保育に手作りおもちゃを取り入れたい!そんな方は必見♪今回は、乳児向け・幼児向け『手作りおもちゃ』の作り方や注意点、活用法などをまとめてご紹介します。しかも、簡単に作れるものばかりなのですぐ取り入れられますよ♪ぜひ参考にしてみてください。
保育に手作りおもちゃを取り入れたい!
でも、作り方がむずかしいものはちょっと…
そんな方は必見!
今回は、簡単にできる『手作りおもちゃ』のアイデアを乳児向け、幼児向けに分けてご紹介します。
手作りおもちゃは、予算を抑えて発達や興味にあったおもちゃを用意できるメリットがあります。
他では手に入らないオリジナルのおもちゃを作って、
子ども達にたくさん遊んでもらいましょう♪
1. 乳児(0歳、1歳、2歳児)向け♪好奇心を育む簡単手作りおもちゃ
・布とタッパーで【ひっぱりおもちゃ】
布をひっぱって取り出すことを繰り返し楽しめるおもちゃで、握る力をつけることや好奇心を高めるのに効果的。
【材料】
布(オーガンジーなど)3~5枚、タッパー(大きめのものがよい)
【作り方】
①タッパーのふた部分に、穴を開けるための目印を書く。
②目印に沿ってカッターなどで穴を空ける。
③穴の切り口をやすりなどで削って整える。
【遊び方】
①タッパーの中に布をクシャッと丸めて入れ、ふたを閉める。
②穴から布をひっぱり出す遊びを繰り返し楽しむ。
【ポイント】
布は張りのある素材を使うと、取り出すときにフワッとして楽しいと思います。
穴の大きさは子どもの手が入るように直径7~8㎝程あるとよいでしょう。
・フェルトと洗濯ばさみで【ピンチあそび】
フェルトでできたベースに洗濯ばさみを自由につけて遊ぶおもちゃで、指先の力をつけることや発想力、想像力を高めるのに効果的。
【材料】
フェルト、洗濯ばさみ、クリアファイル
【作り方】
①フェルトを丸、三角、四角などの形に切る。(二枚ずつ)
②フェルトよりも一回り小さいサイズでクリアファイルを切る。
③ ②のクリアファイルを①のフェルトではさみ、ふちをボンドで貼る。
【遊び方】
①フェルトのベースに、洗濯ばさみをつける。
②洗濯ばさみ同士をくっつける、ベースを数枚使ってさまざまな形を作るなど工夫して楽しめる。
【ポイント】
フェルトを口に入れてしまう心配があるときは、ボンドではなく縫いつけて作ると洗濯もできるため衛生的です。
2. 幼児(3歳、4歳、5歳児)向け♪集中力を育む簡単手作りおもちゃ
・ひもとストローで【ひも通し】
ひもに小さく切ったストローを通して遊ぶおもちゃで、指先の器用さや集中力が高めるのに効果的。
【材料】
ひも、ストロー
【作り方】
①ひもを50cm程の長さに切って、片方の先に結び目を作る。
②ひものほつれを防ぐため、結び目側と反対の先にテープをきつく巻きつける。
③ストローを1~2cm程の長さに切る。(さまざまな長さ、色があるとよい)
【遊び方】
ひもにストローを通して遊ぶ。
長さの記録に挑戦するなど遊び方を工夫するとより楽しめる。
【ポイント】
ストローをホースやラップ芯などに変えて作ると、乳児クラスでも楽しめると思います。(誤飲に注意しましょう)
・ビー玉と廃材をつかって【ビー玉転がし】
箱の中でビー玉を転がして遊ぶおもちゃで、集中力やバランス感覚を高めるのに効果的。
【材料】
ビー玉、紙箱、スポンジ、ペーパー芯など
【作り方】
①紙箱の中にスポンジやペーパー芯などを切って貼り、コースを作る。(スタートとゴールをつくるとよい)
②ボンドが十分乾くまで待つ。
【遊び方】
①箱の中のスタート位置にビー玉を入れる。
②箱を持って揺らしバランスを取りながら、ビー玉をゴールまで転がす。
【ポイント】
5歳児であれば製作遊びとして取り入れることもおすすめ!
ペーパー芯でトンネルを作ったり、木や花、家のモチーフなどを貼ったりしてオリジナルのビー玉転がしを作りましょう。
3. 手作りおもちゃを保育に取り入れるときの注意点は?
手づくりおもちゃを保育に取り入れるときは、いくつか注意が必要なポイントがあります。
一つずつ確認していきましょう。
・誤飲や怪我のおそれは無いか
とくに乳児クラスでは子どもがおもちゃを口に入れることを考慮する必要があります。
口に入れても安全な素材、大きさを考えて作りましょう。
拭ける素材、洗濯できる素材を使うことで手作りおもちゃを衛生的に使えます。
また、切り口で怪我しないようやすりをかけたり、テープで補強したりする配慮も必要です。
・手作りおもちゃの強度は適切か
手作りおもちゃは壊れやすい作り、素材にしないことが大前提です。
強度が弱いとパーツが取れるなどして、誤飲や怪我につながるおそれもあります。
壊れかけていたらすぐに気づけるよう、毎日の点検も大切です。
・年齢、発達に合ったものか
手作りおもちゃは年齢、発達に合ったものを取り入れることが大切です。
たとえば、1歳児クラスにストローのひも通しおもちゃを出すとどうなるでしょうか?
ストローを誤飲するおそれや、ストローをばらまくことが楽しい遊び方になってしまうことが予想されますよね。
子ども達の様子に合わせて適切な手作りおもちゃを用意しましょう。
4. 手作りおもちゃを保育の中でさらに活かすには?
手作りおもちゃは、作ったらクラスにおろすだけではなく、さらに保育に活かせます。
【保護者に作り方紹介】
せっかく作った手作りおもちゃ!
作り方を紹介して保護者の方にもぜひ知ってもらいましょう。
作り方を写真つきで紹介したポスターを掲示したり、保育参観や懇談会で実物を見せながら紹介するのもおすすめ!
これは、普段の保育で子ども達がよく遊ぶものを紹介し、家庭でも取り入れてもらうことがねらいです。
家庭でも手作りおもちゃを通して、一緒に遊びながら子どもの成長を感じてもらえるといいですね。
【製作遊び】
手作りおもちゃは、普段の保育の製作遊びとしてはもちろん、
保護者が参加するような行事の中で親子一緒に作ってもらうのもおすすめ!
おもちゃを作る楽しさ、遊ぶ楽しさの両方を感じられる活動になります。
親子で一緒に作ることで親子交流の機会にもなり、
保育者側も普段と違った親子の関わりを見られるでしょう。
ぜひ取り入れてみてくださいね♪
5. ほいコレinfoは保育アイデア満載♪
今回は、保育に役立つ『手作りおもちゃ』の簡単アイデアをご紹介しました!
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