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保育士新卒向けの履歴書&面接で差がつく志望動機の書き方【例文つき】

面接で差がつく
「保育士になろうと思ったきっかけは何?」「なぜこの保育園を選んだの?」新卒保育士の就活・転職活動では、こうした質問への答え方が合否を左右するといっても過言ではありません。本記事では、保育士を目指す新卒者に向けて「履歴書や面接で高評価につながる志望動機の作り方」を詳しく解説します。
index

1.【新卒保育士向け】志望動機が重要な理由
2. 新卒保育士が履歴書&面接で評価される志望動機のポイント
・採用担当者が重視する「保育方針との一致」
・実習経験から伝える「現場理解の深さ」
・自分の学びを活かす「将来のビジョン」
・志望動機を際立たせる「応募先との具体的な接点」
3. 新卒保育士の志望動機作成の4ステップ
・ステップ1 自己分析:自分の価値観・経験を振り返る
・ステップ2 応募先の園の保育方針&特色リサーチ
・ステップ3 志望動機に盛り込む具体的エピソードの選定
・ステップ4 履歴書用と面接用に準備するための文章化
4. 新卒保育士向け志望動機の例文5つ
・志望動機例文①【基本構成】
・志望動機例文②【実習経験重視】
・志望動機例文③【短大出身者向け】
・志望動機例文④【専門学校出身者向け】
・志望動機例文⑤【アルバイト経験を含める場合】
5.【NG例6選】新卒保育士がやりがちな志望動機
①抽象的な理由だけの志望動機
②誤字脱字や表現ミスがある志望動機
③自分のメリットだけを強調した志望動機
④給与や福利厚生のみ言及した志望動機
⑤離職を前提とした志望動機
⑥非現実的な目標を掲げた志望動機
6. 施設の情報収集がカギ!「ほいコレナビ」の活用法
7. あなたの志望動機で新卒保育士として一歩踏み出す準備を!

1.【新卒保育士向け】志望動機が重要な理由

保育士の採用では、とくに志望動機が重要視されます。
それは以下の3つの理由があるためです。
  • 保育に対する理解度の確認
  • 子どもたちへの接し方の確認
  • 園の理念への共感度の確認
新卒の方は、まだ実務経験がないため、実習やボランティアでの経験、そして保育への熱意をしっかりと伝えることが大切。
採用担当者は皆さんの志望動機から、「この方は保育士として成長していける人材か」を判断します。
志望動機で見られるポイント
  • 保育への熱意と理解
  • 子どもたちへの愛情
  • 保護者との関わり方
  • 職場での協調性
  • 将来の成長可能性
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2. 新卒保育士が履歴書&面接で評価される志望動機のポイント

履歴書と面接の両方で高評価を得るためには、以下の4つのポイントを押さえることが大切です。
  • 採用担当者が重視する「保育方針との一致」
  • 実習経験から伝える「現場理解の深さ」
  • 自分の学びを活かす「将来のビジョン」
  • 志望動機を際立たせる「応募先との具体的な接点」
採用担当者が求める視点を理解し、自分の経験や学びを効果的に伝えましょう。

・採用担当者が重視する「保育方針との一致」

採用担当者は、あなたと園の保育方針との相性をとくに重視。
以下の点に気をつけて準備しましょう。
確認すべきポイント 具体的な内容 志望動機での伝え方 具体例
園のホームページでの保育方針確認 応募先の園の公式サイトを確認し、保育方針や理念を理解する。 保育方針への共感を示す 「貴園の○○という保育方針に共感しました」
園見学での具体的な保育内容チェック 実際の保育現場を訪問し、子どもたちの様子や先生方の関わり方を観察する。 園の活動に興味をもったことを伝える 「○○という活動に興味を持ちました」
先輩保育士の話を聞く機会を作る 就職フェアや園見学時に、働いている保育士から直接話を聞き、職場環境を把握する。 実践したい保育のイメージを伝える 「○○のような保育を実践したいと思います」
公立・私立・認定こども園では、保育方針や働き方が異なります。
たとえば、公立は地域との連携が求められ、私立は園ごとに独自の教育方針をもつことが多いです。
志望動機を考える際は、事前に園の特色を確認し、それに合わせたアピールを心がけましょう。

