保育スキルと今後の抱負を織り交ぜた例文
日々ピアノで、「おはようのうた」や「おべんとう」などを練習しています。
子どもたちと一緒に楽しく歌える曲のレパートリーを増やしてきました。
また、実習では折り紙や粘土遊びを通して、子どもたちの発達に合わせたサポートを学びました。
今後は、貴園の特色である「自然を活かした感性豊かな活動」にも力を入れたいと考えています。
季節の素材を使った製作遊びなど、子どもたちの創造力を育む保育を実践していきたい思いがあります。
⑤志望動機に一貫性を持たせる
志望動機に一貫性を持たせましょう。
保育者を目指したきっかけ、実習での具体的な経験、そして志望する園の方針への共感を自然につなげます。
そうすることで、より説得力のある志望動機となります。
志望動機の一貫性を意識した例文
子どもたちの「やってみたい」気持ちを大切にする保育者になりたいと考え、この道を選びました。
実習中、花を見つけた子どもたちに「どうして色が違うの?」「なぜ咲くの?」と次々に質問されました。
そのひたむきな姿に心を打たれ、その好奇心に寄り添うことの大切さを学びました。
貴園が大切にされている「子どもの疑問や発見を活かした保育」に深く共感し、この考えのもとで保育をしていきたいと思っています。
4. 履歴書の幼稚園志望動機に説得力を持たせるためのコツ3選
採用担当者にあなたの熱意を感じ取ってもらうため、説得力のある志望動機を書くためのコツをご紹介します。
・園の特徴をリサーチする
・実際に園を見学する
・得た情報を志望動機に活用する
順に解説します。
・園の特徴をリサーチする
志望する園について、しっかりと下調べをすることがまずは第一歩。
園のホームページを見るだけでなく、SNSなどもチェックしてみましょう。
とくに、以下は要チェックです。
ポイント
「教育方針」
「年間行事」
「特色ある活動」
他にも、たとえばモンテッソーリ教育を取り入れている園なら、その具体的な内容や仕事への活かし方を理解します。
園の特徴を調べて理解することによって、より的確な志望動機が書けるでしょう。
・実際に園を見学する
園見学は、より具体的で印象的な志望動機を作るための材料の一つとなります。
子どもたちの様子を見れるだけではなく、先生方の関わり方、園の雰囲気を直接感じられる貴重な機会。
現場を見て感じたことを、ぜひ志望動機に活かしてください。
見学の際は、園庭の使い方や保育室の環境構成なども観察してみましょう。
見学が難しい場合、説明会への参加や、電話での質問などを活用します。
園見学については、以下の記事も参考になります。
・得た情報を志望動機に活用する
園の見学やリサーチで集めた情報は、具体的なエピソードとして志望動機に盛り込みましょう。
この2つを結びつけることで、単なる憧れではなく「なぜその園で働きたいのか」が明確に伝わります。
ただし、表面的に情報を並べるのではなく、とくに共感した点や実践したい活動を中心に述べることが効果的です。
5. 面接で志望動機を効果的に伝える3つの方法
面接では、履歴書に書いた内容をより具体的に、そして熱意を込めて伝えることが大切です。ここでは、採用担当者の心に響く伝え方をご紹介します。
①事前準備を徹底する
②話し方の順序に気をつける
③簡潔に2分でまとめる
一つずつ解説します。
①事前準備を徹底する
面接では緊張して言葉が詰まることもあるでしょう。志望動機は事前準備が大切です。
「保育者としてどのように成長していきたいか」
「子どもたちや保護者の方々にどのように関わっていきたいか」
事前に具体的なビジョンを整理して伝えることで、
「採用後にどのように園で働いて貢献してくれるか」
のイメージが採用担当者に伝わりやすくなるのです。
「行事の準備を率先して手伝える」
「ピアノを使った活動で保育を盛り上げられる」
など、あなたの強みも整理しておきましょう。
事前準備を徹底すると、自信を持って面接に臨めます。
②話し方の順序に気をつける
志望動機を伝える際は、結論から話すことがポイントです。
たとえば、
「貴園の異年齢保育に魅力を感じ、ぜひ携わらせていただきたいと考えています。」
このように結論を伝え、直後にその理由や具体的なエピソードを話していきましょう。
話の組み立てを工夫することで、採用担当者によりわかりやすく伝わります。
③簡潔に2分でまとめる
「志望動機は短くてもいいですか?」という質問をよく聞きます。
結論からいうと、志望動機は長ければいいものではありません。
2分程度が目安です。
むしろ、簡潔に要点をまとめることで、より印象に残りやすくなります。
「なぜこの園を選んだのか」
「どのような保育者を目指しているのか」
などの核心部分を中心に話をまとめましょう。
