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実習にも活かそう!保育の『 食育 』ってどんなもの?どんな活動?

保育の中で『 食育 』という言葉をよく聞くけれど、実際にどんなものなのかよくわからない。保育園ではどんな活動をしているの?…そんな実習生さんの疑問にお答えします。『 食育 』の活動をしっかりと理解して、実習にも活かしていきましょう!
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1.『 食育 』とは…どんなもの?

保育を学んでいる中で『 食育 』という言葉をよく聞きますよね。
『 食育 』とは何か、理解していますか?
まず、『 食育 』とは…
子どもが身近な大人からの援助を受けながら、他の子どもとのかかわりを通して、豊かな食の体験を積み重ね、楽しく食べる体験を通して、食への関心を育み、食を営む力の基礎を培う
出典:保育所における食育に関する指針(平成 16 年3月 29 日付け雇児保発 第 0329001 号厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課長通知)
つまり、『食』に対する意欲を育てるということです。
『食』は、生きていく上で、なくてはならないもの。
子どものうちから、『食』に対する意欲をもてるよう、また『食』の大切さを感じられるような働きかけが重要なのです。
私が保育士として働く中で、食べることが好きな子どもは多かったのですが、中には食べることに興味のない子どももいました。
保育士としては、食に興味をもってもらいたいという思いがありますが、
無理強いすることはよくないので、
どのようにアプローチすればよいのか悩むこともよくありました。
試行錯誤しながら、様々な 食育 の活動をしている保育現場。
では、実際にどんな活動をしているのか
保育園での食育活動のポイントはこの4つ。
保育の『 食育 』
*知る
*味わう
*育てる・収穫する
*調理する
この4つのポイントを踏まえて、具体的な活動内容を見ていきましょう。

2. 保育の『 食育 』活動をご紹介します!

では、実際にどのような活動を保育に取り入れているのか、4つのポイントに分けてご紹介します。

【知る】

歌や絵本などで、食を題材にしたものを取り入れる。

子どもたちに身近歌や絵本などを使って、食に対する興味を高めます。
野菜の名前を覚えたり、料理に興味を持ったりするきっかけになるのです。
例:やさいの手遊び、料理を題材にした絵本…など

実際に見たり触ったりする。

食材を実際に見たり、触ったり、匂いを嗅いだりすることで興味を高めます。
五感を使って食を感じること。
「ピーマンはこんな形をしているんだ!」
「ねぎはこんな匂いがするんだ!」
と、子どもたちは様々な発見があります。
例:畑の野菜を見たり触ったりする、給食調理前の食材を見せてもらう…など

【味わう】

給食などで様々な食材を味わう。

給食では、季節によってな食材がたくさん取り入れられます。
お腹を満たすことだけでなく、どんな味がするのかを知ることも大切。
また、保育士や友達と一緒に食べることで、食事の楽しさを感じられるよう、保育士は楽しい雰囲気づくりも心掛けています。

【育てる・収穫する】

畑で野菜の栽培をする。

子どもたちと一緒に、畑やプランターで野菜の栽培をします。
普段土いじりをする機会が減ってきている中で、
子どもたちが野菜を育てる経験をすることには、大きな意味があります。
小さな苗がどんどん育って実が成ると、子どもたちは大喜び!
自分たちで育てる野菜には思い入れも強くなります。

芋ほりなどの収穫体験をする。

保育園の行事として、収穫体験を行う園が多くあります。
収穫を経験することで、収穫の大変さ野菜が畑でどうやって成っているのかも知ることができますね。
広い畑に入らせてもらったり、農家さんのお話を聞いたりすることも大切な経験。

【調理する】

給食やおやつの調理作業を経験する。

給食やおやつのクッキングデーを設けて、子どもたちが調理作業を体験する活動。
園によって程度は違いますが、包丁で食材を切ったり、ホットプレートで焼いたり
保育の中で行うので、安全には注意が必要ですが、
子どもたちはとても喜んで取り組みます。
自分たちで作った料理は格別!
調理する楽しさや、達成感も味わうことができます。

3.『 食育 』の視点を実習にも活かそう!

ここまで保育の『 食育 』活動についてご紹介しました。
保育園で実際にどのような活動をしているのか、イメージが湧きましたか?
『 食育 』を難しく考えなくて大丈夫!
楽しく食べる、野菜の名前を知る…など、
身近なことも 食育 の一つなのです。
ですから、実習生のみなさんも実習に取り入れることができますよ。
『 食育 』をねらいとしての活動を実習に取り入れてみてはいかがですか?
また、『 食育 』の視点から子どもたちの姿や保育士の援助を見ることで、
新たな気づきが出てくるかもしれません。
貴重な保育現場での実習。
ぜひ、様々な視点・角度から保育を学んでくださいね。
応援しています!

執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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