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保育士は何歳まで働ける?平均年齢・定年後の働き方とキャリアを徹底解説! 

定年後
「保育士=体力勝負」と聞くと、『”何歳まで”働けるんだろう?』と不安になりますよね。実は保育士資格に年齢制限はありません!この記事では保育士は"何歳まで"働けるのかとの視点から平均年齢データ・年齢別の働き方・定年後の活躍先まで解説。最後に「年齢条件付き求人を最短で探すコツ」も紹介します。
index

1. 保育士は”何歳まで”働ける?公立・私立の定年と現役年齢のリアル
・公立園:再任用で65歳まで働くしくみ
・私立園:園ごとに違う雇用延長・嘱託制度
2. 保育士の年齢別平均年齢・年齢層とキャリアパス
・20代:基礎スキルと体力を武器に経験を積む
・30〜40代:主任・副園長でマネジメントに挑戦
・50代:フリー保育・小規模園へシフトし体力温存
・60〜70代:シルバー保育士として補助・見守り
3. 50代・60代からの転職と求人の探し方
・転職成功までの”5ステップ”フローチャート
・ハローワーク&求人サイトで”年齢不問”求人を逃さない
・シルバー派遣・人材バンク活用術〈週15hで月7万円モデル〉
・応募書類&面接で”年齢”を強みに変えるコツ
4. 保育士試験に年齢制限はある?資格取得ステップと最短ルート
5. 保育士 “何歳まで”のよくある質問(FAQ)
6. 今日からできる3ステップで”長く働ける保育士”へ!

1. 保育士は”何歳まで”働ける?公立・私立の定年と現役年齢のリアル

結論からお伝えすると、保育士は「何歳からでも挑戦できて、何歳まででも働ける」仕事です。
資格に年齢制限はなく、70代でも活躍している方がいます。
実際に60歳以上の保育士は全国で6.4%
人手不足の園では、70歳以上を歓迎する求人もあるほどです。
ちなみに公立と私立では「定年」の仕組みが異なるため、働ける年齢にも差が出ます。
「もう遅いかも…」と心配している方も、どうか安心してください。
保育士は、人生経験を活かせる、年齢にやさしい専門職なんですよ。

・公立園:再任用で65歳まで働くしくみ

公立保育園で働く保育士さんは、地方公務員になります。
公務員の定年は原則60歳ですが、「再任用制度(さいにんよう)」を使えば、その後も働き続けられます。
再任用では、希望や園の状況に応じて65歳まで働けるしくみが整えられています。
再任用制度って?
  • 定年後も再び雇用してもらえる制度
  • パートタイム勤務が中心(週20時間未満もOK)
  • 年金と合わせて収入を得られる
  • 学童保育など他の業務と兼務するケースも
「定年後も保育士として働きたい」気持ちをサポートする制度が、どんどん整備されています。
2025年からは少しずつ65歳定年に変わっていく予定なので、これからはもっと長く働きやすくなりそうです。

・私立園:園ごとに違う雇用延長・嘱託制度

私立保育園の場合は、それぞれの園のルールで定年年齢が決まります。
65歳定年の園が多いのですが、園によっては70歳まで働けるところも。
週3日だけのパートタイムの働き方もできます。
時給1,100〜1,400円くらいで、月7〜10万円くらいのお給料になることが多いのです。
ただし、園によって福利厚生(ふくりこうせい:お給料以外の待遇)が全然違うので、働く前に見学に行くことが大切。
パートから正社員になった人もいるので、まずは園の雰囲気を確かめてみてくださいね。
参考:厚生労働省|保育士の現状と主な取り組み

2. 保育士の年齢別平均年齢・年齢層とキャリアパス

「保育士さんって平均何歳くらいなの?」
気になりますよね。
統計によると、保育士の平均年齢は37.7歳、同じ職場で働く期間は平均8.7年
10代から70代まで、本当にいろんな年代の人が働いています。
年齢によって役割や働き方も変わってくるのが、保育士のおもしろいところ。
また、産休・育休を取る人は83%もいて、女性が長く働き続けやすい環境になってきています。
年代別にどんな働き方があるか、表で見てみましょう。
年代 どんなお仕事? 働き方 お給料の目安
20代 クラス担任・行事の準備 フルタイム 18〜25万円
30〜40代 主任・副園長 フルタイム 25〜35万円
50代 サポート・小さい園 短時間・パート 15〜20万円
60〜70代 見守り・お手伝い 週3日くらい 7〜10万円

