保育実習で絵本の 読み聞かせ をした経験のある学生さんも多いのではないでしょうか?私も初めての保育実習で 読み聞かせ の経験があります。1人だと簡単に読める絵本でも、子どもの前だと緊張してドキドキしますよね。今回は保育実習で絵本の 読み聞かせ のポイントをご紹介します!
1.そもそも絵本の 読み聞かせ の意味ってなに?
絵本の 読み聞かせ は保育士の仕事にとても大切な遊び・導入の1つです。
私も保育士として働いていたときは、お昼寝の前や活動の前に 読み聞かせ をしていました。
絵本を上手に活用できれば、クラス全体をまとめることができますよ。
みなさんは「そもそもなんで絵本を読むの?」と不思議に思うことはありませんか?
私は「絵本じゃなくても、パネルシアターとか手袋シアターでいいじゃん!」なんて思っていたことがありました。
でも、絵本の 読み聞かせ にはきちんとした意味があるんです。
絵本の 読み聞かせ のメリット
一番に挙げられるのは「子どもの想像力を養う」こと。絵本を通して、様々な世界観に触れることで、子どもの想像力を膨らませていくことができます。
子どもたちはまだ物事に集中できる時間が長くありません。絵本の読み聞かせを定期的に行うことで、少しずつ集中力を身に付けていきます。
絵本には面白いストーリーや子どもを夢中にさせる言葉がたくさんつまっていますよね!子どもたちは、絵本を通して笑ったり悲しんだりして、感情表現を豊かにしていきます。
子どもたちにとって言葉は面白いもの。絵本の中の言葉を見たり、読んだり、聞いたりして言葉に親しみを持つようになります。
年長さんになれば様々な言葉を覚えてくるでしょう。絵本の中にある知らない言葉や言い回しを知ることで、言葉での表現の仕方を少しずつ覚えていきます。
このようにメリットが分かれば絵本の 読み聞かせ がますます楽しくなりますよね♪
2.子どもを夢中にさせる絵本の 読み聞かせ
絵本は子どもたちにたくさんのメリットがある魔法の本ですね。
でも、絵本の 読み聞かせ はむずかしい!私も担任だった頃「お話に集中してくれない」「絵本を読むときに子どもをまとめられない」などなど、たくさんの絵本問題に悩まされてきました。
そんな私が子どもたちが夢中になる絵本の 読み聞かせ の方法についてご紹介したいと思います!
①絵本の 読み聞かせ をする前に手遊びをする
子どもたちは、活動が始まる前のドキドキワクワクが大好き!それは絵本の 読み聞かせ の前も同じです。
子どもたちに「今から絵本を読みまーす!」と声をかければ、絵本が好きな子どもが集まるでしょう。
でも、クラス全体を集中させたいときは?そう、手遊びがポイントなんです!
手遊びを選ぶポイントは3つ!
1point:子どもたちが好きなキャラクターが登場する手遊び
例:アンパンマン、ドラえもん、ポケモン など
2point:絵本の内容に関係する手遊び
例:キャベツの中から、いっぴきののねずみ、やさいのうた
3point:子どもたちが自然と静かになれる手遊び
例:5本指の拍手、おはなし、とんとんとんとんひげじいさん
絵本を読み聞かせるクラスや子どもたちの雰囲気に合わせて、どんな手遊びがいいのか考えてみてくださいね!
②子どもに合わせたペースで 読みきかせ をする
絵本に対する子どもの反応は様々です。
ゆっくり読んでほしい子もいれば早く次のページを見たい子もいます。
実習に入ったクラスの雰囲気や子どもたちの性格をしっかりとチェックしておきましょう。
クラスに合わせて 読み聞かせ をすることで、子どもたちは絵本に夢中になりますよ!
・絵本の高さ
絵本の高さが子どもの目線に合っているか確認しましょう。
目線に合わない高さだと絵本が見づらかったり、集中できなかったりします。
・手の位置
絵本の絵を手で隠さないように本を持つ手の位置に注意しましょう。
下に絵がある場合は上手に、中央に絵がある場合は下手に持つように心がけましょうね。
・読むスピード
子どもの年齢に合わせて読むスピードを調整しましょう。
乳児に早く読んでも内容が入ってきませんよね!年齢や月齢などを考えた 読み聞かせ が大切です。
・ページをめくるスピード
絵を見て楽しむ子もいます。
子どもたちの反応を見ながら、ページをめくるスピードを調整してくださいね。
③ 読み聞かせ の方法を変える
読み聞かせ 1つで子どもたちを別の世界へ連れていける絵本。
活動前やお昼寝前などシーンによって、 読み聞かせ の方法を変えてみましょう。
そうすることで、絵本を読んだ後の活動にスムーズな流れを与えてくれます。
・活動前
例:子どもが期待感を持てるように明るく・元気に・楽しそうに読む
・お昼寝前
例:眠りにつきやすいようにゆっくりと落ち着いた声で読む
④読んだ後は感想を聞く
絵本の 読み聞かせ の後は、子どもたちに感想を聞いてみましょう。
きっと「たのしかった!」「でんしゃがでてきたね!」などたくさんお話をしてくれるでしょう。
子どもたちに絵本の世界観をしっかりと味合わせてあげることも大切です。また、子どもたちの嬉しそうな笑顔を見ることで、自分の自信にもつなげることができますよ!
3.保育実習で絵本をたくさん活用しよう!
いかがでしたか?
今回は、保育実習前にしっておきたい「絵本の 読み聞かせ のポイント」についてご紹介しました。
絵本を活用すれば、活動前の導入にしたり、子どもたちの興味・関心を引き出すことができますよ。
子どもたちと一緒に絵本の世界を楽しんでくださいね。
たくさん 読み聞かせ にチャレンジして、保育実習をよりよいものにしましょう!