検索

ほいコレinfo produce by ほいコレナビ

認定こども園とは?働くメリットデメリットや種類をわかりやすく解説

メリットデメリット
認定こども園の特徴や保育士として働くメリット・デメリットをやさしく解説。自分に合う園選びや働き方のヒントが見つかります!
index
1. 認定こども園とは?簡単に解説
・認定こども園と保育園の違い
・認定こども園の特徴をチェックしよう
・認定こども園の4つのタイプ|特徴と管轄
2.【メリット】保育士が認定こども園で働く魅力4つ
①0歳~5歳まで成長を見守れる
②教育と保育のプロになれる
・認定こども園で働く人の資格&成長サポート
③処遇改善で給料アップが期待できる
・「保育士=給料が低い」は少しずつ変わってきています
④安心して長く働ける
3.【デメリット】認定こども園で感じる大変なこと3つ
①業務範囲が広く覚えることが多い
②給料は保育園とあまり変わらない
③さまざまなな保護者対応が必要
4. 認定こども園に向いている人/向いてない人とは?
・認定こども園に向いている人
・認定こども園に向いていない人
5. 働きたい園がきっと見つかる!「ほいコレナビ」で探す認定こども園
認定こども園って聞くけど、実際どんな場所かイメージしにくいですよね。
「保育園と何が違うの?」「働きやすいのかな?」と気になる人もいるでしょう。
この記事では、認定こども園の基本、働く魅力やちょっと気になるデメリットまでわかりやすくお伝えします
保育の現場で輝きたいあなたに役立つ情報満載です!
これを読めば、未来の働き方に自信が持てるはず。ぜひ読んで、将来の働き方のヒントにしてくださいね。

1. 認定こども園とは?簡単に解説

「認定こども園」、最近よく聞きますがどんな施設でしょうか?ここでは、認定こども園がどんな仕組みになっているのか、そしていくつかのタイプをわかりやすく解説します。
  • 認定こども園と保育園の違い
  • 認定こども園の特徴をチェックしよう
  • 認定こども園の4つのタイプと特徴・管轄
一つずつ見ていきましょう。

・認定こども園と保育園の違い

認定こども園は、2006年に始まった「教育+保育」の両方を行う施設です。
「保育園と何が違うの?」「認定こども園になると何が変わるの?」と疑問に思いますよね。
保育園との一番の違いは、教育の「学ぶ楽しさ」と保育の「生活サポート」どちらも受けられること。
【認定こども園と保育園の違い】
項目 認定こども園 保育園
教育(文字・数・音楽など) ✕(基本なし)
保育(ごはん・昼寝・おむつなど)
保護者が働いていなくても利用可
0歳〜就学前の子どもが対象
地域の子育て支援 ✕(一部例外あり)
また、認定こども園は保護者が働いている・いないに関わらず、0歳から利用できます
表からわかるように、保育園と認定こども園は、制度上の利用条件や目的が少しずつ異なるんですね。

・認定こども園の特徴をチェックしよう

認定こども園は、幼稚園と保育園のいいところを合わせた新しい施設です。
年齢が違う子どもたちが一緒に遊びながら学べる場所で、2024年には全国で10,483園に増加中
「幼稚園と認定こども園のどちらがいいですか?」とよく聞かれます。
認定こども園は、保育時間を選べることが大きな魅力。
  • フルタイム勤務:最長11時間預けられる「標準時間認定」
  • 短時間預けたい場合:1日4時間程度の「短時間認定」
家庭のライフスタイルに合わせて選べるので、とっても便利ですよね。
「認定こども園は何のためにありますか?」と気になる人も多いようです。
これは、女性の社会進出や少子化対策、待機児童問題を解決するため。
こういった社会的背景を踏まえて、国が力を入れている施設が認定こども園なんです。

・認定こども園の4つのタイプ|特徴と管轄

認定こども園には、大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう!
分類名
(割合)
管轄 特徴・ポイント 働きやすさ・雰囲気の違い
幼保連携型
(約68%)
こども家庭庁
(文部科学省・厚生労働省とも連携)
・新しくできた施設
・幼稚園と保育所の特徴をあわせもつ
・国のサポートが手厚く、働く人への待遇も◎
・いろんな子どもが集まりにぎやか
・保育士と幼稚園教諭、両方の資格が必要
幼稚園型
(約14%)
文部科学省 ・昔からある幼稚園の形態 ・教育重視の家庭が多く、落ち着いた雰囲気
保育所型
(約17%)
厚生労働省 ・昔からある保育園の形態 ・子どもの生活全般のサポートが中心
・行事が少なめ
地方裁量型
(約1%)
地方自治体 ・地域の特色を活かした地元密着型 ・保護者との距離が近く、アットホームな雰囲気
認定こども園は、こども家庭庁が管轄しています。幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省と、それぞれ管轄が違います。
一番多いのは「幼保連携型」で、全体の約7割を占めていますね。
働くうえでは、幼保連携型は「保育士資格と幼稚園教諭免許の両方」が必要です。一方で他のタイプは、子どもの年齢によって必要な資格が変わることもあります。
働き方や雰囲気もタイプごとに違うので、自分に合う場所を探す際の参考にしてくださいね。

