保育の仕事は、日々子どもの笑顔に囲まれ楽しいことがたくさん!
「先生大好き!」と言ってくれたり、子どもが昨日できなかったことができるようになったりと、嬉しいことが毎日のようにあります。
その反面、「もう疲れた!」「もう限界~!」と叫びたくなるほど大変なこともあるのも事実です。
保育士が疲れはてるほど大変なこととは、いったいどんなことでしょうか?
私が保育士をしていたころ、この言葉を何度叫んだことでしょう(笑)。
本当にいろいろなことがありましたが、思い出せることをあげていきます。
乳児クラスの新学期は泣き声の大合唱がおこりがち。
持ち上がりのクラスだとすでに園に慣れているかもしれませんが、新入園児の多いクラスだと登園時、泣いてしまう子も多いです。
保護者が見えなくなるとケロっとしている子もいれば、思い出すたびグスン…と1日中涙する子も。
慣れるまでじっくり関わっていくしかないのですが、1ヶ月近くこの状況が続くことも…。
クラスの子の自己主張の激しい時期が重なると、毎日のようにケンカが続くことがあります。
馬が合わないのであれば離れればいいのですが、そういう子同士に限ってお互いが気になり一緒に遊んではケンカを繰り返すことが…。
関わり方を学び合っているので、悪いことではないのですが、ケンカばかりで仲裁のため活動がストップしてしまうことが続くと、先生は大変です。
歩き始めで転びやすかったり、子どもが疲れ気味で不注意が続いたり…細心の注意をしていても小さなケガが絶えないことが。
元気いっぱいの子どもたち、すべてのケガを防ぐことは難しいですが、園でお預かりしている以上、どんなケガも防ぐのは保育士の仕事です。
保護者の方に謝罪をしたり報告書を書いたりすることが続くと、落ち込んでしまいます。
雨の日の保育も室内ならではの遊びができて楽しいもの。
けれどそれが何日も続くと、体を充分に動かせない子どもたちのストレスが溜まって、落ち着きがなくなってきます。
室内ばかりだと遊びを考えるのも一苦労。
先生としては「お願いだから早く晴れて!」と、子ども以上に切実な思いでテルテル坊主を作ってしまいます!
保育の記録を残すのも保育士の重要な仕事。
けれどあまりにも溜まってしまうと「もう疲れた!」とついついこぼしてしまいます。
「書類をためないこと」を日々意識して、コツコツやっていくしかないですね。
大変なことを書き出していくときりがないのですが…。
それでも保育の仕事を続けてこられたのは、それ以上に喜びや楽しさ、やりがいがあるからです!
子どもの成長過程には関わるのが大変な時もありますが、子どもは日々成長しています。
そんな子ども達のサポートをしたり、すぐそばで見守ったりすることができる保育の仕事は、感動する場面が多くあります。
大変な場面を一緒に乗り越えると先生自身も成長することがてきます。
そして、次に同じことが起きた時には違った見方ができるようになってきたりしますよ。
だから保育の仕事は奥が深く、何年やっても楽しいのだと思います。
また、子どもの笑顔は最大の癒し!
毎朝、元気いっぱいの「先生!おはよう!」と、子どもたちの笑顔からはじまる1日は、どんなに疲れていても、
「今日も頑張ろう!」と思うことができるはずです♪
執筆者:ほいコレ 編集部