・実習経験から伝える「現場理解の深さ」

実習での経験は、あなたの保育への理解と熱意を伝える大切な材料となります。
実際の保育現場で子どもたちと関わり、保育士の先生方から学んだことは、かけがえのない強みとなるでしょう。
実習でのエピソードを効果的に伝えることで、採用担当者にあなたの現場対応力や保育への意欲をしっかりとアピールできます。
大切なのは、具体的な場面を思い出しながら、そこでの気づきや学びを整理すること。
たとえば、子どもとの関わりで工夫したこと、困難を乗り越えた経験などを具体的に伝えられるよう準備しましょう。
実習経験を効果的に伝えるためには、以下の3つの視点で振り返り、具体的なエピソードを交えることが重要です。
学びの視点 具体的な内容・例
子どもとの関わりで気づいたこと
  • 子ども一人ひとりの成長ペースが異なることを実感し、それぞれに合った接し方が必要だと学んだ。
  • 最初はなかなか話してくれなかった子どもが、関わりを続けることで次第に心を開いてくれた。
  • 子ども同士のトラブル対応の場面で、感情の整理をサポートすることの大切さを学んだ。
保育士の先生から学んだこと
  • 担任の先生が「子どもが自分で考える時間を作ること」を大切にしており、ただ教えるのではなく待つ姿勢が大事だと学んだ。
  • 保護者対応の場面を見て、安心感を与える声かけや言葉選びの重要性を実感した。
  • クラス運営では、計画性と柔軟性のバランスが求められることを知った。
印象に残った出来事とその理由
  • 実習最終日に、子どもたちが「また来てね!」と笑顔で手紙をくれたことで、自分が少しでも成長に貢献できたと感じた。
  • 給食の時間に、苦手な野菜を食べられるようにはげました子どもが、「先生のおかげで食べられた!」と喜んでくれた。
  • 行事の準備を先生方と一緒に行い、協力しながら作り上げる保育の楽しさを体感した。

・自分の学びを活かす「将来のビジョン」

学校で学んだ保育の知識や技術は、実際の保育現場で子どもたちと関わる際の大切な基礎となります。
専門的な学びを「こんな場面で活かせそうだな」と具体的にイメージしながら整理していきましょう。
あなたの学びを現場でどう活かしたいのか、しっかりとビジョンを描くことで、より説得力のある志望動機を作れます。
その際、園の保育方針や実習経験と照らし合わせながら、「どのように活かせるのか?」を具体的に整理するとよいでしょう。
学びの内容 保育現場での活かし方
発達心理学・保育理論 子どもの成長段階に応じた関わりを実践
幼児教育カリキュラム 活動計画や遊びの工夫に活かす
保育士・幼稚園教諭資格の学び 保育の安全管理や指導方法を実践
児童ボランティア・学童支援 子ども一人ひとりの個性を尊重した対応
サークル活動(教育・保育関連) チームワークやイベント企画の経験を保育に応用
地域活動・ボランティア 保護者との関わりや地域連携の理解
実習経験 先輩保育士から学んだ声かけ・関わり方を実践
アピールのポイント
  • 学んだことを具体的に記述(例:「発達心理学を学んだ」ではなく、「子どもの発達段階に応じた適切な関わりを学んだ」など)
  • 応募先の園の保育方針と結びつける(例:「自主性を育む保育を学んだ→園の特色と一致」)
  • 理論だけでなく実践への応用を示す(例:「ボランティアでの経験→子どもとの関わり方を深めた」)
新卒保育士は、最新の保育理論やICT技術を学んでおり、新しい視点を園にもたらすことが期待されています。
どのように園に貢献できるかを具体的に伝えると、より評価されやすくなります。