2.【メリット】保育士が認定こども園で働く魅力4つ

「認定こども園にすることのメリットは?」と気になる方のために、認定こども園で働くメリットを4つのポイントで解説します。
  1. 0歳~5歳まで成長を見守れる
  2. 教育と保育のプロになれる
  3. 処遇改善で給料アップが期待できる
  4. 安心して長く働ける
順に見ていきましょう。

①0歳~5歳まで成長を見守れる

認定こども園では、0歳~5歳まで乳児から幼児の成長をずっと見守れます
子どもが転園することが少ないため、卒園まで長い時間をかけてじっくり関係を築けるんです。
保育に携わる立場からすると、成長の変化や個性を深く知れるのは嬉しいですよね。やりがいも大きく感じられます。
さまざまな年齢・発達段階の子どもと関わることで、幅広い保育スキルや理解が身につくでしょう。
保護者とも長く関わるので信頼関係が築きやすく、子どもや家庭をトータルで支える環境が整っているのも嬉しいポイントです。

②教育と保育のプロになれる

0歳~5歳まで幅広い年齢の子どもと関わるため、保育士の技術だけでなく幼児教育の知識も自然に身につきます
保育と教育の両方を経験できるため、子どもへの理解をより深められます!柔軟な対応力のある「オールラウンダー」へと成長できるでしょう。
いろいろな考え方や保育のやり方に触れることで視野が広がります。
将来、園長や教育リーダー、専門職(発達支援など)などキャリアを広げたい人には、大きな強みになりますよ。

・認定こども園で働く人の資格&成長サポート

認定こども園は、幼稚園と保育園のいい部分をあわせもつ施設なので、保育と教育の両方の専門知識が必要です。
そのため、資格取得を応援する制度が整っている園も多いんです。
資格を活かせば、主任保育士や園長、児童発達支援など専門職へのキャリアアップも可能。あなたにも、成長と挑戦のチャンスはたくさん!自分の可能性を広げていけます。

③処遇改善で給料アップが期待できる

処遇改善とは、保育士が安心して長く働けるように、国が給料や職場環境の向上を応援する制度です。
認定こども園もこの対象なんです◎
具体的には給料がアップしたり、リーダーや副主任などの役職が増えたりと、キャリアアップのチャンスが広がっています。
たとえば、毎月5,000円から4万円ほどお給料が増えることも。
東京都江戸川区の一例では…
  • 月5万円の加算や月8万2千円の家賃補助
  • 勤続5年ごとに10万円の報奨金
などがあるようです。
このように、処遇改善のおかげで保育士の待遇はどんどんよくなってきています
これから保育の道を目指すみなさんにとっても、やりがいだけでなく安心して働ける環境が整いつつあるのは嬉しいポイントです。

・「保育士=給料が低い」は少しずつ変わってきています

「保育士=給料が低い」と言われてきましたが、最近は国の制度によって少しずつ改善が進んでいます
スキルや経験、キャリアアップに応じて手当がつく「処遇改善加算」などの制度もあり、収入アップも期待できますよ。
専門研修を受けたり、リーダー保育士などの役職を任されたりすると、さらにお給料アップにつながることも。
今では「成長も収入もめざせる仕事」として、保育の魅力が広がっています。
2025年最新の認定こども園保育士の給料は、以下の記事を読んでみてくださいね。

④安心して長く働ける

認定こども園は、国が支援する施設なので公的な制度のもとで運営されています。
そのため、福利厚生労働環境が整っている園も多いことが特徴◎
保育士が安心して長く働き続けられる環境が整っています。
自治体の認可を受けているので、制度や運営もしっかりしていますよ!
時短やパート勤務OKの園もあり、ライフスタイルに合わせた働き方ができることも嬉しいポイント。
結婚や出産をしても働き続けたい保育士さんにとって、産休・育休の取得実績がある園も多いのは心強いでしょう。
多くの認定こども園では、複数の保育教諭や保育士がチームで子どもを見守る「チーム保育」。負担が一人に偏らない配慮がされています。

3.【デメリット】認定こども園で感じる大変なこと3つ

メリットがある一方で、認定こども園で働くうえで感じる大変さについても紹介します。
    1. 業務範囲が広く覚えることが多い
    2. 給料は保育園とあまり変わらない
    3. さまざまなな保護者対応が必要
一つずつ見ていきましょう。

