保育実習を控えている学生のみなさんに、注意してもらいたい『 熱中症 』について、症状やその対策をご紹介します。『 熱中症 』について理解し、自分の体調の変化に意識を向けて過ごすことが大切。体調を整えて保育実習に臨みましょう!
1.保育実習でも気を付けなければならない 熱中症
保育実習を控えている学生のみなさんは、
コロナ禍で、体調の変化には敏感になっているのではないかと思います。
感染対策などをしっかりとしながら過ごすこと、
また、体調を整えることは、
保育実習の前にはとても大切なことですね。
感染症や風邪の症状に気を付けなければならないのは当然ですが、
これからの季節に注意しなければならないものが他にもあります。
それは、『 熱中症 』
まず、 熱中症 とは何かをご紹介します。
熱中症 とは・・・
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。
この 熱中症 、夏の暑い時期にかかる病気と思われがちですが、
実は、蒸し暑くなり始める6月も危険だということを知っていますか?
6月は、気温や湿度が高い上に、身体もまだ暑さに慣れていない為、
熱中症 のリスクが高いようです。
保育実習では、普段と違う環境に緊張したり、気を遣ったりします。
自分が思っている以上に疲れている場合も多く、
熱中症 のリスクも上がります。
「体力はあるし、若いから大丈夫!」
と他人事に考えず、
しっかりと『 熱中症 』について理解し、対策をとって保育実習に臨みましょう。
2. 熱中症 の症状と対策はコレ!
では、 熱中症 にはどんな症状や対策があるのでしょうか?
【症状】
軽度
・「クラクラする」…めまい、立ちくらみ
・「ピリピリする」…手足のしびれ
・「筋肉がつって痛い」…こむら返り
・「汗がダラダラ」…発汗
中度
・「頭が痛い」…頭痛
・「気持ちが悪い」…吐き気
・「体がだるい」…倦怠感
・「ボーっとする」…集中力、判断力の低下
重度
・意識がない
・痙攣が起きる
・身体が動かない
・身体が熱い
熱中症 には、症状に段階があるということがわかります。
軽度のうちに気付いて対処できれば、
大事に至らなくて済むでしょう。
しかし、軽度の症状を見てみると、意外と日常的に経験しているようなものもありますよね。
特に学生さんであれば、
ちょっと疲れているのかも…
なんて思って、見過ごしてしまうかもしれません。
熱中症 になるかもしれない…という意識をもって、
この時期は些細な体調の変化も見逃さないように注意しましょう。
【対策】
症状がわかったところで、
次に、 熱中症 の対策についてご紹介します。
熱中症 の症状が現れた時の対処法と、 熱中症 にならない為の予防法です。
対処法
・涼しい場所に移動する
・着衣を緩める
・身体を冷やす
・安静に休む
・水分・塩分の補給をする
予防法
・気温や室温を意識する
・こまめに水分補給をする
・熱がこもらないよう、涼しい服装を身に付ける
・体調を整え、体力づくりも心掛ける
症状が改善しない場合は病院受診や、緊急の場合は救急車を呼ぶ必要も出てきます。
そうならない為にも、
熱中症 を予防するために必要なことを、しっかりと意識して過ごしましょう。
3.保育実習ではいつも以上に体調管理をしっかりと!
いかがでしたか?
今回は、 熱中症 の症状や対策についてご紹介しました。
保育実習中は、一生懸命に取り組むあまり、
自分の体調の変化に気付きにくいという場合があります。
今は保育中マスクもしているため、
より熱がこもりやすい環境ですよね。
また、何か変な感じがする…
と思っても、自分から体調の変化を訴えることが出来ずにいるという実習生さんも。
しかし、体調が悪いと準備してきたことを十分発揮できないですし、
悪化してしまったら実習自体を中止しなくてはならなくなります。
熱中症 の症状を含め、何か体調の変化を感じたら、
保育士さんに申し出て休ませてもらうことも大切ですよ。
保育実習では、いつも以上に体調管理をしっかりと!
何よりも、食事・睡眠など生活リズムを整えて、
体調万全で保育実習を乗り切りましょう。
未来の保育士さんを応援しています!