・志望動機を際立たせる「応募先との具体的な接点」

園見学やボランティア、就職フェアでの経験は志望動機に説得力を与えます。
実際に見た子どもたちの表情や、先生方の関わり方を具体的に伝えましょう。
そこで感じた園の魅力を言葉にすることで、志望理由がより印象的になります。
園との直接の接点がない場合も、ホームページやパンフレットは役立ちます。
園の特徴とあなたの保育観を結びつけて伝えてみましょう。
大切なのは、その園の良さを理解して共感を持って伝えることです。そうすることで、面接官の心に響く志望動機が作れます。
方法 具体的な取り組み・活かし方 志望動機への活かし方
園見学に参加 園の雰囲気や保育の様子を観察し、魅力に感じた点を志望動機に反映 例:「見学時に、先生方が子ども一人ひとりの気持ちを尊重して関わる姿勢に感動しました」
就職フェアで話を聞く 直接話を聞いて得た情報(園の特色・働く環境)を基に共感した点を伝える 例:「園の特色である○○に共感し、自分の学びを活かして貢献したいと考えました」
園の行事を見学 行事の運営や先生の子どもへの関わり方を見て感じたことを具体的に述べる 例:「他の園も見学しましたが、貴園の△△という保育方針にとくに魅力を感じました」
ボランティアとして関わる 実際に子どもたちと関わった経験を踏まえ、「この園だからこそ働きたい」と伝える 実体験を通じて、園の理念と自身の価値観が合致していることを強調
園との具体的な接点を示すことで、「この園だからこそ志望している」と強い意志が伝わります。
また履歴書と面接では、志望動機の伝え方が異なります。
履歴書では簡潔に、面接では説得力をもって話せるように準備しましょう。
履歴書の志望動機のポイント
  • 文字数は150〜200字程度で簡潔にまとめる
  • 「結論→理由→経験→応募先との関連」の流れで書く
  • 誤字脱字のチェックを徹底する
  • 「貴園だからこそ働きたい」理由を明確にする
面接の志望動機のポイント
  • 履歴書の内容を暗記するのではなく、自分の言葉で話せるように
  • 具体的なエピソードを加えて説明できるようにする
  • 質問に対する柔軟な返答を準備
  • 表情・声のトーン・話すスピードを意識する
志望動機では、他の応募者と差をつけることが重要です。
たとえば、園見学で感じた「先生の声かけが丁寧だった」など、具体的なエピソードを交えると、説得力が増します。
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3. 新卒保育士の志望動機作成の4ステップ

魅力的な志望動機は、しっかりとした準備から生まれます。
ただ「保育士になりたい」という思いを伝えるだけでなく、あなたらしさが伝わる志望動機を作っていきましょう。
志望動機作りは、以下の4つのステップで進めると効果的です。
  • ステップ1 自己分析:自分の価値観・経験を振り返る
  • ステップ2 応募先の園の保育方針&特色リサーチ
  • ステップ3 志望動機に盛り込む具体的エピソードの選定
  • ステップ4 履歴書用と面接用に準備するための文章化

・ステップ1 自己分析:自分の価値観・経験を振り返る

まずは、保育士を目指した理由や自分の強みを整理することが重要。
「なぜ保育士になりたいのか?」を明確にすることで、志望動機に一貫性が生まれます。
振り返りのポイント
  • 保育士を目指したきっかけ
    (例:幼少期の経験、ボランティア活動、学校の授業での気づき)
  • 実習で印象に残った出来事
    (例:子どもとの関わりの中で感じたこと、学んだこと)
  • 子どもと関わって感じたこと
    (例:成長をサポートすることの喜び、保育のやりがい)
  • 将来の保育士像
    (例:どのような保育士になりたいか、自分の強みをどう活かすか)
ポイント
「なんとなく保育士を目指している」のではなく、明確な動機を言語化することで志望動機の説得力が増します。

・ステップ2 応募先の園の保育方針&特色リサーチ

応募する園の理念や特色を理解し、「なぜこの園で働きたいのか?」を明確にしましょう。
事前のリサーチをしっかり行うことで、志望動機の説得力が増します。
リサーチする内容
  • 保育理念と方針(園の公式サイト・パンフレットを確認)
  • 特色ある活動内容(英語教育・体験学習・リトミックなど)
  • 園の雰囲気(見学時の印象・子どもたちの様子)
  • 子どもたちの関わり方(自由遊びの時間の過ごし方、先生方のサポート)
  • 先生方の働き方(保育士同士のコミュニケーション、研修制度)
情報収集の方法
  • 園のホームページ:理念や活動内容を確認し、自分の考えと合うかチェック
  • パンフレット:園の特徴や保育目標を把握
  • 園見学:実際の保育の様子を観察し、雰囲気を体感
  • 就職フェア:直接職員の話を聞き、現場のリアルな声を知る
  • 「ほいコレナビ」の活用:複数の園を比較し、自分に合う園を見つける
ポイント
志望動機には「その園ならではの魅力」を盛り込みましょう。
「どの園にも通じる内容」ではなく、「この園だからこそ働きたい」と理由を明確にすることが大切です。

・ステップ3 志望動機に盛り込む具体的エピソードの選定

収集した情報を活かし、自分の経験と園の特色を結びつけましょう。
エピソード選びのポイント
  • 実習での具体的な体験
    →子どもとの関わりや、学んだこと
  • 心に残ったエピソード
    →感動した場面、成長を実感した経験
  • 保育士の先生から学んだこと
    →声かけの工夫、子どもへの接し方
  • 園の特色と結びつく経験
    →園の方針と自分の経験が合致する点
ポイント
「経験をただ書くだけ」ではなく、園の特徴に結びつけてアピールすることが大切です。
「自分がどのように園に貢献できるか」を明確に伝えましょう。

