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これでばっちり!~幼稚園教諭の 幼稚園バス お仕事解説!~

幼稚園バス
憧れの 幼稚園教諭 !でも一人でバス業務をこなせるか不安…。そんな新米先生に 幼稚園バス の業務の基本と 幼稚園バス の最新情報をお届けします。これを読めばバス研修の要点もつかみやすくなり、一人でのバス業務の不安も和らぎますよ!
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1. 幼稚園教諭のバス業務は想像以上に大変な仕事

幼稚園教諭を目指す学生さんであれば、きっと一度は憧れたことのある 幼稚園バス のお仕事。
 幼稚園バス の先生はいつも笑顔でいることから、学生さんからも人気の高い憧れの業務の一つです。
しかし、新人の先生にバス研修をすると「こんなに大変な仕事だと思っていませんでした!」という声が毎年聞かれるように、 幼稚園バス  の業務は想像以上に気苦労の多い仕事です。
今回は実習や就職先のバス研修でのみなさんの戸惑いを少しでも減らせるように、 幼稚園バス のお仕事をご紹介したいと思います。
研修前の予習として、ぜひ読んでみて下さいね。

2.  幼稚園バス の先生の仕事とは?

まずバス業務において一番大切なことは「子どもを安全に、間違いなく乗車・降車させる」ことです。
そのために運行前の乗車予定者の確認、乗車・降車前の点呼と人数確認が徹底されます。
子どもの乗せ忘れ乗せ間違いは、巻き込み事故など重大な事故につながります。
万が一事故を起こした場合は「動静把握義務違反」として過失責任を問われますので、
乗車予定人数と実数が合わないときは絶対に出発してはいけません。
たとえ定刻に出発できなくなるとしても、担任や園長などに必ず確認をして、指示に従いましょう。
 動静把握義務とは、自分が担当する子どもの様子常に把握しなくてないけないとされる保育士・幼稚園教諭の義務
また、時には「 幼稚園バス には乗らないけれども、渡したいものがあるからバス停に寄って欲しい。」ということもあるので、乗車・降車の子どもの確認と運行ルートはしっかりと運転手さんと打合せするようにします。
それでは実際に 幼稚園バス 乗車業務の流れを見てみましょう。
【登園時】
<出発前> 
★ 乗車する子どもの確認、ルート確認。
<バス停到着>
① あいさつ 「おはようございます!」。
② 乗車する子どもの点呼および視診人数確認手荷物など確認。
③ 乗車した子ども見送り家族などの安全確認後、運転手に発車の合図を出す。
<バス乗車中>
① 子どもの安全確認
② 無線や携帯電話などの対応。
③ バスがバックする時などは、降車して誘導。
<幼稚園到着後>
 安全に気を付けて子ども達をおろす(一人ひとり顔を見て、名前を呼ぶとこちらの意識も高まります。)
② 人数点呼
③ 全員降りたか、バス内を複数人でチェック(バスの後ろまで必ず行き、椅子の下もチェック)
④ 幼稚園職員へ連絡事項の伝達
【降園時】
<出発前>
★ 乗車する子どもの確認、点呼および視診ルート確認トイレの最終確認
<バス停到着>
① 保護者にあいさつ 「こんにちは!ただいま戻りました!」など。
② 降車する子どもの確認手荷物など確認連絡事項の伝達。
 ③ あいさつ。
 ③ 乗車している子どもの安全確認、及び降車した子どもと家族の安全確認後、運転手に発車の合図を出す。
<幼稚園到着>
① バス内の異常や忘れ物がないか複数人でチェック(バスの後ろまで必ず行き、椅子の下もチェック)
② 幼稚園職員へ連絡事項の伝達
以上が基本的な幼稚園バス業務の流れです。
園によって内容に差があるかと思われますが、基本的にバスの先生が注意していることは「子ども」と「手荷物」、「伝達事項」です。
乗車中の子どもの安全はもちろんですが、降車後の子どもの動きも注意しましょう。
子どもやご家族の安全(特に兄弟姉妹が危ない)が確認できるまでは、運転手さんに出発の合図は出しません。
また、荷物の持ち帰りが多い金曜日は、特にバスに荷物を置き忘れる子が続出します。
子どもが降りる時の忘れ物チェックも習慣にするといいですよ。
そして、担任からの伝達事項は間違いなく保護者に伝えましょう。
これら3点に気を付けるようにすると、バス業務でのミスがぐっと抑えられるようになりますよ。
この他にも、おもらしやバス酔いが心配な子や、毎朝泣いてバスに乗れない子などの対策も必要になってきます。
こうした例外にも冷静に対応できるように、バス業務の基本には早めに慣れておくと安心です。

3.  幼稚園バス には子ども用シートベルトがない!?最新の幼稚園バス情報

なんと2021年夏までは 幼稚園バス の子ども座席にシートベルトはありませんでした。
これは子どもがシートベルトを装着してしまうと、緊急時に自力で脱出ができないなどという理由からでしたが、2021年夏に、子ども自身で着脱できる子ども用シートベルトが開発されました。
今後こうしたシートベルトを取り付けた 幼稚園バス が普及するとバス業務も少し変わってくるかもしれません。
帰りのバスでシートからずり落ちるほど爆睡する子ども達を支えてあげたり、
バスで立ち上がってしまう子たちを注意することも少なくなるかもしれませんね。
なお、幼稚園の先生はバス乗車中の事故など非常事態の対応も覚えなくてはいけません。
いざとなれば運転手さんの指示や判断を仰ぐこともできますが、バスの中で子ども達を守れるのは先生だけです。
どんな時も子どもの安全を第一に対応できる先生を目指すためにも、バス業務の基本は早めに身につけると安心です。
責任重大で大変な業務ですが、慣れてくるととてもやりがいのある楽しいお仕事です!
バス乗車前に子ども達から
「やったー!今日のバスは〇〇先生だ~!」と言ってもらえると、幼稚園教諭冥利に尽きますよ!
ぜひ皆さんも、 幼稚園バス の業務を楽しんでくださいね。
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執筆者:ほいコレ 編集部

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