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保育学生さん必見♪ 公立幼稚園 ってどんなところ？わかりやすく解説！
『 公立幼稚園 』ってどんなところか知っていますか？これから実習や就活を控えている保育学生さんは必見♪今回は、 公立幼稚園 の基本をわかりやすく解説します。実習や就活前にきちんと理解し、準備しておきましょう。
1. 公立幼稚園 ってどんなところ？
ほいコレでは、保育学生さんの進路に役立つ情報をお届けしています！
今回は、『 公立幼稚園 』の基本をわかりやすく解説♪
公立幼稚園 ってどんなところか知っていますか？
保育園と幼稚園の違いはわかるけれど、
公立幼稚園 と私立幼稚園の違いはよくわからない…。
そんな方は必見！
自分の進路について考える第一歩として、
公立幼稚園 について理解しておきましょう。
運営元
公立幼稚園は、市町村（地方自治体）が運営し、
その教育委員会が管理しています。
全ての自治体に 公立幼稚園 があるわけではありませんが、
全国の幼稚園の３分の１が 公立幼稚園 です。（令和元年度 文部科学省調査）
保育時間
自治体によって多少違いますが、
月曜日～金曜日９：００頃～１４：００頃の保育時間が一般的。
また、預かり保育を実施している園もあります。
預かり保育の時間は自治体によって様々ですが、
１７：００前後まで実施している場合が多いでしょう。
園児
受け入れ年齢は、３歳～就学前。
自治体によっては、４歳～の２年保育（年中組～）としている場合も多いようです。
自治体の運営する幼稚園なので、
その自治体に住んでいる子どもが入園対象となります。
職員
正規職員、非常勤職員、パートなどの職員が働いています。
正規職員は、在職年数や昇格試験によって役職が変わっていく仕組みが一般的。
私立幼稚園に比べ、職員の年齢層が幅広いことが多いでしょう。
2. 公立幼稚園 で働くには？
次に、 公立幼稚園 で働くには、どのような条件が必要なのでしょうか。
ここでは、正規職員としての採用情報をご紹介します。
必要資格
・幼稚園教諭免許
・保育士資格（自治体によっては必要としています）
※取得見込みも含まれます。
採用試験
公立幼稚園 で働く幼稚園教諭は、地方公務員です。
ですから、まずは市町村の公務員試験を受験する必要があります。
受験資格として年齢制限があり、30歳前後までとしている場合が多いのですが、
最近は即戦力となる経験者枠を設けている自治体も少なくありません。
試験内容は、
一次が筆記試験（一般教養科目、専門科目）、
二次が面接や、ピアノ、製作などの実技を行う場合もあります。
また、試験に合格すれば採用が即決定という訳ではなく、
まずは合格者名簿に登録され、その後配属先が決定してから正式採用という流れになります。
採用試験日程
一般的には４～６月頃に募集案内・申し込みをし、
７～９月頃に公務員試験の一次試験、
９～１０月頃に二次試験があります。
日程は各自治体によって違いがあるので、早めに確認をしましょう。
3. 公立幼稚園 で働くことのメリット・デメリット
最後に、 公立幼稚園 で働く上でのメリットやデメリットを見ていきましょう。
【メリット】
★お給料
お給料は各自治体によって差がありますが、
公務員は在職年数に応じて階級が上がっていくので、基本的にはそれに伴って少しずつお給料も上がっていく仕組みです。
長く勤めることで確実にお給料が上がっていきます。
★福利厚生
公務員の福利厚生は手厚いといわれています。
共済組合の加入や、休暇取得の制度充実、レジャー施設や宿泊施設の優待割引、共済の保険・年金などへの加入など。
育児休暇は最長で３年取ることができます。
私立幼稚園では結婚を期に退職する場合も多いですが、
公立幼稚園 は産休育休がしっかりと取れることで、安心して長く勤めることができます。
★社会的信用性が高い
公務員は、社会的に信用性が高い職業です。
安定した収入や、失業するリスクが低いことで、クレジットカードの審査やローン審査が通りやすいというメリットもあります。
【デメリット】
★公務員試験
公務員試験は、一般的に倍率が高いと言われています。
数少ない 公立幼稚園 の教諭となると、更に難関です。
自治体によっては２０倍（２０人に１人が合格）となるところも！
試験勉強をしっかりと行ってからでないと厳しいでしょう。
★異動がある
公務員は、数年に１度定期的に異動がありますが、幼稚園教諭も同じです。
自治体内の 公立幼稚園 間を異動するのですが、
異動のたびに新しいメンバーや職場に慣れていかなくてはいけません。
★廃園や民営化される可能性
公立幼稚園 は年々廃園や民営化が進んでいます。
晴れて 公立幼稚園 に就職することができても、
いつまで働けるかわからない点は少々不安です。
いかがでしたか？
今回は、『 公立幼稚園 』についての基本をご紹介しました。
就活前にきちんと理解しておくことで、
時間をかけて進路について考えることができ、
また、就職準備も慌てずに取り組めるのではないでしょうか。
未来の保育士さんを応援しています！
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執筆者：たか 先生(保育教諭1)
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