「
愛着形成」の完成は2歳〜3歳ごろと言われています。
※自閉症児は、愛着形成しにくく、年齢より遅れて完成すると言われています。
主に上記のことが園でよく見受けられる状態があります。
特徴が発達障害の特性に似ている所もあるので決めつけることはできませんが、1つの指針になります。
子どもにとって保育園、幼稚園は一日の大半を過ごす場所になりますよね。
信頼し安心できる場所でないとどんな園になると思いますか?
それは、入園当初によく見かける場面です。
・泣く子が続出。
・指しゃぶりをする子が増える。
・クラスでのトラブルが多くなる。(噛んだり・叩いたり)
・部屋のすみっこから離れない。
こんな様子が続いてしまいます。
この状況を時間がないから、実習で指示されていないから、バイトだし…とそのままにしてしまうと、その子どもに対して倍の時間を使わなればいけなくなり、悪循環な保育時間になってしまいますね。
では、どのように先生は対応するのがいいのでしょうか?
3.保育士・幼稚園教諭ができる子どもへの対応は、○○がキーワード
「愛着形成」は、3歳までの過程で完成と言われていますが、それを超えたからと言って取得できないわけではありません。
3歳までに取得した愛着は6~7割ほどが人生で変わらないとなっていますが、それ以降の年齢で人との信頼を築き上げていくことで、愛着を獲得することもできます。
それを「獲得型の愛着」と呼びます。
愛着形成=親子関係と思う方が多いと思いますが、先生でも愛着形成を促すことができます。
大切なのは、“特定の大人”と愛着形成をする事です。
では、先生はどんなことができると思いますか?
・キーワードは1つ
それは、「感情に寄り添う」ことです。
「愛着形成」の基本は子どもの欲求を満たすことから始まります。
ゴールは、「この先生、私・僕を分かってくれる。」安心するということです。
では、保育の中でどう対応すればいいのでしょうか?
それは、日々の園生活の中で“1対1”の時間を作ることです。
その時間には、個人差があります。
数分で満足する子や、20分かかる子など様々です。
関りの中で、その子にはどれぐらい必要なのか見極め接していきたいですよね。
・ここでよく聞かれるQ&A
Q→「見極めるって何でわかるの?」
A→「基準はない! 保育の関わりで「あっ!満足しているな!」と思う感覚がわかってくる」
だから、はじめは失敗するもの!
それを恐れず沢山、関わってあげてくださいね。
その積み重ねが愛着につながってきます。
・学習ポイント
愛着関係の保育に関した本は沢山あります。
このコラムで気になった方は是非、「愛着関係 保育 本」で検索してみてくださいね!
きっと良い本に出会い、プロレベルがUPすること間違いなしです。
保育のプロは気になったことはどんどん追求し自分のモノにしていくことが必要ですよ!