気持ちを受け止める
大泣きしている子はパニック状態。
「どうしたの?」と聞いても自分から原因を話すのは難しいです。
まずは気持ちを受け止めてあげましょう。
「イヤなことがあったんだね。」
すると子どもは「うん」とうなずきます。
次に「悲しかった?悔しかった?イヤだった?」と聞きます。
子どもが答えたら「そう、悲しかったのね」などとオウム返しをします。
2.子どもの気持ちや状況を整理する
子どもが感情を自分で言葉にすることで、気持ちが整理され落ち着きます。
また受け止めてくれた相手に対し、信頼感を持てます。
そこで初めて保育者が「なにが悲しかった?」と聞きます。
子どもが「○○ちゃんがイヤ」と言ったら
保育者は「そう、○○ちゃんがイヤだったのね、どうして?」
と、ひとつひとつ、受け止めながら聞いていきます。
この時途中で「え?○○ちゃんは悪くないよ」「そんなこと?」など否定の言葉をかけないように要注意。子どもが本当の気持ちを言えなくなってしまいます。
3.子どもが自分で解決できるよう促す
「オモチャを使おうとしたら、○○ちゃんに、ダメって言われた」という原因が分かったとします。
その時すぐに解決策を言ってしまいたくなりますが、もうひと頑張り!
子どもが自分で解決していけるようにしていきましょう。
「○○ちゃんはどうしてダメって言ったのかな?」
と問いかけます。
相手の気持ちや状況を想像できるように言葉かけをしていきます。
子ども自身が気づけるまでヒントをだしていきましょう。
「○○ちゃんが使っていたオモチャを急にとったから怒った」と気づけたら
「じゃあどうすればいいかな?」と問いかけます。
「貸してって言う!」「順番につかう!」などその子の納得する解決策を思いついたら、
バッチリです!
子どもは自分がどうしたらよかったのかわかり、スッキリして笑顔が戻りますよ。
4.保育実習 で実践して一歩先いく実習生になろう♪
保育実習で泣く子がいた時には
1.気持ちを受け止める→2.気持ちや状況を整理する→3.解決策を自ら考えるよう促す
この3STEPを心掛けて対応していきましょう!
泣くことしかできなかった子どもが、少しずつ自分で問題を解決できるようになっていきます。
今回紹介した「子どもの気持ちを聞き出す問いかけ方」をすれば、みんなより一歩進んだ実習生になれますよ♪
子どもが心を開いて気持ちを話してくれると、とても嬉しいです。
そしてなにより、泣いていた子を自分の関わりで笑顔にできることが嬉しいですよね。
ぜひ保育実習でやってみてくださいね!
子どもたちと心の通った実習になるよう、応援しています。