0歳児は言葉を話すことができないので、子どもの行動や様子をしっかりと観察することが大切。
また慣れない保育園生活の中で、子ども達が安心できるようにスキンシップをたくさんとるようにしましょうね。
2. 保育に役立つ!0歳児の具体的な 養護 の内容
つぎに0歳児の 養護 の内容について、具体的にご紹介します。
【スキンシップで信頼関係を築く】
0歳児の養護で大切なのは、保育士さんは安心できる存在だと子どもが認識することです。保育園生活に慣れるまで、泣いていることが多いと思います。
子どもが泣いていたら、抱っこをしてあやしてあげましょう。
保育士さんが、笑顔でやさしく声掛けをすることで子どもは安心し、少しずつ保育園になれていきますよ。
【衣服で体温調節をする】
子どもが健康に過ごすために、体温調節がとても大事。
しかし0歳児は体温調節機能が未熟なため、保育士さんが子どもの様子を見て体温調節をする必要があります。
子どもの体温は大人よりも高いので、大人が着ている枚数より一枚少ないぐらいを目安にしましょう。
寒い時のサイン
・お腹や背中が冷えている
・顔や唇の色が青白い
暑い時のサイン
・体が汗ばんでいる
・顔が赤い
・お腹や背中が熱い
ミルクも飲んで、おむつもキレイなのに泣いている時は体温調節がうまくいっていない場合があります。
このようなサインがあれば衣類で調節してあげましょうね。
【保育室内の環境を整える】
0歳児は何でも口に入れてしまうので、しっかりと保育室内の安全を確保していきましょう!おもちゃは誤飲の危険性が低い大きめの物を準備しましょうね。
0歳後半になると、お座り、ハイハイ、つかまり立ちなど動きが活発になってきます。
保育士さんは子ども達が広々と遊べるように、スペースをつくることが大切です。
【自分でやりたい!という気持ちを尊重する】
0歳後半では、手づかみでご飯を食べる、コップでお茶を飲むなどできることが少しずつ増えてきます。
まだ小さいので、ご飯を床にこぼすなど上手くいかないことも多いです。
でも、これも成長!保育士さんは子どもを見守りながら「先生もお手伝いさせてね」と声掛けをして食べさせてあげましょう。
あらかじめ、子どもが手づかみする分のご飯を取り分けておくのも一つの手です。
自分で口に入れられたら、「自分でできたね♪」とたくさん褒めてあげてくださいね。