これから保育施設に就職を考えている就活生のみなさんにとって、保育士の仕事内容は気になるところですね。仕事内容には、保育業務のほかに書類仕事も実はとても重要。今回はどんな 書類 があるのか、また書き出しポイントなどについてお伝えします。
1. 保育書類の種類について知ってみよう
保育士の仕事内容の代表と言えば、子ども達の保育が挙げられると思います。
ですが、仕事はそれだけではありません。
学生の時は保育や子どもの成長についての専門知識を学ぶことが多いので、書類仕事などについて詳しく知るのは就職してから…
ということがほとんどだと思います。
では、保育園の 書類 にはどのようなものがあるのか、挙げてみますと
書類 の種類
①保育日誌
→その日の活動内容に対して、子ども達の姿や成長の様子、気になる部分などを細かく記録していく。日々の保育を振り返る役割もある。
②連絡帳
→保護者と担任とでやり取りするもの。家庭での様子を確認して子どもの様子を把握。
園での様子も具体的に記入。
③月案(日案や週案)
→一番の土台である年間指導計画を派生し、発達に応じて各月ごとにねらいや配慮を立てていく。
週案や日案は月案をさらに具体的にしたもの。
④クラスだより
→月初め、もしくは前月の最終日に保護者に配布。
当月の目標や前月の子どもの姿、保護者へのお願い事など書き方はさまざま。
⑤児童表
→クラスの園児一人ひとりの保育記録。
1ヶ月を通して成長したところや個々の課題点などを具体的に、なおかつ簡潔に記録。
⑥行事の実施案(必要に応じて)
→各行事の計画表です。当日までの流れや役割分担、当日の進行などを細かく表したもの。
などが主に挙げられます。
では、次に、いざ 書類 を書くにあたってどんなことに気を付けたらよいかをご紹介します!
2. 書類作成に取りかかるにあたって
たくさんある書類仕事の中でも保育日誌と連絡帳は毎日取り組む必要があるもの。
記入する時間は主に午睡中が多いでしょう。
しかし限られた時間の中で相手に伝わりやすく書くことはなかなか難しいもの。
いざ書こうと思っても、時間が経つと思い出せないこともあります。
慣れるまでは、可能であれば日中の様子を把握できるようにメモを常備して一筆でも残しておけると良いでしょう。
例えば…Aちゃん 砂遊び 型抜き アイス屋さん
Bちゃん Cちゃんとままごと おもちゃ貸す
など一言でも書き留めておくと、あとでその時の情景を思い出すことができます。
保育日誌、連絡帳共に具体的に内容を記せると、より子どもの心の成長がわかりやすくなります。
日誌や連絡帳を書く際に注意、配慮したい点としては、
・「○○をした。楽しく遊んでいた。」など内容が淡々としないようにする。
・「ずっと泣いていてあまり遊べなかった。」など否定形で終わってしまう書き方は控える。
・一文が長くなってしまうと相手に内容が伝わりづらくなるため、文章を簡潔にする。(読点を多用しない)
・簡潔でも個々の姿を具体的に書く。
などがあります。
短い時間に書くものは多々ありますが、注意するポイントをおさえることで
徐々に書き方に慣れてくるでしょう。
是非、参考になればと思います。
3. 書類 が進まない…保育士も苦手はある!とにかく経験を積もう
限られた時間で簡潔に書くことはなかなか難しいことですね…。
私も慣れるまで時間がかかり、先輩に指導されることが多くありました。
ですが、読み手の立場になってみたり毎日の積み重ねで書類作成に自信が持てるようになります!
書き方のポイントがわかってきたら、要領を忘れないうちに数をこなすことができると良いかもしれません。
だんだんと書くことが楽しくなってくるはずです!
また、最近では園によって書類仕事にICT化を導入しているところもあると思いますが、そうしたシステムを有効的に使うのも一つですね。
保育士になってからも新しく学ぶことは多いもの。
素敵な引き出しをどんどん増やしていきましょう!!
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