①業務範囲が広く覚えることが多い

認定こども園では、保育と教育の両方の知識が求められるため、覚えることはたくさん
幼稚園教育要領と保育所保育指針、どちらも理解する必要があります。
0歳〜5歳まで幅広い年齢の子と関わるため、一人ひとりに合わせた接し方、年齢に応じた遊びの工夫などのスキルも必要です。
さらに、保護者の希望や子どもの発達に合わせて対応する「柔軟性」も大切になってきます。
でも大丈夫。
行事準備や日々の関わりを通じて、コミュニケーション力や観察力、柔軟な対応力、信頼関係づくりの力が育まれます。
最初は戸惑うかもしれません。でも大変に感じたこと一つひとつが、あなたの経験とスキルに変わりますよ。

②給料は保育園とあまり変わらない

認定こども園で働いても、お給料は保育園と大きくは変わらないことが多いのが現実です。
せっかく保育士と幼稚園教諭、両方の資格を取っても、特別手当がつかない園もあります。
「もっと評価されたい…」と感じることもあるかもしれません。
しかし、2つの資格によって将来は主任や園長を目指せるなど、ステップアップの幅が広がります。
さらに、転職のときにも選べる園が増えたりと、キャリアアップのチャンスもたくさん◎
目の前のお給料だけにとらわれず資格や経験は将来の大きな強みになりますよ。
「頑張ってよかった」と思える日はきっと来るでしょう。

③さまざまなな保護者対応が必要

認定こども園では、働いている保護者・働いていない保護者に関わらず対応が必要です。
そのため、家庭ごとの違いを理解し、柔軟に向き合う力が大切です。
具体的には、専業主婦の方は園に関心が高く、くわしく話を聞かれることも。
一方、共働きで忙しい保護者には、短時間でも伝わるような連絡の工夫が必要になります。
ある先生は「育児方針の違いに悩んだこともあるけど、丁寧なやりとりを意識するうちに信頼関係ができました」と話していました。
最初は戸惑うことがあっても、周りの先生たちがしっかり支えてくれるので大丈夫。保護者と向き合う経験は、自分の成長にもつながりますよ。
男性保育士と女性保育士

4. 認定こども園に向いている人/向いてない人とは?

認定こども園に向いている人・向いてない人をチェックしてみましょう。
  • 認定こども園に向いている人
  • 認定こども園に向いていない人
認定こども園での働き方が自分に合うかどうか、一旦立ち止まり考えてみるきっかけにしてくださいね。

・認定こども園に向いている人

認定こども園は、保育も教育も両方やってみたい人にぴったりです。
他にも、こんな人に向いていますよ。
認定こども園に向いている人
  • 子どもが「できた!」と成長する瞬間を毎日じっくり見守りたい人
  • 年齢の違う子どもたちと関わるのが楽しそうと思える人
  • 運動会や発表会など、行事ごとを全力で楽しめるタイプの人
たとえば、乳児の離乳食から幼児の文字の指導まで、いろんなことを学びたい
去年は泣いていた子が今は年下の子のお世話をしている、そんな成長を感じるのが好きな人
また、運動会や発表会など季節ごとの行事準備を「大変だけど楽しい!」と楽しめる人にも向いていますよ。
子どもの成長を感じながら、毎日を充実させたいあなたにぴったりの環境です。

・認定こども園に向いていない人

認定こども園は幅広い年齢の子どもと関わるため、次に当てはまる人には少し向かないかもしれません。
        • 特定の年齢に集中したい人
        • 一つの分野を深く極めたい人
        • 毎日同じルーティンで安定した環境を好む人
いざ働いてみると「なかなか馴染めない…」と感じる部分があるでしょう。
        • 「乳児保育だけに専念したい」
        • 「幼児教育にじっくり取り組みたい」
このような人は、保育園や幼稚園のほうが自分らしく働けることもあります
【認定こども園に向いていないかも…と感じる人へ】
「認定こども園に向いてないかも…」と感じても大丈夫!
最初は「認定こども園に向いていないかも」と感じても、経験を積めば自然にリズムがつかめて楽しくなります
いろいろな年齢の子どもと関わる経験は、あなたの大きな強みにもなりますよ。
先輩の先生たちがしっかりサポートしてくれるので心配いりません◎
実習や園見学で自分に合うかどうか、雰囲気を確かめてみてくださいね。
保育士 笑顔

5. 働きたい園がきっと見つかる!「ほいコレナビ」で探す認定こども園

「ほいコレナビ」は、認定こども園の園見学やアルバイト求人がたくさん見つかる便利なサイトです。
働きやすさや園の雰囲気、給料などの情報もわかりやすく、進路や就職活動に役立ちます。
スマホ対応でいつでもどこでもチェックできるので、自分にぴったりの園がきっと見つかります。
「ほいコレナビ」、ぜひ活用してみてくださいね。

執筆者:ひらい まい(保育士)

認定こども園で輝く毎日を!

Event就活イベント

記事が見つかりませんでした。