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【夏祭り】実習日誌の書き方に困ったら?ねらい・例文・キーワード集

保育実習中に夏祭りがあると、子どもたちの楽しそうな姿にほっこりする一方、日誌の書き方に悩むこともありますよね。この記事では、夏祭りの日の実習日誌に書けるねらいやキーワード、子どもの姿の書き方、NG例・OK例をやさしく紹介します。
index

1.保育園で夏祭り。実習日誌には何を書けばいいの?
2.夏祭りの実習日誌「ねらい」ってどう考える?
3.夏祭りの実習日誌に使えるキーワード集
4.実習日誌の書き方 NG例・OK例【夏祭り編】
【NG例①】抽象的すぎる
【NG例②】出来事の報告で終わっている
【NG例③】感想のみになっている
【OK例①】主体性
【OK例②】伝統文化
【OK例③】達成感
5.実習日誌の子どもの姿【夏祭り編】
○準備時間の子どもの姿
○お祭り中の子どもの姿
○片付け場面の子どもの姿
6.夏祭りの実習日誌は実習生の視点で書こう

「今日の実習は夏祭り。でも、日誌にどう書けばいいのか分からない…」
そんなふうに感じているあなたへ。
実習中に行事があると、子どもたちの楽しそうな姿を見ることができます。
しかし一方で、「ねらいってなに?」「どうまとめればいいの?」と迷ってしまうこともありますよね。
この記事では、夏祭りをテーマにした実習日誌の書き方を、キーワード・例文・NG/OK例つきで紹介します。
実習日誌はポイントをおさえれば大丈夫
あなたの見た子どもの姿を、実習日誌にどう表現すればいいのか一緒に考えましょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 保育園で夏祭り。実習日誌には何を書けばいいの?

「子どもたちは楽しそうでした」とだけ書くのでは、もったいない!
子どもの様子をよく見て、どんなねらいや学びがあるかを意識して書くことが大切です。
夏祭りの実習日誌に書く主な内容はこちらです。
・子どもがどんな遊びに参加していたか
・そのときの様子(表情・言葉・行動)
・保育者がどのような援助・声かけをしていたか
・自分が関わった場面や気づいたこと
・活動のねらいにつながる子どもの姿や学び
たとえば、「わなげでなかなか当たらず悔しがっていた〇〇くんが、『もう1回!』と何度も挑戦していた」という姿。
この姿から、「達成感を味わう」「繰り返し挑戦する意欲」などのねらいが見えてきます。
「ねらい」だけを書くのではなく、子どもの具体的な姿と合わせて書くことで、伝わりやすくなります

2. 夏祭りの実習日誌「ねらい」ってどう考える?

実習生の視点でOKです
「ねらい」と聞くと難しく感じてしまうかもしれませんが、保育者が何を大切にしていたかに気づこうとする視点があれば大丈夫。
夏祭りには、こんな思いが込められていることが多いです。
・季節の行事を楽しむ
・日本の伝統文化に触れる
・友だちや大人と関わる
・自分で選んで行動する経験をする
・達成感を味わう
「子どもがどんな風に過ごしていたか」「保育者はどんな援助をしていたか」を思い出すことで、ねらいも自然と見えてきます。

3. 夏祭りの実習日誌に使える”ねらい”キーワード集

実習日誌に使いやすい“ねらい”のキーワードを紹介します。
この中から、実際に見た子どもの姿に合うものを選んで使ってみましょう
キーワード例
・季節の行事に親しむ(お祭りの雰囲気を楽しむ・季節感を味わう)
・日本の文化に触れる(わなげ・盆踊りなどの昔ながらの遊び)
・友だちと関わりながら楽しむ(一緒にまわる・誘い合う・協力する)
・自分で選ぶ経験をする(どのコーナーに行くか、自分で決める)
・達成感・満足感を味わう(難しい遊びに挑戦して成功した喜び)
・保護者や地域の人とふれあう(一緒に楽しむ・声をかけてもらう)
・社会性を育む(お店屋さんごっこなどのやりとり)
夏祭り 女の子

