部分実習とは?指導案の書き方を、「ねらい・流れ・準備物」の3点に整理して解説!観察実習との違いや30分の時間配分、年齢別指導案の活動例など役立つ情報がたくさん♪テンプレートを活用して、自信がもてる指導案を完成させましょう。
「部分実習って、正直よくわからない」
「30分で何をすればいいの?」
大丈夫、この記事を読めば当日の流れがパッとイメージできます!
部分実習は、年齢に合った活動を一つ準備できれば大丈夫です。
この記事では、部分実習の意味から、30分の流れ、年齢別の指導案までをやさしくまとめました。
読んで不安を減らせば、当日は子どもたちの笑顔が大きな味方に♪あなたらしく頑張れますよ!
一歩踏み出すあなたを、応援しています。
1. 部分実習とはどんな保育実習?
部分実習は、初めて自分が「主」となって活動を進める実習です。ここでは、部分実習とはどんな実習なのか、観察実習や責任実習との違いをわかりやすく解説します。
・そもそも部分実習ってどんなもの?
部分実習は、30分前後〜1時間の短い時間で、実習生が中心となって保育活動を進めます。
製作・絵本読み聞かせ・運動遊びなど、あらかじめ用意した指導案の活動をしましょう。
初めて子どもたちの前に立って実習するので、緊張しますよね。
でも記事を読み、しっかりと準備すれば大丈夫◎
一日の保育すべてを主導する「責任実習」とは違い、部分実習は短時間。
責任実習前の練習だと思って、失敗をたくさん経験しながら少しずつステップアップしてくださいね!
部分実習については、こちらの記事でもくわしく解説しています。
・観察実習や責任実習との違い
保育実習は、一歩ずつ階段をのぼるようにステップアップしていきます。
観察実習
先生の動きから、保育の様子を見る・知る・気づく
↓
部分実習(30分)
活動の一部を担当する
↓
責任実習(1日)
朝から帰りまで、1日の流れを任される
↓
本実習
保育者として主体的に動く
観察実習・責任実習との違いは、「任される時間の長さ」と「責任の重さ」です。
任される時間の長さ/責任の重さ
部分実習:30分〜1時間ほど/失敗しても先生がフォローしてくれるので安心
責任実習:1日の保育を任される/自分で判断する場面が増える
任される時間が長くなるほど、子ども一人ひとりに合ったさまざまな配慮が必要です。
配慮の例
- 体調の変化に気づく
- 子どもに合わせて活動量を調整する
- 危険に目を配る
いきなり1日任されるのは、不安ですよね。
そんな人のために、まずは短い時間で練習するのが部分実習です。
失敗を恐れず、安心してチャレンジしてくださいね!
2. 部分実習は30分で何をやる?
部分実習では、30分の活動の流れを考えておくと安心です。
- 30分部分実習の流れ
- 30分部分実習のベストな時間配分
タイムスケジュールを具体的にイメージして、しっかり準備を整えていきましょう。
・30分部分実習の流れ
30分部分実習では、「導入→展開→終わり」の3つの型があると安心。
例を見てみましょう!
30分部分実習の流れ(朝の会で絵本を読む場合)
導入:興味を引く
「今日は楽しいお話を持ってきたよ」と声をかけ、子どもが座るのを待ちます。
↓
展開:活動の中心
手遊びを2つほどして盛り上げ、メインの絵本を読みます。
↓
終わり:まとめと切り替え
「面白かったね」と感想を聞き、次の活動へスムーズにつなげます。
全体の流れを頭に入れておくだけで、当日の緊張はぐっと減ります。
「時間が短いから簡単」と思わず、しっかり準備することが大切。
なお、実習終了後の日誌の書き方は、こちらの記事をチェック♪
・30分部分実習のベストな時間配分
30分部分実習の理想的な配分は、導入5分→展開20分→終わり5分です。
時間配分の目安を決めておくと、焦らずに心にゆとりがもてます。
とはいえ、1分1秒を完璧に守る必要はありません!
部分実習では、時間ピッタリに終わらせることよりも「活動の流れ」を止めないことが大切。
たとえば、こんな理由で時間は前後します。
ハプニングが起きても、子どもの様子を見て柔軟に調整すればOK。
無理に詰め込んで焦ってしまうより、子どもたちと楽しみながら、明るく進行しましょう♪
3. 【年齢別】おすすめ!部分実習の指導案例
年齢によって子どもの発達段階は異なります。ここでは、子どもの発達に合わせたおすすめの活動をご紹介!