・ステップ4 履歴書用と面接用に準備するための文章化

履歴書と面接では、それぞれに適した伝え方があります。
一貫性を持たせながら、ポイントを整理しましょう。
履歴書用の志望動機
  • 文字数制限を意識する(200~300字程度)
  • 要点を簡潔にまとめる
  • 読みやすい文章を心がける
  • 実習経験+園の特色に触れる
  • 成長したい姿勢を示す
面接用の志望動機
  • 履歴書の内容を具体化
    • 面接では、履歴書に書いた志望動機を深掘りし、より詳細に説明できるようにする
    • 書類では伝えきれない「実体験」や「感じたこと」を加えて説得力を高める
  • エピソードを2~3個用意
    • 実習やボランティアでの経験を具体的に語れるように準備する
    • 園の特色や保育方針と結びつくエピソードを選び、自然に話せるようにする
  • 園の特色について触れる
    • 「なぜこの園を志望するのか?」を明確に伝える
    • 園のホームページや見学で得た情報を活用し、「共感した点」や「魅力に感じた部分」を具体的に説明
  • 質問への対応を想定
    • 「なぜ他の園ではなくこの園なのか?」などの質問に答えられるように準備する
    • 「園の方針に共感した点」「自分の強みをどのように活かせるか」を整理し、面接でスムーズに答えられるように練習する
  • 伝え方を工夫する
    • 緊張せずに話せるよう、話すスピードや声のトーンを意識する
    • 結論から話し、簡潔に要点を伝えることで、面接官が理解しやすいように工夫する
  • 模擬面接を行う
    • 事前に自分で話す練習をしたり、家族や友人に面接官役を頼んで実践練習をする
    • フィードバックをもとに話し方を改善し、自信を持って面接に臨む
ポイント
履歴書は簡潔にまとめる必要がありますが、面接ではその内容を膨らませ、より具体的なエピソードを加えることが重要です。
たとえば、「実習で印象に残った子どもとの関わり」などを深掘りして話せるように準備しておきましょう。
具体的なエピソードを加えましょう。

4. 新卒保育士向け志望動機の例文5つ

これから、場面別の具体的な志望動機の例文をご紹介します。
ただし、そのまま使うのではなく、ご自身の経験や思いに合わせてアレンジすることが大切です

・志望動機例文①【基本構成】

基本的な構成に沿った志望動機の例文です。
「保育実習を通して、子どもたち一人ひとりの成長に寄り添える保育の素晴らしさを実感しました。とくに、貴園が大切にされている『子どもの主体性を重視した保育』という方針に強く共感しました。私も実習で学んだ観察力とコミュニケーション力を活かし、子どもたちの『やってみたい』という気持ちを大切に育んでいきたいと考え、志望いたしました」
この例文のポイント
  • 実習での具体的な経験に触れている
  • 園の保育方針への理解を示している
  • 自分の強みと目標を結びつけている

・志望動機例文②【実習経験重視】

実習での学びを中心にした例文です。
「大学での保育実習で3歳児クラスを担当し、一人ひとりの子どもの興味や関心が異なることに気づきました。担任の先生が、それぞれの子どもの気持ちに寄り添いながら支援されている姿に感銘を受け、私も同じような保育者になりたいと考えるようになりました。貴園の『個性を大切にする保育』という方針に共感し、実習で学んだことを活かしながら、子どもたちの成長をサポートしていきたいと考えています」
この例文のポイント
  • 具体的な実習エピソードがある
  • 学んだことが明確
  • 園の方針と結びつけている

・志望動機例文③【短大出身者向け】

短大での学びを活かした例文です。
「短期大学での2年間、保育の理論と実践を学ぶ中で、とくに0~2歳児の発達支援に興味を持ちました。実習では、泣いている子どもに寄り添い、安心できる環境をつくることの大切さを学びました。貴園の『一人ひとりに寄り添う保育』という方針に深く共感し、短大で学んだ乳児保育の知識を活かしながら、子どもたちの成長をサポートしたいと考え、志望いたしました」
この例文のポイント
  • 短大での専門的な学びを強調
  • 実習での具体的な経験を含める
  • 園の方針と自分の学びを結びつける

