誰もが緊張する 保育実習 。最初の挨拶が楽しく実習を過ごすためのカギとなります。ここでは 保育実習 初日の、保育士と保育園児に向けた挨拶のポイントを紹介します。
1. 初日だけでなく挨拶はとても大切!
保育実習中、初日はもちろんですが毎日必要な場面ではきちんと挨拶することが大切です。
挨拶をしなければならない場面はたくさんあります。
その際、先生方に対しても子どもたちに対しても適切な言葉遣いで挨拶することを心がけましょう。
きちんと挨拶ができるだけでも好印象を持ってもらいやすく、関係も良好なものが築けます。
常に元気に気持ちの良い挨拶をするよう心がけましょう!
どうしても最初の日は緊張してしまい顔がこわばったり声が小さく暗くなったりしがちです。
先生方や子どもたちから近寄りがたい印象を持たれてしまうこともあります。
保育園に着く前に一息ついて緊張をほぐし、いつもより大きく明るい声を出すよう心掛けましょう。
2. 先生方に向けての初日の挨拶例文
先生方への挨拶は実習初日に保育前に行われます。
ミーティングがある保育園なら、ミーティングで全体に向けて挨拶が可能です。
しかし、ミーティングが実施されない場合には保育の合間に行うことになります。
どちらにしてもあまり時間がない中で挨拶をすることになります。
そこで、できるだけ短くシンプルな挨拶をすることを心がけましょう。
挨拶の際には「名前、学校名、学年」を必ず伝えるようにします。
その後、時間がありそうならひとこと添えるようにしましょう。
ひとこと伝える内容としては以下のようなものがあります。
・ 保育実習 で学びたいこと
・今日の保育目標
・特技
・学校での専攻内容や卒論のテーマ
もちろん時間がなかったり緊張して言葉が出てこなかったりすることもあります。
そのときは無理に何か言おうとする必要はありません。
最低限の名前や学校名とともに「よろしくお願い致します。」ということだけ伝えるのでも十分です。
ただし、実習目標は担任から聞かれることが多いので答えられるように自分の考えをまとめておくようにしましょう。
3. 子どもたちに向けての初日の挨拶例文
子どもたちへの挨拶は担当クラスが変わるたびに必要になります。
実習中は2日ほどで担当クラスが変わり、全学年の保育を経験することが多いです。
学年によって挨拶の内容を変えて、子どもたちに伝わりやすい挨拶ができるように心がけましょう。
乳児の場合には名前を伝えた後に「よろしくお願いします」とか「仲良くしてね」といったことを伝えるようにします。
子どもたちの目線に合わせるように配慮し、名前が聞き取りやすいように大きくはっきりゆっくりと伝えることを心がけましょう。
幼児の場合にはもう少し伝える内容に工夫をします。
名前を伝える際にあいうえお作文にしたり、好きなことや楽しみにしていることを伝えたりするとよいでしょう。
例えば、あいうえお作文は名前が「はなえ」の場合には体や保育室にあるものを指さして紹介すると盛り上がります。
「は」は歯を指さし
「な」はなわとびを指さし
「え」はえんぴつを指さし
好きなことや楽しみなことは「みんなと思いっきり外遊びをしたい」「リズムの時間が楽しみ」といったことで構いません。
保育実習中にイベントがある場合には、イベントを挙げるのもよいでしょう。
他にも名前にまつわるエプロンシアターやペープサートといったものを作っておくのもおすすめです。
子どもたちが見やすい大きい名札を作っておくと、実習だけでなく就職してからも役立ちます。
最初の自己紹介によって子どもたちの中でのあなたの印象も大きく決まります。
せっかくの 保育実習 ですから、子どもたちとたくさん交流をしたいものです。
「この人と仲良くなりたい!」「もっとお話したい!」と思ってもらえる自己紹介を考えておきましょう。