- 3歳児|手遊び/スタンプ遊び/絵本読み聞かせ
- 4歳児|折り紙/絵本読み聞かせ/ゲーム遊び
- 5歳児|制作(製作)/運動や体操/パネルシアター
部分実習の指導案に活用してくださいね。
・3歳児|手遊び/スタンプ遊び/絵本読み聞かせ
3歳児さんは「自分でやりたい!」気持ちが膨らむ時期です。
おすすめの活動
- 手遊び
繰り返しが多くて簡単なものが◎
おすすめ:「グーチョキパー」「むすんでひらいて」
- スタンプ遊び
ポンと押すだけで簡単
「自分でできた!」と達成感が得られる
- 絵本
動物や特徴的なキャラが出て来る、リズムのいいお話が◎
おすすめ:「もこもこもこ」「だるまさん」シリーズ
成功のコツは、短時間でも子どもが「できた!」を感じられる活動にすること。
手遊びなら、ゆっくりと大きな口で歌いましょう♪
子どもたちもマネしやすく、すぐに歌えるようになります。
上手にできたら「できたね!」「楽しいね」と共感し、ほめてあげましょう。
あなたの温かい言葉がけで、子どもたちの心はとても満たされます。
・4歳児|折り紙/絵本読み聞かせ/ゲーム遊び
4歳児さんは集中力が少しずつ伸び、かんたんなルールを理解し始める時期。
わかりやすいルールで、参加しやすい活動がおすすめです。
おすすめの活動
- 折り紙
工程が少ないもの
完成がイメージしやすいもの
達成感を味わえるもの
おすすめ:かぶとやコップなど
- 絵本読み聞かせ
友情や冒険などストーリー性のある内容
少し長めのお話
おすすめ:「ぐりとぐら」「おおきなかぶ」など
- ゲーム遊び
ルールがシンプルなもの
おすすめ:「しっぽ取り」や「宝探し」など
工程が多すぎると飽きやすいため、難しい部分は手伝いながら進められると◎
また、この時期は質問が増える時期。
「◯◯ちゃんはどうしてだと思う?」と聞き返す
お友達と一緒に考えてみる
このように「考える力」を引き出す関わりを意識すると、実習評価もアップしやすいですよ!
・5歳児|制作(製作)/運動や体操/パネルシアター
5歳児さんは思考力がぐんと伸び、お友達と協力して何かを作り上げることが大好き♪
少し高度な活動に挑戦して「みんなで成功できたね!」と、達成感や一体感を目指しましょう。
おすすめの活動
- 製作
ハサミやノリを工夫して使う
完成後に飾り付けも楽しめる内容
- 運動や体操
少し複雑な振付のダンス
チーム対抗のゲーム
- パネルシアター
「次、どうなると思う?」と問いかけ、考える時間を入れる
(終わった後に意見や気持ちを聞きやすくなる)
おすすめ:「三匹のこぶた」「おおかみと7ひきのこやぎ」など
パネルシアターの台本は、完璧に覚えなくても大丈夫。
流れを押さえ、子どもたちとやり取りを楽しみましょう♪
役割をわけることで、30分の時間内でも取り組みやすくなります。
なお、0・1歳児、2歳児の部分実習については、以下の記事でくわしく紹介!
ぜひチェックしてくださいね。
4. そのまま使える!部分実習指導案テンプレートと書き方
部分実習指導案の書き方に迷ったときに役立つ、書き方のポイントとテンプレートをご紹介します。
- 保育指導案に必ず書くべき3つのこと
- 手遊び/絵本/製作/ゲームの指導案テンプレート
指導案作りをスムーズにできるよう、参考にしてくださいね。
・保育指導案に必ず書くべき3つのこと
保育指導案は「ねらい・流れ・準備物」の3本柱を意識すると、書きやすくなります。
ねらい(何を学んでほしいか)
書き方のポイント
「子どもにどんな経験や力を身につけてほしいか」を意識する
- OK例
「進んで〇〇してみる」「楽しみながら〇〇の仕方に気づく」
- NG例
「正しく〇〇させる」「〇〇を完璧に覚える」
流れ(具体的にどう進めるか)
書き方のポイント
「導入→展開→終わり」の3段階でまとめる
保育者の声かけや、子どもの反応を想像する
当日の動きをシミュレーションする
時間の流れに沿って書く
準備物(何を準備するか)
書き方のポイント
必要な物はチェックリストにする
例:ピアノや絵本の置き場所、BGMの有無、のりや色鉛筆の本数
なお、指導案では「ダメ・早くして・〇〇ちゃんはできるのに」などの否定・比較表現はNG。
すべて、保育士が言ってはいけない言葉です。
前向きな言葉選びを意識することが、よい指導案への近道◎
部分実習指導案の書き方の詳細は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
・手遊び/絵本/製作/ゲームの指導案テンプレート
活動ごとに押さえるべきポイントを整理しました!
