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【保育】 指先 を使う遊びは子どもの脳を育てる!~ 指先 の発達と遊びの種類 

指先
指先 を使う遊びが子ども達にもたらす効果とは?今回は、『 指先 の発達と遊び』について取り上げます。乳児期の 指先 の動きの発達段階や、保育に取り入れたい遊びのバリエーションをまとめてご紹介していきます。ぜひ、保育の参考にしてみて下さい♪
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1. 指先 を使う遊びは子どもの脳を育てる

ほいコレでは、保育に役立つ情報をたくさん発信中!
今回のテーマは、『 指先 の発達と遊び』についてです。
乳幼児期には 指先 を使う遊びをたくさんした方が良いと言われています。
なぜなのでしょうか?
実は、 指先 を使う遊びをすることは、
子どもの脳を育てることにもつながっているのです。
手や指は『第二の脳』とも言われ、
 指先 を動かすことは大脳皮質の発達、活性化につながっています。
 指先 の動きが刺激となって神経が発達することで、
触感、温度の感覚、肌の痛みの感覚などに関係する体制感覚野という部分、
運動の指令を出す運動野という部分に大きな影響を与えているのです。
このように、 指先 を動かすことは子どもの脳にとってとても重要なことなのですね。
では、 指先 の動きの発達や、 指先 を使う遊びについて具体的に確認していきましょう。

2. 指先 の発達と動き

 指先 の動きは、生まれてから徐々に発達していきます。
大まかな 指先 の発達は、
①手を握る(生後0か月~)
生まれたばかりの赤ちゃんは、自然と手を軽く握った状態です。
また、赤ちゃんの手の平と指の間を刺激すると、
ギュッと手を握り占める『把握反射』が見られます。
②手の平で握る(生後3か月頃~)
生後3か月頃からは、手の平と指を使って物を握れるようになります。
ガラガラと音の鳴る赤ちゃん用のおもちゃなどを持てるようになる頃です。
③親指と他の4本の指でつかむ(生後8か月頃~)
手の平を使って握っていた状態から、
徐々に指を使って物をつかもうとするようになります。
まだ 指先 を使うことは難しく、指全体を使ってつかむような状態です。
④指先でつかむ(1歳頃~)
1歳頃になると、親指と人差し指、中指を使って物をつかめるようになります。
さらに 指先 の動きが器用になっていくと、
親指と人差し指だけで物をつまめるようになっていきます。
このように、手の平から徐々に 指先 へ感覚や動きの発達が見られます。
乳幼児期は、 指先 の発達段階に合った遊びやおもちゃを取り入れていきましょう。

3. 保育に取り入れたい 指先 を使う遊び

 指先 の動きの発達を踏まえ、
保育の中で取り入れたい 指先 を使う遊びおもちゃをご紹介します。
★にぎにぎ遊び(おすすめ:0歳児~)
握って感触を楽しむおもちゃは、赤ちゃんの時期からおすすめ。
布製、シリコン製、ゴム製など、色々な素材のにぎにぎおもちゃがありますが、
色々な感触を楽しめるようにできると良いですね。
握る動きをすることで手の平や指の感覚が刺激されると共に、
握る力、指の力もついていきます。
★シール遊び(おすすめ:1歳児~)
シールを貼ったりはがしたりする遊びは、 指先 をたくさん使います。
繰り返し貼ったりはがしたりできるシールだと粘着力が弱めなので、
乳児さんでも遊びやすいと思います。
★ボール落とし(おすすめ:1歳児~)
ボールを穴の中に落として遊ぶおもちゃ。
手作りおもちゃとしても保育園では定番です。
ボールの他にも、コイン棒状のものなど、落とすものは色々なバリエーションで楽しめます。
★ビリビリ遊び(おすすめ:1歳児~)
紙をビリビリとやぶいて楽しむビリビリ遊び。
最初は紙を握って豪快にやぶきますが、
 指先 が器用になってくると紙を 指先 でつまんでやぶけるようになります。
新聞紙や広告用紙などの廃材を使ったり、
製作の一環としてビリビリ遊びを楽しんだりしても良いですね。
★ひも通し(おすすめ:1歳児~)
輪っか状のものに紐を通して楽しむ遊びです。
テープの芯や、トイレットペーパーの芯を使って作るのもおすすめ。
幼児さんになると、ビーズなどより小さなものを通して遊べるようになります。
★粘土遊び(おすすめ:2歳児~)
粘土遊びも 指先 をたくさん使います。
粘土を伸ばしたり形成したりする時にたくさん 指先 を動かすことができ、
こねることで指の力もつきます。

4. 遊びのねらいを意識するようにしよう

いかがでしたか?
今回は、『 指先 の発達と遊び』について取り上げました。
乳幼児期から 指先 をたくさん動かすことで脳の発達を促したり、
 指先 の力がついたりすることが改めて確認できたと思います。
保育の中で遊びやおもちゃを取り入れる時、
いつもやっているから…
子ども達がよく遊ぶから…
というように、今までの流れでなんとなく続けていることがあるかもしれません。
しかし、保育の専門性を高めるには、
遊びやおもちゃにはどのような効果があるのか、
どのようなねらいを持って取り入れているのかを、改めて意識しましょう。
今回ご紹介した内容が、保育の参考になると嬉しいです♪
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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