【降園時】
<出発前>
★ 乗車する子どもの確認、点呼および視診、ルート確認。トイレの最終確認。
<バス停到着>
① 保護者にあいさつ 「こんにちは!ただいま戻りました!」など。
② 降車する子どもの確認、手荷物など確認、連絡事項の伝達。
③ あいさつ。
③ 乗車している子どもの安全確認、及び降車した子どもと家族の安全確認後、運転手に発車の合図を出す。
<幼稚園到着>
① バス内の異常や忘れ物がないか複数人でチェック(バスの後ろまで必ず行き、椅子の下もチェック)
② 幼稚園職員へ連絡事項の伝達
以上が基本的な幼稚園バス業務の流れです。
園によって内容に差があるかと思われますが、基本的にバスの先生が注意していることは「子ども」と「手荷物」、「伝達事項」です。
乗車中の子どもの安全はもちろんですが、降車後の子どもの動きも注意しましょう。
子どもやご家族の安全(特に兄弟姉妹が危ない)が確認できるまでは、運転手さんに出発の合図は出しません。
また、荷物の持ち帰りが多い金曜日は、特にバスに荷物を置き忘れる子が続出します。
子どもが降りる時の忘れ物チェックも習慣にするといいですよ。
そして、担任からの伝達事項は間違いなく保護者に伝えましょう。
これら3点に気を付けるようにすると、バス業務でのミスがぐっと抑えられるようになりますよ。
この他にも、おもらしやバス酔いが心配な子や、毎朝泣いてバスに乗れない子などの対策も必要になってきます。
こうした例外にも冷静に対応できるように、バス業務の基本には早めに慣れておくと安心です。
3. 幼稚園バス には子ども用シートベルトがない!?最新の幼稚園バス情報
なんと2021年夏までは 幼稚園バス の子ども座席にシートベルトはありませんでした。
これは子どもがシートベルトを装着してしまうと、緊急時に自力で脱出ができないなどという理由からでしたが、2021年夏に、子ども自身で着脱できる子ども用シートベルトが開発されました。
今後こうしたシートベルトを取り付けた 幼稚園バス が普及するとバス業務も少し変わってくるかもしれません。
帰りのバスでシートからずり落ちるほど爆睡する子ども達を支えてあげたり、
バスで立ち上がってしまう子たちを注意することも少なくなるかもしれませんね。
なお、幼稚園の先生はバス乗車中の事故など非常事態の対応も覚えなくてはいけません。
いざとなれば運転手さんの指示や判断を仰ぐこともできますが、バスの中で子ども達を守れるのは先生だけです。
どんな時も子どもの安全を第一に対応できる先生を目指すためにも、バス業務の基本は早めに身につけると安心です。
責任重大で大変な業務ですが、慣れてくるととてもやりがいのある楽しいお仕事です!
バス乗車前に子ども達から
「やったー!今日のバスは〇〇先生だ~!」と言ってもらえると、幼稚園教諭冥利に尽きますよ!
ぜひ皆さんも、 幼稚園バス の業務を楽しんでくださいね。
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