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看護師が語る!保育園で起こりやすい ケガ の原因と対策~室内編~ 

ケガ屋内
保育園で元気いっぱい遊ぶ子ども達。保育士さんがどんなに注意していても ケガ をしてしまうことがあります。今回の記事では保育園で起こりやすい ケガ の原因と対策(室内編)を看護師視点でお伝えします。保育園での大きな ケガ の防止にも役立ちますよ。
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保育園での ケガ の原因は?

保育園で元気いっぱい遊ぶ子ども達。
そんな子どもの姿を見ていると、保育士さんもうれしくなりますよね
でも、元気な分、子どもが ケガ をすることも多くなります
走り回ったり、お友達とふざけたり…保育士さんがどんなに気を付けていても、 ケガ をしてしまうこともあります。
なぜ、子どもの ケガ が起こるのか…まずは看護師視点で原因をお伝えします。
 ケガ の原因
・子どもの視野は大人よりもせまい
・急に走ったり、予期せぬ動きをする
・保育士が不足している
・保育室の環境整備が不十分
などが、あげられます。
子どもは視野がせまいため、近くにお友達がいたり、柱や壁があっても気が付かないことがあります。
そして、自分の興味があるものに猪突猛進!
限られた広さの保育室内で、たくさんの子ども達が活動をするので ケガ をするリスクはとても高いです。

2. 保育園で起こりやすい ケガ の対策

保育室内で起こりやすいケガの原因と対策法をご紹介します。

【ハサミで手を切る】

手先の器用さも、子どもによってそれぞれ。
ハサミに慣れていない子どもに対しては、補助の先生にも協力をしてもらい、しっかりと見守ることが大切です。
紙をどうやって持ったら手を切らないか。
ハサミを使っていいのはいつなのか。
など、子ども達は自分ではわかりません
具体的にどのようにハサミを使うのかを保育士さんが見本をみせてあげましょうね
「ハサミを持っていないほうの手を切らないように気をつけようね。」
「ゆっくり切ろうね。」
など、子ども達が落ち着いてハサミを使えるように声掛けをしてあげましょう
ハサミを使う前には、ルールを子ども達と確認してから使うと安全ですね。

【子ども同士でぶつかる】

子どもは視野もせまく、気になることにはまっしぐら!
お友達がいることに気が付かず、ぶつかって ケガ をするケースは多いですよね
保育室内にはたくさんの子ども達がいるので、できるだけ広々と子ども達が遊べるように環境整備をすることが大切です
また、全員がいっせいに動いてしまうと、お友達同士ぶつかるリスクが高いので、グループごとに動いてもらうなど工夫をするといいですよ。
走り回ることが大好きな子には「ゆっくり歩いてみよう!」「お外遊びのときにたくさん走ろう!」と声をかけてみましょう。
保育士さん一人で対応がむずかしい時は、保育士さん同士で協力をすることが大切です!

【指をはさむ】

保育室のドア、テーブルやいすの間に指をはさんで ケガ をすることも多いです
子どもは何がキケンなのか判断するのがむずかしく、力加減の調節ができません
テーブルやいすを動かす前には、「ゆっくり動こうね。」と伝え、保育士さんも見守るようにしましょう。
ドアを閉めるときも「バン!と閉めると危ないから、ゆっくり閉めようね。」と声掛けをしましょう。
ドアの近くに保育士さんが一人いると安心ですね。

【壁にぶつかる】

走り回っていたら、壁に顔をぶつけて鼻血が…
なんてことはありませんか?
何かに夢中になってしまうと、壁や柱が子どもの視界には入りません
保育士さんの声掛けと、子どもがぶつかりそうな壁や柱の近くにも見守りの保育士さんがいると安心です。
ときには、大人が想像できないような動きを子どもはします。
子ども達の様子をしっかりと観察をしながら、見守りの配置ができると良いですね。

3. 対策をして大きな ケガ を防ごう!

今回は室内で起こりやすい ケガ の原因と対策を看護師視点でお伝えしました。
保育園での ケガ をすべて予防するのはむずかしいです
走ったり、とんだり元気に遊んでいれば、すり傷や切り傷などの小さな ケガ は起こります。
ですが、大きな ケガ につながらないように保育士さんが見守ることはとても大事なことです!
限られた人数の保育士さんでたくさんの子ども達の安全を守るのは大変なこと。
日常的に、保育室の環境整備をしっかりとして、大きな ケガ を防ぎましょうね
子ども一人ひとりの行動パターンを共有して、保育士さんの配置を工夫することも大切です。
子ども達が安全に活動できるように、保育士さん同士協力して対策をしていきましょう!

執筆者:瀬川知子(看護師)

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