・20代:基礎スキルと体力を武器に経験を積む

20代は体力もあって、新しいことをどんどん吸収できる時期。
この時期にいろんな経験を積むことが、長く保育士を続けるための土台になります。
20代の保育士さんがよくやるお仕事
  • 0歳児や1歳児のクラス担任
  • 運動会や発表会の準備
  • ピアノや製作活動の練習
  • 保護者の方とのお話
夜勤がある園では、若い人が多めに担当することも。
パソコンでの事務作業も率先してやると、みんなに喜ばれますよ。
体力があるうちに、保育士の基本をしっかり覚えておくことが大切です。

・30〜40代:主任・副園長でマネジメントに挑戦

30代から40代になると、リーダーとしての役割が増えてきます。
処遇改善手当(しょぐうかいぜん:国が保育士のお給料を上げるために作った制度)がついて、お給料もアップ。
現場の保育と、チームをまとめるお仕事の両方をやることになります。
この時期の主なお仕事
  • 困ったことがあったときの最初の対応
  • 新人の保育士さんの指導
  • 勤務表やシフトの管理
責任が重くなる分、やりがいも大きく感じられる時期です。
子育てと仕事を両立している人も多いですよ。

・50代:フリー保育・小規模園へシフトし体力温存

50代になると、無理をしすぎないで働く人が増えてきます。
クラス担任よりも、いろんなクラスをお手伝いする「フリー保育士」になったり、小さな保育園で働いたりする人が多い傾向。
週30時間の正社員制度を使って、フルタイムより少し短めに働く人も。
更年期で体調が変わりやすいときは、園に相談して勤務時間を調整してもらえることもあります。
無理をしないで、今までの経験を活かした働き方が長く続けるコツですね。

・60〜70代:シルバー保育士として補助・見守り

60代以降は「シルバー保育士」として、これまでの経験と知恵を活かします。
週15時間くらい、20人以下の小さな園で、絵本を読んだりお昼寝の見守りをしたり。
年金と合わせて、月7〜10万円くらいの副収入を得ている人が多数。
体操や読み聞かせが得意な人は、とくに喜ばれます。
シニア向けの派遣会社に登録してお仕事を探す人も多いんですよ。
年齢を重ねても、保育の現場でできることはたくさんあるんです。

3. 50代・60代からの転職と求人の探し方

最近「50歳から保育士になりたい」人がどんどん増えています。
未経験でも、ブランクがあっても大丈夫。
働き方を選べば、50代・60代からでも活躍できる保育園はたくさんあります。
まずは「年齢不問」の求人を見つけましょう。
そして支援してくれる機関に登録したり、ボランティア体験をしたりして、園との相性を確かめてみましょう。
その後、履歴書や面接で「年齢だからこその強み」をアピールすることが大切です。

・転職成功までの”5ステップ”フローチャート

50代・60代の転職は、正しい順番で進めることがとっても大切。
迷ったときは、この5つのステップを順番に進めてみてください。
やること コツ
STEP1 求人を探して保存する 「年齢不問」で絞り込み
STEP2 支援センターに登録 履歴書を手伝ってもらう
STEP3 ボランティア体験 園との相性をチェック
STEP4 履歴書を作る 年齢=経験をアピール
STEP5 面接の準備 体調管理を具体的に説明
焦らずに、一歩ずつ進めていけば大丈夫ですよ。

・ハローワーク&求人サイトで”年齢不問”求人を逃さない

求人探しのコツは、定期的にチェックすること。
ハローワークでは「保育士 年齢不問」で検索条件を保存して、週1回は見てみましょう。
求人サイトでは「50歳から転職 保育士」「シルバー保育士」などのキーワードで検索。
新着メールの設定をしておくと便利です。
公立園のパート募集は掲載期間が短いので、朝一番にチェックするのがおすすめ。

・シルバー派遣・人材バンク活用術〈週15hで月7万円モデル〉

都道府県の「保育士・保育所支援センター」やシルバー人材バンクに登録すると、体の負担が少ないお仕事を紹介してもらえます。
お昼寝の見守りや読み聞かせなど、無理のない範囲でできるお仕事が中心。
時給1,100~1,400円で、週3日働けば年金プラス月7万円くらいになります。
登録は無料で、履歴書の書き方も手伝ってもらえます。
正社員になった人もいるので、まずは体験からはじめてみるのがいいですね。
参考:大田区シルバー人材センター|保育補助

・応募書類&面接で”年齢”を強みに変えるコツ

年齢を「弱み」ではなく「強み」として伝えることが、採用のカギ。
履歴書の自己PRでは
「子育て経験と前のお仕事の経験を活かして、保護者の気持ちに寄り添える保育士になりたい」
と書いてみましょう。
【面接で伝えたいアピール例】
  • 「週○回なら夜勤もできます」
  • 「毎日30分ウォーキングして体調管理しています」
  • 「若い職員さんと協力して働きたいです」
面接でよく聞かれる
「体力は大丈夫?」
の質問については、普段の健康管理について具体的に話すと説得力が増しますよ。
保育士は"何歳まで"でも働けます!