以下のテンプレートを参考に、指導案へ書き出してみましょう。
手遊びの指導案テンプレート
①曲名
②ねらい
③歌詞や動き
④子どもの反応への対応
・テンポが合わないとき
・まねが難しい子がいるとき
⑤時間配分
絵本の指導案テンプレート
①題名
②ねらい
③読み方のポイント
・声の強弱
・間の取り方
・ページをめくるタイミング
④読み終わった後の問いかけ
⑤時間配分
製作の指導案テンプレート
①作る物
②ねらい
③工程(順に整理)
④工程ごとの言葉かけ・援助
⑤片付けの流れ
⑥時間配分
ゲーム遊びの指導案テンプレート
①ゲーム名
②ねらい
③ルール説明(実際にやって見せる)
④注意点と配慮
・走る場所
・参加がむずかしい子への関わり
⑤応援や声かけ
⑥時間配分
指導案作りで大切なのは、「これだけは伝えたい!」ねらいを一つに絞ること。
軸が決まれば、書く内容に迷いがなくなります。
目標例
手遊び:保育者と一緒に手を動かし、リズムの心地よさを味わう
絵本:お話の世界に親しみ、展開を想像してワクワクする
製作:ハサミを安全に使い、形が変わる面白さを感じる
ゲーム:ルールを知り、友達と競ったり協力したりする楽しさを知る
テンプレートを自分なりにアレンジし、使いやすい形に整えてくださいね。
5. 部分実習中に困った!おすすめ対処法
部分実習でハプニングはつきもの。しかし、代表的な対処法を知っておくと、焦らずスムーズに対応できます。
- 活動に子どもが参加しない
- 時間が余った/足りなくなった
具体的に確認しておきましょう。
・活動に子どもが参加しない
初めての実習生に、子どもたちは怖かったり、恥ずかしかったり、興味が無かったり…。
中には「やりたくない」と言う子が出て来ることもあります。
でも、慌てなくて大丈夫◎
子どもたちは一人ひとりの性格が違うため、無理に誘わなくてOKです。
まずは、その子の気持ちを丸ごと受け止めましょう。
少し離れた場所から見ているだけでも、子どもにとっては立派な「参加」です。
「〇〇ちゃんは、音楽かけてくれる?」と、別の役割を提案してみるのもおすすめ♪
小さなお手伝いをお願いすることで、「必要とされている」と感じてもらえます。
時間が経つうちに、自然に輪に入れることもありますよ。
一人ひとりのペースを大切にしてあげてくださいね。
・時間が余った/足りなくなった
想定よりも時間配分が進まないハプニングは、実習ではよくあること。
臨機応変に対応してみてくださいね。
時間が余ったとき
- 手遊びや、短いクイズを2個〜3個用意しておく
- 「みんなの好きな歌を歌おうか!」と子どもを楽しませる
こ時間が足りなくなったとき
- 無理に最後まで終わらせなくてもOK
- キリのいいところで、笑顔で先生にバトンタッチ
例:「続きはまた明日、先生と一緒にやってみてね!」
時間を守ることも大切ですが、「楽しかったね!」で終わらせられると◎
子どもたちの満足した笑顔を楽しみに、部分実習では「予備ネタ」を忍ばせて心の余裕をもちましょう!
将来保育士になったときにも、柔軟な対応力は役立ちます。
6. 部分実習を成功へ!まずは「ほいコレナビ」をチェック
部分実習を前に、指導案作りや当日の進め方などを考えると緊張しますよね。
少しでも緊張を減らすには、実習先の園の雰囲気をあらかじめ知っておくことがおすすめです。
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一人で抱え込まず、私たちをあなたの心強い味方にしてください!
部分実習の準備の流れを掴んだあなたなら、あとは当日のシミュレーションをするだけ。
子どもたちの笑顔を味方につけて、素敵な30分を過ごせるはず♪
一歩踏み出すあなたを、心から応援しています。