一生懸命に取り組んだ保育実習。
精神的にも体力的にも、もうヘトヘト…。やっとの思いで保育実習を終えた実習生にとって、その後に書かなければならない お礼状 は、わずらわしく感じるかもしれません。
私も学生の頃は、「どうしても書かなきゃだめ?」「めんどうくさいな~」「意味あるの?」と友達と言い合っていて…。「できることなら書きたくない」と内心思っていました。そして学校から言われるがままに、仕方なく お礼状 を書いていました。
そんな私も保育士として実習生を迎える側になり、今思うと、そんな思いで お礼状 を書き、実習先の先生方にとても申し訳ないです…。反省の気持ちでいっぱいです。
せっかく お礼状 を書くのであれば、イヤイヤ取り組むのではなく、気持ちを込めて書きたいですよね。
そこで今回は お礼状 を書く前に、 お礼状 を出す意味について考えていきましょう!
実習生は、保育中の掃除や雑用を任されることもあり、実習をしつつ「自分は先生のお手伝いをしている」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、それは大きな勘違いです!
実際は、日々の保育で多忙な中で、実習生の指導をし、実習録のチェックや指導、コメント記入、反省会を開くなど、先生の業務は大幅に増えます。保育中も子どもの行動を把握しつつ実習生の動きまでも視野に入れなければならなくなります。
実は、雑用や掃除も実習生に一から、説明するより自分でやった方が早かったりもします。
実習生の受け入れは、現場の先生にとって負担の方が大きいのです。
それでも実習生の受け入れをしてくれるのは、未来の保育士を育てるため、つまり実習生自身のためなのです。
また長年あなたの学校から実習生を受け入れていることもあります。
あなたと実習先だけの繋がりだけでなく、学校の先輩たちが実習や就職をするなど、学校との長年の付き合いがあるからこそ、実習をさせてもらえることもあるでしょう。
お礼状 を書かない、雑に書く、などの失礼があっては、次年度からの実習生受け入れに影響がでて、母校や後輩に迷惑がかかることもあるかもしれません。
送った お礼状 は、実習先でどうなるのでしょうか。
ある園では事務所に張り出され、数週間、先生方の目にとまります。
観覧できるように各クラスに回していく園もあるでしょう。いずれにしろ、全職員が時間のある時にじっくり読むことができるようにしています。
「学んだこと」「嬉しかったこと」「反省したこと」「これから学ばなければならないこと」など、気がついたことを謙虚に書きましょう。
そして丸字などの癖のある人は気をつけて、楷書で、1字1字丁寧に書いていきましょう。
お礼状 で感謝の気持ちが伝われば、忙しい中一生懸命に対応してくれた先生方にとって大きな励みになります。
保育実習は、 お礼状 まで気を抜かずにもうひと踏ん張り!
ステキな保育士、そして社会人を目指して頑張りましょうね。
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執筆者:ほいコレ 編集部