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保育園・幼稚園の「お別れ会」とは?年齢別のねらいと配慮・活動例

お別れ会
お別れ会は、子どもの成長を喜び合いながら新しい環境への一歩を踏み出す行事です。 この記事では、保育園のお別れ会のねらいや年齢別の活動例、退園・転園児への配慮、実習や行事計画に使えるねらい文例を紹介しています。

 

index

1. お別れ会とは?【保育での意味と目的】
2. お別れ会のねらい3つ
① 成長を喜び合う
② 別れを受け止める
③ 新しい環境への期待をもつ
3. 年齢別のねらいと配慮・活動例【お別れ会】
●0歳児 〜安心できる雰囲気の中で“つながり”を感じる〜
●1歳児 〜身近な人との関わりを通して“ありがとう”を感じる〜
●2歳児 〜進級への期待を感じながら、友だちと楽しむ〜
●3歳児 〜友だちと気持ちを伝え合い、心のつながりを深める〜
●4歳児 〜感謝の気持ちを表し、年長児への憧れを育む〜
●5歳児(卒園児) 〜感謝と自信を胸に、新しい環境への一歩を踏み出す〜
4. 退園・転園・卒園などシーン別の配慮
◯退園・転園する子どもがいる場合
◯卒園児を送る会の場合
◯小規模保育園など異年齢の場面
5. そのまま使える!実習や計画に使えるねらい文例【お別れ会】
6. 「さようなら」は成長の第一歩

「お別れ会って、どんなねらい?」
行事の準備を前に、疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
お別れ会は、1年間をともに過ごした友だちや先生との時間を振り返り、子どもたちの成長を喜び合う大切な行事です。
寂しさもありますが、「ありがとう」や「がんばってね」と前向きな気持ちを伝え合うことで、子どもの心はぐんと成長します。
この記事では、お別れ会のねらいや年齢別の活動例、退園・転園・卒園などシーン別の配慮までをやさしく解説。
実習や行事計画の参考にしながら、子どもたちが笑顔で次の一歩を踏み出せるような関わりを一緒に考えていきましょう。

1. お別れ会とは?【保育での意味と目的】

お別れ会は、1年間の成長を喜び合い、「ありがとう」「がんばってね」の気持ちを伝える行事です。
進級や卒園・転園などの節目に、子どもたちの心の成長を感じられる大切な時間です。
保育園や幼稚園では、在園児と卒園児・退園児が一緒に参加することも多く、感謝や憧れの気持ちを育む機会になります。
保育者は、寂しさをやわらげながら、子どもが前向きに次の一歩を踏み出せるように関わることが大切です。

2. お別れ会のねらい3つ

お別れ会のねらいは、「成長を喜び合う」「別れを受け止める」「新しい環境への期待をもつ」の3つです。
1年間のふり返りを通して、子どもたちは自分の成長を感じ、友だちとのつながりを深めていきます。
寂しさの中にも「ありがとう」「楽しみだね」と前向きな感情を育てることがねらいです。

① 成長を喜び合う

1年間の生活をふり返り、自分や友だちの成長に気づく機会です。
「できるようになったこと」「頑張ったこと」をみんなで認め合うことで、子どもの自己肯定感が高まります

② 別れを受け止める

お別れは少し寂しいものですが、その気持ちを安心して表現できるよう支えることも大切です。
「さようなら」は悲しみではなく、次のステップへの出発であることを伝えましょう。

③ 新しい環境への期待をもつ

進級・卒園などを前向きに受け止められるよう、「〇〇組になるのが楽しみだね」など声かけを意識します。
次のクラスや学校生活への期待が、子どもたちの自信につながります

3. 年齢別のねらいと配慮・活動例【お別れ会】

それぞれの年齢で感じ方や伝え方が異なるため、成長に合った関わりを大切にしましょう

●0歳児 〜安心できる雰囲気の中で“つながり”を感じる〜

ねらいの例
・保育者や友だちと一緒に、あたたかい雰囲気の中で過ごす
・人とのつながりを感じながら安心して参加する
【配慮・活動例】
表情や声のトーンを通して安心感を得られるようにする
・写真カードを見ながら「大きくなったね」とふりかえる
・手あそび「いないいないばあ」や「トントントンアンパンマン」など、親しみのある歌を楽しむ

●1歳児 〜身近な人との関わりを通して“ありがとう”を感じる〜

ねらいの例
・身近な人との関わりを楽しむ
・「ありがとう」「だいすき」など、気持ちを感じ取る
【配慮・活動例】
子どもが安心して過ごせるように、保育者がゆったりとした声かけで見守る
・写真を使った「ありがとうメダル」づくり
・ふれあいあそび「バスにのって」「ひっつきもっつき」などでスキンシップを楽しむ