4. 保育士試験に年齢制限はある?資格取得ステップと最短ルート

「保育士試験って、何歳まで受けられるの?」
安心してください。保育士試験に年齢制限はありません
何歳からでも保育士を目指せ、実際に50代・60代で資格を取る人もたくさんいます。
保育士になる方法は3つあります。
資格の取り方 内容
保育士試験を受ける 年2回実施(筆記+実技)/筆記合格率30%・実技80%。
最短1年半で取得可能。
保育士の学校に通う 短大・専門学校・大学の卒業で資格取得。
通信制もあり、働きながらでもOK。
職業訓練を受ける ハローワークで無料講座を受講。
テキスト代のみ自己負担、就職支援あり。
自治体によっては、受験料やテキスト代を補助してくれるところもあるので、お住まいの地域で調べてみてくださいね。
自分にあった保育士資格を目指そう
詳しくはこちらの記事で解説しています。

5. 保育士 “何歳まで”のよくある質問(FAQ)

「保育士って何歳まで働けるの?」「年齢がネックにならないか心配…」
そんな疑問にお応えするため、年齢に関する“よくある質問”をQ&A形式でまとめました。
気になるところからチェックして、自分のこれからの働き方をイメージしてみてくださいね。

Q. 保育士になるには最低何歳からですか?

A. 保育士資格が取れるのは最短20歳(短大2年卒業後)です。
高校卒業後に保育士養成校へ進学するのが一般的ですが、保育園で3年間働いたあとに受験する道もあります。
早めに保育士を目指したい方は、高校生のうちから進路を調べておくと安心です。
保育士の就職フェアに参加して、情報収集するのもおすすめですよ。
こちらの記事でもくわしく解説しています。

Q. 45歳・50代でも正社員として採用されますか?

A. はい、年齢を問わず正社員採用されるケースは多数あります。
とくに人手不足の地域では、年齢よりも意欲や経験を重視する園が増えています。
体力が不安な場合は、クラス担任ではなく補助やフリー保育士としての就職もおすすめです。
「年齢不問」「シニア歓迎」などのキーワードで検索すると、見つけやすくなりますよ。

Q. 体力が不安です。何歳まで現場で働けますか?

A. 60代・70代でも、無理のない働き方で保育の現場に立ち続けられます。
たとえば、0〜2歳児の担任は体力が必要ですが、補助業務やフリー保育士、事務を兼ねたポジションなら体の負担は少なめです。
腰痛ベルトの支給やサポート器具を用意している園もあり、園と相談しながら働き方を選べば安心です。
次の記事でも解説しているのでチェックしてくださいね。

Q. 70代で保育士資格を取った場合、働き口はありますか?

A. はい、保育の現場で70代の方が活躍しているケースも多くあります。
一時預かりや病児保育、ベビーシッターなど、短時間勤務が中心の職場が人気です。
シルバー人材バンクを通じた求人もあり、週10時間程度の無理のない働き方ができます。
手遊びや読み聞かせのような特技を活かせる現場もあり、年金との両立にも向いていますよ。

6. 今日からできる3ステップで”長く働ける保育士”へ!

この記事を読んで「保育士は何歳からでも挑戦できる」とわかった方も多いはず。
ここで、一度要点をおさらいしておきましょう。
この記事でわかったこと(まとめ)
  • 公立園と私立園では定年の仕組みが違う
  • 60代、70代でも保育の現場で活躍できる
  • 保育士試験は何歳でも受験可能
  • 50代、60代の転職も増えている
では実際に「何からはじめればいいの?」
今日からできる3ステップを紹介します。
ステップ やること ポイント
STEP1 年代別の働き方を知る 50代は短時間、60代は見守り中心など、自分に合う働き方を見つける
STEP2 体力ケア&制度を調べる 筋トレ・食事・処遇改善手当・短時間勤務制度などをチェック
STEP3 ほいコレナビに登録 求人検索・フェア参加・園見学で一歩踏み出そう!
保育士は“何歳から”でも、“何歳まで”でも挑戦できるお仕事。
あなたの経験や思いやりが、子どもたちや現場にとって大きな力になります。
まずは「ほいコレナビ」で情報収集からはじめてみましょう。
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執筆者:いのとも(保育士)

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