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【保育】 当番活動 を取り入れよう!どんな効果がある?どんなことをやる?

当番
『 当番活動 』についてが今回のテーマ!保育の中で 当番活動 を取り入れている園も多いと思いますが、子ども達どんな効果があるか知っていますか? 当番活動 がもたらす効果や取り入れ方の例などをまとめたので、ぜひ参考にしてみて下さい♪
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1. 幼児期には 当番活動 がおすすめ!

ほいコレでは、保育に役立つ情報をたくさん発信中!
今回のテーマは、『 当番活動 』について。
 当番活動 は、子ども達にとって良い効果がたくさんあるということを知っていますか?
今回は、幼児期から 当番活動 をすることで子ども達にどんな効果があるのか、
保育の中でどう取り入れていったら良いかなどをまとめました!
新人保育士さんはぜひ参考にしてみて下さい♪

2. 当番活動 をすることでどんな効果がある?

まず、 当番活動 とはどのようなものか考えてみましょう。
 当番活動 というのは、生活の中で必要な『役割』をみんなで分担して行うということ。
保育園や幼稚園では、
朝や帰りの挨拶、食事の号令、飼育物や植物のお世話など、
「おとうばんさん」が 当番活動 として任されて取り組んでいます。
当たり前のように取り入れていることの多い 当番活動 ですが、
具体的にどのような効果があるのでしょうか?
 当番活動 がもたらす効果
自己肯定感が高まる
自立心が育つ
考える力が育つ
社会性が育つ

◆自己肯定感が高まる

子ども達にとって 当番活動 は、仕事を任される特別な役目
 当番活動 を通して「自分もできる!」自信を持てたり、
役割があることで「必要とされている」と感じたりして、
子どもの自己肯定感が高まっていきます。
自信がつくと次への意欲につながっていくので、
 当番活動 自体が色々なことにチャレンジするきっかけとなることもあるでしょう。

◆自立心が育つ

 当番活動 を通して色々な経験をすることで、
徐々に自信がつき、「できることは自分でやる」という自立心が育っていきます。
また、自分からやってみようとする意欲も高まり、
できることが増える喜び達成感満足感を味わうことにもつながるのです。
 当番活動 で自信をつけることにより、
他の苦手なことにも自然と自分から取り組めるようになる…なんてことも。
自立心が育つと、 当番活動 以外のことでも効果が出てくるかもしれません。

◆考える力が育つ

 当番活動 で色々な仕事をしていく中で、
上手くいかなかったり失敗したりすることもあるでしょう。
小さな失敗や満足にやれなかった経験を重ねる中で、
どうしたら上手くやれるか考えて子ども達なりに工夫する姿も出てきます。
もちろん、子ども達が上手くいかなくても前向きに考えられるよう、
保育者側がタイミングよく声掛けをしていく必要もあります。

◆社会性が育つ

 当番活動 は、集団生活の中で自分が役割を任され、取り組んでいくものです。
これは、集団=小さな社会の中で過ごしていく上でとても重要な意味があります。
友達とコミュニケーションを取りながら 当番活動 に取り組む中で、
仲間意識集団の中の一員という意識、
友達と協力する力などが少しずつ身についていくでしょう。
『幼児期の終わりまでに育ってほしい姿』についてもチェック!

参考:文部科学省HP 幼稚園教育パンフレット(※幼児期の終わりまでに育ってほしい姿)

3. 保育に役立つ 当番活動 の取り入れ方

保育に 当番活動 を取り入れるにあたって参考になるよう、
どのような体制で取り組むのか、 当番活動 の内容例をまとめてご紹介します。

◆ 当番活動 の体制

・「おとうばんさん」入れ替え制
・全員毎日おとうばん制
 当番活動 を取り入れる場合、大きく分けて二通りの方法があると思います。
毎日「おとうばんさん」を交代で立てて仕事をしていくというものと、
全員が何かのおとうばんさんになってみんな毎日仕事をするというもの。
入れ替え制のメリットは、おとうばんさんになった時の特別感が感じられ、
子どもがワクワクしながら取り組むことができると思います。
一方、全員おとうばん制のメリットは、
毎日みんなが手分けして仕事をするので、仕事も習慣化しやすいでしょう。
クラスの規模や子ども達のカラーに合わせて、
 当番活動 の取組み方を考えてみると良いですね。

◆ 当番活動 の内容例

・朝の会・帰りの会の進行
・テーブル拭き
・配膳手伝い
・食事の号令
・飼育物や植物のお世話
・掃除
・年少児クラスのお手伝い  など
 当番活動 の内容は年齢園の状況によってできるもの、できないものがあると思います。
大切なのは、子ども達が無理せず継続して続けられ
「自分でできた!」「役に立った!」という実感が持てるということ。
子ども達と一緒に仕事の内容を考えていくのも良いですね。
いかがでしたか?
今回は、保育の中で行う『 当番活動 』について取り上げました。
 当番活動 は色々な良い効果がありますが、
保育者側も「ありがとう」「助かるな~」「さすがだね!」など、
子ども達のやる気スイッチをONするような言葉がけを心掛けていきましょう。
当番活動
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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