"秋の壁面"、モチーフは決まったのに「なんだかパッとしない」と感じていませんか。かわいく見えるかどうかは、じつはセンスではなく配色と配置の考え方で決まります。この記事では色数の絞り方や余白の取り方に加え、9月・10月・11月それぞれのモチーフと色合わせのコツまで解説します。
この記事でわかること
- 秋の壁面がかわいく見える配色のルール
- まとまって見えるレイアウトの考え方
- 9月・10月・11月のモチーフと色合わせ
1. 【保育】秋の壁面、かわいく見せるコツは配色とレイアウト
壁面の仕上がりを左右するのは、絵を描く技術ではありません。
決め手になるのは、色の選び方と配置の決め方の二つ。
どちらにも考え方の型があり、知っておけばまとまりのある壁面に仕上げられます。
「センスがないから」と諦める必要はありませんよ。
原因の多くは色が多すぎたり、全体が詰まりすぎたりしていることです。
つまり、直せるポイントがはっきりしていることです。
なお、そもそもどんなモチーフを作るか迷っている方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
・秋の壁面がかわいく見える配色のコツ
配色でいちばん大切なのは、色を増やしすぎないこと。
色数が多いほど、まとまりのない印象になってしまいます。
配色の4つの型
- 使う色は3〜4色までに絞る
- 茶・オレンジ・えんじ・からし色など秋色をベースにする
- 背景は淡い色を選び、モチーフを目立たせる
- 差し色を1色だけ入れて全体を引き締める
色選びに迷ったら、実際の紅葉や秋の果物の色を思い出してみましょう。
自然の中にある組み合わせは、それだけで季節感のあるまとまりになります。
まずは背景の色を決めてから、モチーフの色を選ぶ順番がおすすめですよ。
・秋の壁面をおしゃれに見せるレイアウトの工夫
配置のコツは、均等に並べないこと。
同じ間隔できれいに並べると、かえって単調な印象になってしまいます。
配置の4つの型
- 大きいモチーフから先に置き、小さいものを後から散らす
- 密なところと余白のあるところをつくる
- 斜めや曲線を意識して、視線が流れる形にする
- 端まで詰め込まず、周囲に余白を残す
貼る前に、床や机の上で一度並べて全体を眺めてみてください。
床に置いて少し離れて見ると、詰まりすぎている場所が見えてきます。
平面だけでなく、吊るす装飾を組み合わせると空間に変化が出ますよ。
立体的な飾りのアイデアは、こちらで紹介しています。
2.【9月・10月・11月】保育の秋の壁面に使えるモチーフと色合わせ
ひとくちに秋といっても、月によって雰囲気は大きく変わります。
9月はまだ夏の名残があり明るい色が、11月は落ち着いた色が似合う時期。
月ごとの色の傾向を意識するだけで、季節感がぐっと出ます。
・9月の壁面|保育で使えるモチーフと配色
9月のモチーフは、コスモス・ぶどう・十五夜のうさぎ・とんぼなど。
夏の名残がある時期なので、明るい色を残しつつ秋色を少しずつ混ぜるのがコツです。
十五夜なら、濃紺の背景に黄色い月を一つ。
たった2色でも、驚くほど印象的に仕上がりますよ。
・10月の壁面|かわいく見せるモチーフと配色
10月のモチーフは、ハロウィン・さつまいも・きのこ・どんぐりなど。
ハロウィンは紫とオレンジが定番ですが、黒を少し加えると全体が引き締まります。
かわいい雰囲気にしたいときは、モチーフの形に丸みをもたせてみましょう。
とがった形をやわらかい曲線に変えるだけで、やさしい印象に変わります。
・11月の壁面|落ち着いた秋色でまとめる
11月のモチーフは、紅葉・いちょう・みのむし・七五三など。
深まる秋に合わせて、茶やえんじなど落ち着いた色を中心にまとめましょう。
同じ紅葉でも、赤・オレンジ・黄の濃淡を並べるだけで奥行きが生まれます。
色を足すのではなく、同じ系統の色で濃さを変えるのがおしゃれに見せる近道です。
3. 秋の壁面を簡単に手作りするコツ
壁面づくりは、時間との勝負になることも多いもの。
手数を減らしても、仕上がりの印象は十分に保てます。
時短のコツ
- 同じ形は型紙を作り、複数枚まとめて切る
- 折り紙や画用紙の色数を最初に決めておく
- 細かい模様は描かず、貼り重ねで表現する
- 背景は模造紙1枚で済ませ、モチーフに時間を使う
完璧を目指すより、期限内に仕上げて子どもに見てもらうほうがずっと大切。
壁面づくりの基本の技は、こちらの記事でも紹介しています。
4. 子どもの作品を主役にする秋の壁面の飾り方
子どもの作品を掲示するときは、保育者の作る部分を控えめにするのが基本。
主役はあくまで子どもたちの作品です。
飾り方の型
- 背景をシンプルにして、作品の色を引き立てる
- 高さをそろえて並べると整って見える
- 保育者が作るのは枠や背景にとどめる
- 名前や制作日を添えると記録としても残る
上手・下手で並べ順を変えないことも、大切な配慮の一つ。
どの作品も同じように扱う姿勢が、子どもの自信につながります。
保護者が見たときに、わが子の作品をすぐ見つけられる並べ方も意識したいところです。
5. 実習で”秋の壁面”を任されたときに気をつけたいこと
実習で壁面を任されたら、作る前に確認したいことがあります。
見た目の前に、まず安全と園のルールです。
確認ポイント
- 掲示物の高さは子どもの目線を意識する
- 小さなパーツは口に入る大きさを避ける
- 使ってよい留め具は園によって異なる
- 園の掲示ルールや使える材料を先に聞く
自己判断で進めず、まず担当の先生に相談してからはじめましょう。
確認の一言があるだけで、あとから貼りなおす手間も防げますよ。
6. 少しの工夫で、”秋の壁面”はぐっと見やすくなる
ポイントまとめ
- 色数を絞り、秋色をベースに差し色を1色
- 均等に並べず、余白と強弱をつくる
- 子どもの作品を掲示するときは主役を譲る
壁面がかわいく見えるかどうかは、センスではなく手順の問題。
色数を絞る、余白をつくる、主役を決める。
この3つを意識するだけで、仕上がりの印象は確実に変わります。
壁面づくりは、子どもの目線で考える練習にもなります。
実習で任されたら、園のルールを確認しながら取り組んでみてくださいね。
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