外遊びからの入室、イヤイヤも相まって全然お部屋に入ってくれない…。こんな場面ってありますよね。今回は、保育の ノウハウ として、外遊びから入室する時のイヤイヤ対応テクニックをご紹介します。 ノウハウ を知れば、保育がもっと楽しくなるはず♪
1.外遊びからの入室に時間がかかる…そんな時は
外遊びを思い切り楽しんだ後、
「さあ、みんなそろそろお部屋に入ろう!」
けれど、子ども達は全く聞いてくれず…
むしろどんどんお部屋から遠ざかっていく…
気付けばどんどん時間も経っていく…
こんな場面ってありますよね。
特に、イヤイヤ期まっただ中であったりすると、
すんなりとはいかないものです。
こんな時、あなたならどうしますか?
「もう終わり!お部屋に入る時間だよ!」
こんな声掛けばかりしていませんか?
こういった場面では、どうしても注意の声掛けが多くなってしまいます。
もちろん、切り替えやメリハリは大切ですが、
注意ばかりになってしまうと、
子ども達は話を聞くどころか、余計にイヤイヤ状態になってしまいます。
そこで大切なのは、
違った方向からのアプローチ。
今回は、私が実践していた
『外遊びから入室する時に役立つ ノウハウ 』をご紹介します。
もちろん、その時の子ども達の様子や状況により、
いつも上手くいくわけではありませんが、
ぜひ、試してみてくださいね♪
2.外遊びから入室する時のイヤイヤ対応テクニック
それでは、私が実践していた
『外遊びから入室する時に役立つ ノウハウ』をご紹介♪
実習生さんや新人さんでもできる、
簡単なテクニックを2つ取り上げます。
【 ノウハウ ① よーいどん作戦】
お部屋に入ることを子ども達が嫌がる理由には、
もっと遊びたい!という気持ちが大きいと思います。
そこで… ノウハウ ①『よーいどん作戦』です!
最初から全員が参加しなくても大丈夫。
ポイントは、参加したくなるような雰囲気づくりです。
例えば…
★保育士「○○ぐみさん、これから『レース』を開催します!」
→スタートとゴールを決め、線を引くなど目印をつける。ゴールはすぐに入室できるよう出入口付近とし、余裕があればゴールにも別の保育士にいてもらうと◎。
★保育士「最初のレースは…△△選手~!□□選手~!…」
→まず近くにいる数名の子ども達を誘い、選手として名前を呼ぶ。
★保育士「ゴール目指して頑張ってください!よ~い…どん!」
→やってきた子ども達にどんどん参加してもらい、入室の流れを作る。
この作戦は、お部屋への入室自体を遊びに変えてしまうというもの。
もちろん、全ての子にこの遊びがハマるわけではありませんが、
楽しい雰囲気を作ることで、
子ども達の方から参加したい!と集まってくることも♪
慣れてきたら、ただかけっこするだけでなく、
ボールを使ったボール運びレースや、
三輪車を使ったレースなどアレンジをして楽しむこともできますよ。
【 ノウハウ ② お迎えタクシー作戦】
クラス全員がスムーズに入室するというのは、
正直なかなかありません…。
クラスの殆どの子は入室したけれど、残り数名…
ここからが勝負だったりします。
そこで… ノウハウ ②『お迎えタクシー作戦』です!
個人的にタクシーでお迎えに行ってしまいましょう!
例えば…
★保育士「プップー。お客様~タクシーでお迎えに参りました~。タクシーにお乗りくださ~い。」
→フープなどを使ってタクシーに見立て、個人的に声を掛ける。
★保育士「○○組まで参りま~す。」
→タクシーごっこで入室の流れを作る。
★保育士「プップー。お客様、次はどちらに曲がりますか?」
→余裕がある場合は、途中で子どもに道案内をしてもらうのも◎。
★保育士「プップー。タクシーです。お客様もご一緒に乗りませんか?」
→まだ入室していない子どもがいたら、途中で声を掛けて『相乗り』しても◎。
この作戦も、楽しく入室するところがポイント。
ただ単に「△△ちゃん、お迎えに来たよ。お部屋に入ろう。」
と誘うのではイヤイヤ状態は変わらないでしょう。
タクシーごっこで誘うことで、子ども達も受け入れてくれやすくなります。
子ども達が笑顔で入室してくれたら、言うことなしです♪
3.実践しながら ノウハウ を自分のものに!
いかがでしたか?
今回は、外遊びからの入室に時間がかかる…という時に、
私が実践していた
『外遊びから入室する時に役立つ ノウハウ』をご紹介しました。
子ども達を相手にする中で、
絶対上手くいくということはありません。
ですから、絶対に上手くいく ノウハウ というものもないのですが、
今回は、私自身が経験を積み重ねてきた中で感じたことや考えたことを、
ノウハウ としてお伝えできればと思い、ご紹介させていただきました。
私のお伝えした保育の ノウハウ が実践で役立ち、
また、みなさんが自分のアレンジを加えるなどして、
自分の ノウハウ にしていただけたらと思います。
楽しい保育ができますように…
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