保育園で起こる 噛みつき という行動を知っていますか? 噛みつき は1歳児に多く見られる行動ですが、0歳児でも起こることがあります。そこで今回は、0歳児特有の 噛みつき の原因や対処法をご紹介♪保育園できっと役に立つはずなので、参考にしてみてくださいね。
1. 0歳児も 噛みつき がある?
保育士を目指している皆さんこんにちは!
今から保育園での生活が楽しみですよね。
突然ですが、保育園で起こる 噛みつき というものを知っていますか?
保育士にとっては、子どもの困った行動の一つかもしれません。
噛みつき は、主に1歳児クラスに最も多く、言葉がまだ未発達の子どもに見られる行動です。
おもちゃの取り合いになった時など、「イヤ!」と言えないかわりにお友達に噛みついて気持ちを表現したりします。
保育士はまずこの 噛みつき が起こらないように事前に注意し、お互いの気持ちをうまく代弁してあげられるといいですね。
このような1歳児クラスで起こる 噛みつき については多くのサイトで取り上げられていますが、実は0歳児でも 噛みつき は起こります。
そこで今回は、あまり取り上げられていない0歳児の 噛みつき について解説していこうと思います。
1歳児とは原因が少し違っていたり、保護者から相談された場合にも役に立つ知識だと思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2.0歳児の 噛みつき の原因
・原因①歯がかゆい
ずばり原因の一つ目は、生え始めた歯がかゆいこと。
0歳児は早いと4〜5ヶ月の時から下の前歯2本から生え始めます。
この生え始めた歯がかゆいので、おもちゃやタオル、時には人を噛んでしまうこともあります。
また単純に布などを歯で引っ張る行動が面白く、繰り返している場合もあります。
・原因②愛情(感情)表現
次に考えられる噛みつきの原因は、なんと愛情表現です。
「え、 噛みつき って攻撃じゃないの?」と思いますよね。
もちろん先にお話した通り「イヤ!」の言葉の代わりの感情表現として、 噛みつき をする場合もあります。
ですが、0歳児では噛みついた後の保育者の反応が嬉しくて行う場合も。
見知らぬ人には噛みつかないので、愛着関係ができているからこそ噛みつかれることもあります。
私も何度も0歳児の娘に噛みつかれたことがあるのですが、たとえ小さい前歯でも噛まれるととても痛いです!
思わず悲鳴をあげたこともあります。
皆さんはこんな痛い経験をしないためにも、対処法をしっかり見ていきましょう。
3.0歳児の 噛みつき の対処法
・対処法①歯固めやおもちゃを使う
歯がかゆい場合などは、噛んでも安全なおもちゃや歯固めを活用するのがおすすめです。
噛んではいけないものに噛みついていた場合は、おもちゃ自体で気を逸らすのも良いですね。
布を引っ張る行為が単純に楽しい場合、ゆったりとしたボトムスは狙われやすいので要注意です。
そのため0歳児保育の際は、ゆったりしたパンツよりもピタッとしたボトムスの方がおすすめですよ。
・対処法②視線を向ける&端的に伝える
噛みつき が起こるケースを見ていると、保育士が忙しそうにしていたり、自分に気が向いていない時に起こることも少なくありません。
そのため、 噛みつき が起こりやすい子どもにはできるだけ視線や注意を向けてあげられると良いですね。
噛みつき は保育者に対して「もっとかまって欲しい」という愛情表現でもあるので、普段から「あなたのことを気にかけているよ」というサインを出してあげると改善する場合もあります。
それでも 噛みつき が起こった場合は、短い言葉で「ガブはダメ」などと端的に伝えましょう。
感情的になると返ってその反応が楽しく、 噛みつき を繰り返す子どももいるので気をつけましょう。難しいですが、できるだけシンプルに伝えてみてくださいね。
0歳児は、すぐには注意された言葉の意味をくみ取ることはできません。そのためすぐ 噛みつき がなくなる訳ではありませんが、根気よく続けることで必ず伝わります。
4.子どもと保護者に寄り添った保育を♪
いかがでしたか?
今回は 噛みつき について、0歳児特有の原因や対処法などをご紹介しました。
保護者の中には、家庭での0歳児の 噛みつき に悩んでいる方もいるかもしれません。
そんな時には、ぜひ今回の内容を思い出して相談に乗ってみてくださいね。
愛情表現の一種ということを知ると、少し保護者の不安も軽くなるかもしれません。
なかなか注意しても改善しないからと言って、叩いたりなどのしつけをする必要はありませんよ!
噛みつき も成長の過程だと理解して、子どもと保護者に寄り添った保育をしていきましょう♪
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