●2歳児 〜進級への期待を感じながら、友だちと楽しむ〜

ねらいの例
・友だちや保育者と一緒に行事を楽しむ
・進級やつながりへの関心をもつ
【配慮・活動例】
進級に期待をもてるように、「〇〇組になるんだね」「楽しみだね」と声をかける
・「大きくなったら何になる」や「春が来たら」の歌で進級や春の訪れを楽しみにする
・花のカードや手形メダルなどのプレゼント作りで、自分の成長を感じられるようにする

●3歳児 〜友だちと気持ちを伝え合い、心のつながりを深める〜

ねらいの例
・友だちと気持ちを伝え合う喜びを味わう
・別れの場面を安心して受け止める
【配慮・活動例】
「どんなことが楽しかった?」と振り返る時間をもちながら、気持ちに寄り添う
・お別れカードの交換
・劇あそび「三びきのこぶた」など、みんなで協力できる題材を選ぶ
・「ありがとうの花」の歌などで、感謝の気持ちを伝える

●4歳児 〜感謝の気持ちを表し、年長児への憧れを育む〜

ねらいの例
・1年間を振り返り、感謝の気持ちをもつ
・友だちと協力して行事に参加する
・年長児への期待をもつ
【配慮・活動例】
一人ひとりが自分の言葉で「ありがとう」を伝えられるように声をかけて見守る
・劇「てぶくろ」「おおきなかぶ」など、みんなで力を合わせて取り組むものを選ぶ
・メッセージカードや「おわかれかいのうた」など、年長児へ感謝の気持ちを伝える

●5歳児(卒園児)〜感謝と自信を胸に、新しい環境への一歩を踏み出す〜

ねらいの例
・これまでの園生活をふり返り、自信と期待をもつ
・感謝の気持ちを言葉や表現で伝える
・就学への期待をもつ
【配慮・活動例】
「小学生になってもがんばる」という前向きな気持ちを育てられるよう、子どもの言葉を丁寧に受け止める
・在園児・友達へのメッセージや先生へのお礼の言葉
・在園児とペアでふれあい遊び「じゃんけん列車」「かもつれっしゃ」など
・手作りプレゼント交換(鉛筆立てやフォトフレームなど)
・歌の披露「ドキドキドン1年生」「たいせつなたからもの」など、卒園・就学への期待が膨らむ曲を選ぶ
手作りプレゼントをもらう女の子

4. 退園・転園・卒園などシーン別の配慮

お別れの形は園によってさまざま。
退園・転園・卒園などのシーンごとに、子どもが安心して気持ちを表せるように配慮しましょう

◯退園・転園する子どもがいる場合

転園する子にとっては、新しい園への期待と同じくらいお別れの寂しさを感じる場面です。
気持ちを丁寧に受け止めましょう。
寂しいね。先生も同じ気持ちだよ。
〇〇ちゃんと遊べなくなるの、ちょっと寂しいね。でも、新しいお友だちもきっとできるよ。
寂しさを共有したあとに希望を添える言葉が理想です
新人の先生は、泣いてしまいそうな空気を避けて「大丈夫!」と明るくまとめてしまうかもしれません。
しかし、 子どもの「寂しい」を否定せずに受け止めましょう
心を支える大切な関わりです。

◯卒園児を送る会の場合

卒園児を送る会は、年下の子どもたちが憧れを感じる大切な時間です。
在園児の「ありがとう」「がんばってね」の気持ちを、目に見える形で伝える機会をつくりましょう
もうすぐ小学生だね。〇〇組さんのこと、みんな憧れてたよ!
たくさん遊んでくれてありがとう!

◯小規模保育園など異年齢の場面

家庭的なあたたかさを大切に、一人ひとりの存在を丁寧に伝えるようにしましょう
大人数の会ではなく、「ありがとうを伝える小さな会」でも十分です。
チューリップの折り紙を折るこども

5. そのまま使える!実習や計画に使えるねらい文例【お別れ会】

お別れ会のねらい文例
・1年間の成長を喜び、友だちや保育者と温かい時間を過ごす
・別れを通して感謝の気持ちを表現し、新しい環境への期待をもつ
・一緒に過ごした思い出をふり返り、友だちとのつながりを大切にする
・在園児・卒園児が互いに感謝と応援の気持ちを伝え合う

6. 「さようなら」は成長の第一歩

お別れ会は、子どもたちの心が大きく育つ節目です
成長を喜び合いながら、前向きな気持ちで新しい一歩を踏み出せるように支えましょう。
保育者は、子どもの「さみしい」「うれしい」などの気持ちを丁寧に受け止めることが大切です。
「さようなら」を通して、感謝や自信が育つ時間にしていきましょう

執筆者:まこ 先生(保育教諭1)

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