採用担当者からは
「志望動機は1〜2分程度で十分。3分以上になると集中力が途切れてしまうことも。」
という声もあります。
ポイントを絞って、わかりやすく伝えることが大切です。

6. 志望動機で避けるべき5つのNG表現
十分な熱意も、表現の仕方によっては逆効果になってしまうことも。志望動機を書く際に避けるべき表現をご紹介します。
①ネガティブな転職理由はNG:前向きな転職理由にする
②形式的な内容はNG:園の特徴をふまえ具体的に伝える
③福利厚生の強調はNG:待遇面には触れない工夫を
④漠然とした理由はNG:「子どもが好き」だけでは不十分
⑤例文の使いまわしはNG:個性を活かした内容にする
順に見ていきましょう。
①ネガティブな転職理由はNG:前向きな転職理由にする
NG例文
「前の保育園は残業が多く、持ち帰り仕事も大変でした。体調を崩すことも増え、環境のよい貴園で働きたいと考えています。」
OK例文
「これまでの保育経験を通じて、子どもの『考える力』を育む大切さを実感しました。
貴園では、子どもたちが自ら考え行動する場面を大切にされており、この環境で保育者として成長を目指したいと考えています。」
前職の人間関係や給与面など、前職の職場環境や人間関係について否定的に触れるのは避けましょう。
「子どもたちの成長により深く関われる環境で働きたい」など、新しい環境での目標や意欲を示すことが大切です。
②形式的な内容はNG:園の特徴をふまえ具体的に伝える
NG例文
「貴園の素晴らしい教育方針に深く共感し、ぜひ働かせていただきたいと考えております。子どもたちの成長のために全力を尽くす所存です。」
OK例文
「貴園が実践されている『英語で遊ぼう』の活動に惹かれました。
留学経験を活かし、歌やゲームを通して、子どもたちが自然と英語に親しめる環境づくりに貢献していきたいと考えています。」
「教育方針に共感しました」
「子どもたちの成長に貢献したいです」
これは、どの園にも当てはまる一般的な文章です。
形式的な内容では、園への理解が浅い印象を与えかねません。
園のホームページや見学で得た情報を活かし、あなたの経験や強みを結びつけ、なぜその園で働きたいのかを明確に伝えましょう。
③福利厚生の強調はNG:待遇面には触れない工夫を
NG例文
「貴園は土日休みで、有給休暇も取りやすいと伺いました。また、借り上げ社宅制度もあり、安心して働ける環境が整っていることに魅力を感じています。」
OK例文
「高齢者施設での音楽ボランティアの経験から、音楽が人の心に与える影響の大きさを実感しました。
貴園の『音楽による情操教育』の取り組みに共感し、子どもたちの感性を育む保育を実践していきたいと思います。」
採用担当者は、子どもたちのために力を尽くしてくれる「保育への情熱を持った人材」を求めています。
待遇面ではなく、保育の実践に対する意欲や園の方針への共感を中心に伝えましょう。
④漠然とした理由はNG:「子どもが好き」だけでは不十分
NG例文
「子どもが大好きで、小さい頃から保育者になることが夢でした。貴園で子どもたちと一緒に楽しく過ごしながら、保育の仕事に励みたいと思います。」
OK例文
「実習で、絵本の読み聞かせ後に『もっと聞きたい!』と目を輝かせる子どもたちの姿に心を打たれました。
貴園の『絵本の森』プロジェクトに共感し、物語を通じて子どもたちの想像力を育む保育をしていきたいと考えています。」
「子どもが好き」は、保育者として当たり前の気持ち。
この表現だけでは、他の応募者と差をつけられません。
具体的な経験を通して得た気づきを踏まえて、保育への思いを伝えることが大切です。
⑤例文の使いまわしはNG:個性を活かした内容にする
NG例文
「子どもの成長支援と恵まれた環境を活かした保育に共感し、一人ひとりの個性を大切にする保育を実践して参りたいと存じます。」
OK例文
「子育てサークルで竹とんぼ作りを教えた際、『飛んだ!』と、子どもたちの喜びの声に感動しました。
貴園の『季節の自然物を活かした遊び』に惹かれ、志望しました。実習での木の実マラカス作りの経験を活かし、自然体験を通した保育を実践したいと考えています。」
就職情報サイトやSNSの例文をそのまま使用するのは避けましょう。
採用担当者は多くの応募書類を見ているため、個性の無い形式的な印象を与えてしまいます。
あなたの経験や想いを織り交ぜた、オリジナルの志望動機を作ってください。
「この人だからこそ、うちの園で働いてほしい!」
と感じてもらえるでしょう。
7. 幼稚園の志望動機作成から園見学まで!「ほいコレナビ」はお役立ち情報が満載
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