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社会保険 について徹底解説!保育士として社会人になる前に知っておこう

保育士として社会人デビューをすると、全員加入することになる 社会保険 の制度。言葉は聞いた事あるけど具体的にどういうものかわからない…という人も多いのでは?そこで今回は、新卒保育士さんに知っておいて欲しい 社会保険 の仕組みを徹底解説します!
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1. 社会人になったら支払う 社会保険

社会人になると、これまでは学生だからと免除されてきた年金や、親御さんが払っていた健康保険などのいわゆる 社会保険 の支払いがスタートするのを知っていますか?
 社会保険 の保険料はお給料から、毎月「控除」として天引きされます。そのため、コンビニや銀行にわざわざ支払いに行く必要はありませんが、給料明細でいきなり「控除」として引かれていると「何これ?」と思う人も多いはず。
そこで、今回は新卒保育士さんに知っておいて欲しい 社会保険 についてわかりやすく解説します。
保育業務とは違い、給料から天引きされる項目を教えてもらう機会は少ないですよね!
初めてお給料をもらったら、給料明細を見て理解できるように事前にお勉強しておきましょう♪

2. 新卒保育士が覚えておきたい 社会保険 の種類

そもそも、保険には2種類あって公的保険= 社会保険 と、私的保険=民間保険があります。

民間保険は自分で好きに加入できる(がん保険など)のに対して、 社会保険 は社会人デビューすると強制的に加入になり支払いが始まります。

「強制って嫌だな〜」と思う人もいるかもしれませんが、 社会保険 とは万が一あなたがケガ・病気・失業などをして困った時に備えて、社会全体で支え合おう!という必要不可欠な仕組み。
 社会保険 の内訳には5つの種類がありますが、今回は4つを厳選し、その保障内容支払う保険料について見ていきます!

①健康保険

主な保障内容
・療養の給付
風邪やケガで病院に行った時に、窓口で保険証を提示して自己負担額が安くなるのが、健康保険の代表的な保障!
・出産育児一時金、出産手当金
出産の時にもらえる出産育児一時金(42万円)や、出産手当金(産前産後休んだ一定期間に給料に3分の2がもらえる)という保障も健康保険の一つです。
・傷病手当金、高額療養費
ケガや病気で長期間働けなくなった時にもらえる傷病手当金や、1ヶ月の医療費の自己負担額が限度額を超えるとその分が戻ってくる高額療養費という制度も。
保険料
これらの保障を受けるために毎月給料から天引きされるのが、保険料です。
医療保険の保険料は、労使折半と言って会社員と事業主で半分ずつ負担します。また保険料は、会社員の月収やボーナスに保険料率を掛けて計算するので、年収が多い人ほどたくさん払うんですね。

②厚生年金保険

よく耳にする年金も 社会保険 のうちの一つなんです!
主な保障内容
・老齢給付
受給資格期間を満たした人(10年以上保険料を納めた人)が、65歳(老齢)になったら受け取ることができるのもの。これが年金の代表的イメージ!
・障害給付
病気やケガで障害者となった場合に、一定の要件を満たしていると障害年金や障害手当金を受け取ることができます。
・遺族給付
年金の加入者or年金の受給者が亡くなった場合、遺族の生活を保障するための年金です。
※年金と一口に言っても、老後にもらえるものだけではないんですね!
保険料
医療保険料と同様に、保険料は月収やボーナスに保険料率を掛けて計算し、労使折半で支払います。

③雇用保険

主な保障内容
・求職者給付
一般的に失業保険と呼ばれている給付がこれ!
倒産や解雇の場合ももちろん保障されますが、自己都合や定年退職で仕事を辞めても、働く意思と能力があればハローワークで給付金を受け取ることができます◎
・雇用継続給付
高齢者や、育児・介護をしている人に対して必要な給付を行い、雇用の継続を促進するための制度です。
育休を取った際、休業前の賃金50%相当が支給される育児休業給付も雇用継続給付の一つ!
保険料
保険料は事業主と労働者で負担しますが、折半ではありません。保険料率と負担割合は業種によって異なります。

④労災保険

主な保障内容
・療養(補償)給付
通勤時や業務中の、ケガや病気で病院を受診した際の治療費・入院費用などが全て無料で受けられます。
・休業(補償)給付
職員が業務上or通勤中のケガや病気で仕事を休まなければならず、賃金を受け取れない日が4日以上の時に、4日目から60%相当額が支給されます。
※通勤中のケガなどは、会社に事前に提示している正規のルート内で起きたものに限られます。なので、仕事帰りに飲み会へ寄った際に遭遇した事故などは対象外なので要注意!
保険料
事業の種類ごとに保険率が決められており、保険料は全額事業主が負担するので、給料からの天引きはありません◎
※5つ目に介護保険という制度もありますが、40歳からのスタートになるのでここでは割愛。

3. 社会保険 の内容はしっかり理解しておこう!

ここまでご紹介した 社会保険 には、身近で代表的なものをご紹介しました。
働く上で、心のどこかにとめておいてもらえるときっと役に立つはずですよ。
 社会保険 の保険料は毎月大切な給料から支払っているもの。
社会人になるなら、 社会保険 の保障内容や保険料をしっかり理解した上で、安心して保育士の仕事を頑張っていきましょう!
⇩給料の基本については、こちらの記事でご紹介しています♪
⇩給料の控除について詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめ♪

執筆者:ほいコレ 編集部

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