4. 実習日誌の書き方 NG例・OK例【夏祭り編】

実習日誌は、「見たことをそのまま書く」だけでは伝わりづらくなってしまいます。
ありがちなNG例・OK例を確認してみましょう

NG例①(抽象的すぎる)

今日は夏祭りがありました。
子どもたちは楽しそうにしていてよかったです。
NGポイント
子どもたちが「誰と」「何をして」「どんな様子だったのか」が書かれておらず、具体性がありません。

NG例②(出来事の報告で終わっている)

わなげをしました。
スーパーボールすくいもしていました。
最後に盆踊りをしていました。
NGポイント
ただ「何をしたか」の列挙だけで、子どもの気持ちや関わり、保育者の援助などが伝わってきません。

NG例③(感想のみになっている)

初めての夏祭りを体験できて、私自身もとても楽しかったです。
NGポイント
実習生の感想だけになっており、子どもたちの姿や保育のねらいが見えてきません。

OK例①(主体性)

「どれにしようかな〜」と迷いながら、友だちと相談して出店をまわっていた。
自分で選び、行動する中で、楽しみながら主体性を育んでいるように感じた。
OKポイント
子どもの選択や判断の姿に注目し、「自分で考える力」が育っていることを捉えています。

OK例②(伝統文化)

わなげをしていた〇〇ちゃんが、「おじいちゃんちでもやったことある!」と話してくれた。
昔ながらの遊びを通して、日本の文化に触れる良い機会となっていた。
OKポイント
子どもの発言から文化的背景に気づき、「伝統に親しむ」という視点に広げられているのが◎です。

OK例③(達成感)

スーパーボールすくいで何度も挑戦していた〇〇くんが、「とれた!」と大きな声で笑っていた。
うまくいかずに悔しがる姿もあったが、挑戦を重ね、達成感を味わう姿が印象的だった。
OKポイント
失敗→挑戦→成功という流れを丁寧に見ていて、子どもの育ちをしっかり捉えています。
丁寧に見て言葉にすることが、実習日誌の大きな学びにつながります。
あなた自身の気づきを大切にしながら、日誌に表現してみてくださいね。
夏祭り スーパーボールすくい

5. 実習日誌の子どもの姿【夏祭り編】

「キーワード」だけに頼ると、“それっぽいけど中身がない”文章になってしまうことも。
大切なのは、“子どもがどう過ごしていたか”を具体的に描くことです。

準備時間の子どもの姿

協力する・自分の役割を果たす・季節の行事に親しむ
例文:「このちょうちん、ここに飾ろうよ!」と友だちと相談しながら準備をしていた。
ごっこ遊びを通して社会性を育む・自信をもって表現する
例文:出店ごっこの練習で「いらっしゃいませ〜!」と元気に声を出していた。

お祭り中の子どもの姿

友だちと関わりながら楽しむ・共感する気持ち
例文:「〇〇ちゃんも食べてたからぼくもかき氷食べる!」と友だちと一緒に食べることを喜ぶ姿がみられた。
挑戦する気持ち・達成感を味わう・保育者の援助
例文:ゲームがうまくいかずに涙ぐんでいたが、保育者の「あと1回やってみよう」にうなずき、成功したときには大きく笑っていた。

片付け場面の子どもの姿

行事の一員としての意識・自分から行動する
例文:「これ片付けよ〜」と机や椅子を片付け始めていた。
達成感を味わう・行事への愛着
例文:自分の作ったお店の看板を大事そうにしまっていて、「また来年もやるの?」と聞いていた。
夏祭り 手作り提灯

6. 夏祭りの実習日誌は実習生の視点で書こう

夏祭りは、子どもたちが楽しみにしている特別な1日。
その中で見られる「選ぶ」「関わる」「挑戦する」姿には、たくさんの育ちが詰まっています。
実習生であるあなたのまなざしで、どんな姿が印象に残ったか、どんな関わりがあったかを言葉にしてみましょう。
実習日誌はの書き方に「正解」はありません
“完璧な文章”でなくて大丈夫。
大切なのは、子どもたちの姿から“ねらい”を見つけて、自分の言葉でまとめること
子どもたちの姿を丁寧に見ようとする気持ちが、大切です。
あなたの保育実習、応援しています。

執筆者:まこ 先生(保育教諭1)

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