・志望動機例文④【専門学校出身者向け】

実践的な学びを強調した例文です。
「専門学校で学んだ2年間、とくに実践的な保育技術の習得に力を入れてきました。保育実習では4歳児クラスを担当し、子どもたちの『できた!』という達成感を引き出すための工夫を学びました。貴園が大切にされている『子どもの自信を育む保育』に共感し、専門学校で培った技術を活かしながら、子どもたちの成長を支えていきたいと考えています」
この例文のポイント
  • 実践的なスキルをアピール
  • 具体的な実習エピソードを含める
  • 園の方針との結びつきを示す

・志望動機例文⑤【アルバイト経験を含める場合】

保育関連のアルバイト経験を活かした例文です。
「大学在学中、学童保育でのアルバイトを通して、子どもたちとの関わりの楽しさを実感してきました。異年齢の子どもたちが協力し合う姿を見守る中で、一人ひとりの個性を活かした支援の大切さを学びました。貴園の『異年齢交流を重視した保育』という特色に魅力を感じ、これまでの経験を活かして子どもたちの成長に関わりたいと考え、志望いたしました」
この例文のポイント
  • アルバイトでの具体的な経験を示す
  • そこからの学びを明確に伝える
  • 園の特色との関連を示す

経験は武器になります。

5.【NG例6選】新卒保育士がやりがちな志望動機

志望動機を書く際、つい陥りやすい失敗例をご紹介します。
ポイントは以下のとおり。
  • ①抽象的な理由だけの志望動機
  • ②誤字脱字や表現ミスがある志望動機
  • ③自分のメリットだけを強調した志望動機
  • ④給与や福利厚生のみ言及した志望動機
  • ⑤離職を前提とした志望動機
  • ⑥非現実的な目標を掲げた志望動機
これらのポイントに気をつけることで、よりよい志望動機が書けるはずです。

①抽象的な理由だけの志望動機

志望動機を書く際、「子どもが好きだから」などの理由だけでは、採用担当者に熱意や適性が伝わりにくくなります。
重要なのは、具体的な経験やエピソードを交えて、「なぜ・どのように保育士を目指すのか」を明確にすることです。
実習やボランティア活動などの経験を通じて感じたことを加え、自分ならではの志望動機に仕上げましょう。
よくある失敗例

「子どもが好きなので、保育士になりたいと思いました」

このような抽象的な理由だけでは、あなたの本当の思いが伝わりません。
改善案

「保育実習で、子どもたち一人ひとりの成長に寄り添う保育士の仕事に魅力を感じました。とくに、つまずきを経験しながらも、できることが増えていく子どもたちの姿に感動し、その成長をサポートする保育士という仕事を志望するようになりました」

②誤字脱字や表現ミスがある志望動機

履歴書や志望動機での誤字脱字は、あなたの印象を大きく左右します。
そのため、書類の丁寧さも重要なチェックポイントです。
よくあるミス
  • 「保育方進」→正:保育方針
  • 「援教」→正:教援
  • 「御園」→正:貴園
このようなミスは、丁寧さに欠ける印象を与えてしまいます。
防ぐためのポイント
  • 必ず声に出して読み返す
  • 時間を置いて再確認する
  • 第三者に確認してもらう
  • 専門用語はとくに注意して確認

③自分のメリットだけを強調した志望動機

志望動機は、「自分がどのように成長したいか」だけでなく、「園にどう貢献できるか」を伝えることが重要。
採用担当者は、応募者が園の理念に共感し、保育現場で子どもたちの成長を支える意欲があるかを見ています。
「経験や強みを活かして、子どもたちにどのように貢献できるか」を意識して志望動機を作成しましょう。
よくある失敗例

「保育の知識やスキルを身につけたいので、貴園で働きたいと思います」

このような自己中心的な内容では、園への貢献意欲が伝わりません。
改善例

「保育の専門性を高めながら、貴園の子どもたちの成長をしっかりとサポートできる保育士になりたいと考えています」

④給与や福利厚生のみ言及した志望動機

働きやすい環境や待遇は重要な要素。
ですが、それだけを理由にすると「保育への情熱が感じられない」と判断される可能性があります。
採用担当者は、応募者がどのように子どもたちの成長に関わり、園の方針に貢献できるかを重視。
よくある失敗例

「残業が少なく、休暇が取りやすい環境だと聞いて志望しました。」

働きやすさだけを重視しているように見え、保育への熱意が伝わりません。
改善例
「貴園の○○(保育方針)に共感し、子どもたちが安心して過ごせる環境をつくるために、私も力を尽くしたいと考えています。」

