検索

ほいコレinfo produce by ほいコレナビ

保育実習で5歳児を担当するときのねらいは?活動例や指導案の書き方を紹介

5歳児
保育実習で5歳児を担当することになり、ねらいや活動選びに悩んでいる保育学生さんへ。この記事では、5歳児の発達や部分実習で使える活動例、指導案の書き方、保育者の援助や注意点をわかりやすく紹介します。
index

5歳児は、保育での最年長クラス。
保育実習で「5歳児らしいねらいや援助はどう書けばいい?」「もう少し難しい活動にしなければ…」と悩んでいませんか?
実際、私も「5歳児さんだから!」と張り切った記憶があります。
でも実は、無理に難しい活動を選ぶ必要はありません。
大切なのは、目の前の子どもたちが普段どのような遊びを楽しみ、どのようなことに興味をもっているかです。
この記事では、5歳児の発達や保育実習のねらい・活動の選び方・指導案を書くときのポイントをわかりやすく紹介します。
5歳児クラスの保育実習の不安を、少しでも減らして当日を迎えましょう。

1.保育実習の前に知っておきたい5歳児の発達

5歳児は、自分の思いや考えを言葉で伝えたり、友達と相談しながら遊んだりする力が育つ時期です。

主な姿としては、次のようなものが見られます。

・ルールのある遊びを楽しむ
・友達と役割を決めて協力する
・自分で考えて行動しようとする

一方で、思いどおりにならず悔しがったり、友達と意見がぶつかったりすることもあります。

保育所保育指針でも、一人ひとりの発達や姿に応じた関わりが大切とされています

【参照URL】
こども家庭庁「保育所保育指針解説」
https://www.cfa.go.jp/policies/hoiku/shishin-h30-bunkatsu

2.保育実習5歳児クラス【保育のねらい例】

5歳児クラスで部分実習を行うときは、子どもにどのような経験をしてほしいのかを考えて、保育のねらいをたてます
同じ遊びでも「ルールを守ること」を大切にするのか「友達と関わること」を大切にするのかによって、ねらいは変わります。
【5歳児の保育のねらい例】
・友達とルールを共有し、一緒に遊ぶ楽しさを味わう
・自分の考えを言葉や動きで表現することを楽しむ
・友達と協力しながら、遊びを進める楽しさを感じる
※実習日誌の「ねらい」は園や学校によって書き方が異なる場合があります。事前に確認しておくと安心です。

3.5歳児の部分実習で活動を選ぶポイント

部分実習では「難しい活動」よりも子どもが楽しめて、実習生も落ち着いて進められる活動を選びましょう
point!
・子どもの興味や発達に合っているか
・ルールがわかりやすく、みんなが参加しやすいか
・活動時間や人数、保育室の広さに合っているか
複雑な活動は、進行することに必死になり、子どもの表情や反応を見る余裕がなくなることもあります

迷ったときは一人で抱え込まず、早めに担当の先生へ相談してみてくださいね。

責任実習でも、基本的な考え方は同じです。
子どもの姿に合わせて活動や援助を考えることを大切にしましょう保育士と幼児たちが並んでつながり電車ごっこ

4.5歳児の保育実習におすすめの活動例

ルールがわかりやすく、子どもが自分で考えたり友達と関わったりしやすい活動のほうが、5歳児の育ちにつながりやすいです。
実習生にとっても、全体を見ながら落ち着いて進めやすくなります。
よく知っている遊びでも、声かけや導入・ルールのアレンジによって、5歳児らしい学びにつなげられます
ここでは、ルールのある集団遊びや、自分なりに考えながら楽しめる活動を紹介します。
子どもたちの経験やクラスの様子に合わせて、ルールや進め方を調整してくださいね。

フルーツバスケット

呼ばれたフルーツの子どもが席を移動する集団遊びです。
<保育のねらい例>
友達とルールを共有し、一緒に遊ぶ楽しさを味わう
席に座れず鬼になった子どもが悔しそうにしていたら、「次はどのフルーツを呼ぼうか」など声をかけ、次の楽しみにつなげます。
走らずに移動することも伝えておくと安心です。
ひと工夫!
フルーツだけでなく、動物や色、季節のものなど、子どもが親しみやすいテーマに変えてもよいでしょう。
【詳しい遊び方はこちらの記事で】

新聞紙じゃんけん

一人1枚の新聞紙の上に立ち、じゃんけんに負けるたびに新聞紙を半分に折っていく遊びです。
<保育のねらい例>
ルールを理解し、実習生や友達と一緒に遊ぶ楽しさを味わう
新聞紙が小さくなってくると、どのように立てばよいのかを自分で考える姿も見られます。
「立ち方を工夫していたね」と勝ち負けだけでなく、子どもが考えたことにも目を向けましょう。
床が滑りやすくないかも、事前に確認しておきましょう。
ひと工夫!
慣れてきたら、友達とペアになって新聞紙に立つなど、協力して楽しめる形にアレンジすることもできます。

ジェスチャーゲーム

動物や生活の中の動きなどを、言葉を使わず体で表現する遊びです。
<保育のねらい例>
自分の考えを動きで表したり、友達の表現を見て考えたりすることを楽しむ
正解したかどうかだけでなく「大きく動いていてわかりやすかったね」など、表現の工夫も認めましょう。
前に出ることが苦手な子どもは、答えて楽しむこともできます。
ひと工夫!
お題を、動物や乗り物、園生活の場面など、子どもがイメージしやすいものから選ぶと参加しやすくなります。

5.5歳児の指導案を書くときのポイント

指導案を書くときは、ねらい・予想される子どもの姿・配慮・安全面がつながっているかを確認しましょう。
まずはクラスの子どもの姿を思い出し「この活動でどのような経験をしてほしいか」を考えます。
予想される子どもの姿は、楽しむ姿だけでなく、戸惑う姿や参加しにくい姿も考えておくと、配慮を書きやすくなります。
保育者の援助は「声をかける」だけで終わらせず、場面に合わせて具体的に書きましょう。
椅子や素材の置き方などの環境構成も、安全面とあわせて考えておくと安心です。
実習日誌のメモをとる エプロン姿の女性

6.5歳児の保育実習で気をつけたいこと

5歳児の保育実習の注意点は、子どもが自分で考える時間を大切にしながら、必要な場面で支えることです。
困っている姿を見ると、ついすぐに手伝いたくなるかもしれません。
けれど、少し待ってみることで、子どもが自分で考えたり、友達に助けを求めたりする姿が見られます。
「5歳児ならこれくらいできるはず」と考えず、目の前の子どもの姿をゆっくり見ていくことが大切です。
また、指導案どおりに進まない場面があっても大丈夫。
一人で何とかしようとせず、迷ったときは担当の先生に相談してくださいね。
保育士 抱っこされる幼児

7.子どもの姿に合った活動を考えよう

5歳児の保育実習は、難しい活動を行うことよりも子どもの興味や発達に合った活動を考えることが大切!
まずは、普段の子どもの姿をよく見てみましょう。
そこから、どのようなねらいにするか、どのような援助が必要かを考えると、指導案もまとめやすくなります。
はじめから完璧に進める必要はありません。
目の前の子どもの姿を見ながら考えたことや、迷いながら関わった経験そのものが、実習での大切な学びになります。
5歳児クラスの実習、応援しています!

執筆者:まこ 先生(保育教諭1)

保育学生さんを応援しています!