⑤離職を前提とした志望動機

志望動機では「長く園に貢献したい」と姿勢を示すことが重要。
しかし、「将来的に別のキャリアに進みたい」などの内容は、短期間で辞めることを前提としています。
そのため、採用担当者に敬遠される可能性があります。
園側は、子どもたちの成長を継続的に支えてくれる人材を求めています。
そのため、「保育の専門性を高めながら長く現場で活躍したい」などの表現を使いましょう。
継続的に働く意欲を伝えることが大切です。
よくある失敗例
「数年間経験を積んでから、自分の保育園を開きたいと思います」

長期的な貢献への意欲が感じられず、マイナスな印象を与えてしまいます。

改善例

「貴園で経験を積みながら、保育の専門性を高め、子どもたちの成長に長く関わっていきたいと考えています」

⑥非現実的な目標を掲げた志望動機

志望動機では意欲や成長への意志を示すことが大切。
ですが、経験不足の状態で大きすぎる目標を掲げると、現実味がなく、かえってマイナスな印象を与えてしまいます。
とくに「園の改革」などの表現は、採用担当者に「保育の基本を理解していない」「協調性に欠ける」と思われる可能性も。
まずは基礎を学びながら経験を積み、長期的に成長しながら貢献する姿勢を示すことが重要です。
謙虚さを持ちつつ、現実的な目標を立て、園とともに成長したいという意欲を伝えましょう。
よくある失敗例

「1年目から主任として園を改革していきたいです」

経験不足な状態での大きすぎる目標は、現実味に欠ける印象を与えます。
改善例
「まずは先輩保育士の方々から多くを学びながら、子どもたち一人ひとりに寄り添った関わりができるよう経験を積み、ゆくゆくは○○(リーダーシップ/行事運営など)でも力を発揮していきたいと考えています。」
志望動機を魅力的にするには、具体性と現実性が重要です。
まず、「具体的なエピソードを入れる」ことで、あなたの経験や価値観を明確に伝えられます。
また、「園の特色と結びつける」ことで、なぜその園を志望するのかを明確にしましょう。
さらに、「実現可能な目標を立てる」ことで、現実味のある成長プランを提示。
「謙虚な姿勢を保つ」ことで協調性をアピール可能です。
最後に、「長期的な視点をもつ」ことで、園と共に成長したい意欲を伝えることが大切です。
自分だけを全面に出さないように
全体的な改善のポイント
  • 具体的なエピソードを入れる
  • 園の特色と結びつける
  • 実現可能な目標を立てる
  • 謙虚な姿勢を保つ
  • 長期的な視点をもつ

6. 施設の情報収集がカギ!「ほいコレナビ」の活用法

志望動機を考える上で、最も大切なのが「園の情報をしっかり調べること」です。
  • 「どんな園が自分に合うのか?」
  • 「園の特色は何か?」
  • 「実際に働く先生たちはどんな雰囲気か?」
こうした情報を集めることで、より説得力のある志望動機を作れます。
しかし、「どのように情報を集めればいいのかわからない…」と悩む方も多いでしょう。
そんなときに役立つのが「ほいコレナビ」です!
ほいコレナビの活用ポイント
  • 園の保育方針を確認できる: 園ごとの理念や特色をチェックし、自分の考えと合うかを確認。
  • 先生たちの働き方がわかる: インタビューや動画を通じて、職場の雰囲気や働き方を知る。
  • 就職フェアや園見学の情報を簡単に取得:気になる園の見学やイベントに参加し、実際の環境を体験。
  • 園との接点をアピールできる:「見学に行った」「フェアで話を聞いた」などの経験を志望動機に活かせる。
「ほいコレナビ」を活用すれば、自分に合う園を見つけやすくなり、志望動機の説得力もアップします。
効率的に情報収集を進め、納得のいく就職活動を目指しましょう!
ほいコレナビを活用して就職活動を成功させよう!

7. あなたの志望動機で新卒保育士として一歩踏み出す準備を!

志望動機は、あなたの保育への思いを伝える大切な機会です。
この記事で紹介したポイントを参考に、あなたらしい志望動機を作っていきましょう。
一人で悩まず、「ほいコレナビ」のサポートも活用しながら、自信をもって就職活動に臨んでください。
きっと、あなたらしい魅力的な志望動機が書けるはずです!
あなたの保育への思いを伝えよう!

執筆者:いのとも(保育士)

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