梅雨の時期、お散歩や公園に出掛けられず、室内保育が続いてしまいますよね。 毎日同じ遊びの繰り返しで悩んでいませんか? この記事では梅雨の時期に活かせる保育のアイディア5選と注意点3つを紹介していきます。 ぜひ最後まで読んでくださいね。
1.梅雨時期におすすめの保育アイディア5選
梅雨の時期におすすめの保育アイディアは以下5つです。
①長靴とカッパで雨のお散歩
②園内探索
③クッキング
④シアター
⑤作って遊べる制作
一つずつ詳しく説明していきますね。
①長靴とカッパで雨のお散歩
梅雨時期におすすめの保育アイディア1つ目は長靴とカッパで雨の日のお散歩です。
雨の日が続く梅雨時期はなかなか外に遊びに出られないですよね。
そんなときには小雨のタイミングで長靴、カッパを着て散歩に出かけるのがおすすめです。
ポツポツと降って来る雨の音を聞いたり、水たまりの上を歩いてみたり、雨に濡れた葉っぱや花の観察をしたり…
晴れている日の散歩とは違う気づきがたくさん得られますよ。
また、何よりも子どもたちの気分転換になります。
梅雨時期に入ったら、保護者に長靴やカッパの準備をお願いしておきましょう。
雨の日は見通しが悪くなるため、散歩に出かけるときにはいつも以上に周囲の環境等に注意が必要です。
また、長靴で歩き慣れていない子もいるので、普段の散歩よりもゆっくりしたペースで歩くようにしましょう。
可能であれば、なるべく少人数で散歩に出られると安心ですよ。
②園内探索
梅雨時期におすすめの保育アイディア2つ目は園内探索です。
室内遊びが続いてきたら、いつも過ごしている保育室を出て、園内探索をしてみましょう!
普段何となく他のクラスの部屋や職員室、給食室の前を通っているけれど、じっくり見る機会は中々ないですよね。
園内探検をすることで、保育園にはどんな人がいるのか、どこに何があるのか知るきっかけにもなります。
保育園への親しみも増しそうですよね。
梅雨時期は新年度が始まり1〜2ヶ月経った頃です。
他クラスの見学に行くときには他クラスの職員との連携を忘れないようにしましょう。
お互いのクラスの負担のない時間帯に園内探索や見学に行けるといいですね。
可能であれば給食室で給食を作る様子を見学してみると、食への興味関心に繋がり、食育にもなりますよ。
この後紹介するクッキングの導入にもいいと思います。
③クッキング
梅雨時期におすすめの保育アイディア3つ目はクッキングです。
雨で外に出られないことは子どもにとってストレスになることもあります。
室内遊びの工夫だけでなく、普段とは違う活動を取り入れてみるのもおすすめですよ。
私が保育士として勤務していたときには、クッキングは子どもたちに大人気で、クッキングの日は楽しみに登園して来る子がたくさんいました。
雨天が続くときこそ、子どもたちにとって楽しみに登園して来られるような活動を取り入れていきたいですよね。
クッキングの際は栄養士との連携や計画を立てる必要があるので、日にちに余裕をもって準備を進めましょう。
保護者にエプロン、バンダナの依頼も忘れないようにしましょうね。
何かを作るだけでなく、キャベツちぎりやしめじをほぐす等気軽に食材に触れるのも立派なクッキングです。
クラスの子どもたちの様子や、活動時間によってクッキングの内容を栄養士に相談してみましょう!
④シアター
梅雨時期におすすめの保育アイディア4つ目はシアターです。
日々の読み聞かせの時間にシアターを取り入れてみると、新鮮さを感じられます。
シアターには、パネルシアターやエプロンシアターだけでなく、紙皿シアターや手袋シアター等、様々な種類があります。
読み聞かせや活動の導入にペープサートを取り入れるだけでも普段とは違う雰囲気で、子どもたちもワクワクした気持ちになれますよ。
紙皿シアターは比較的簡単に作成できるので、幼児クラスでは子どもと一緒に制作するのもおすすめです。
シアターは子どもたちの興味を引きやすく、梅雨時期でなくても活用できるため、時間があるときにいくつか作っておくとよいですよ。
とくに手袋シアターはポケットに忍ばせておけるので、保育の隙間時間に活用できます。
⑤作って遊べる制作
梅雨時期におすすめの保育アイディア5つ目は作って遊べる制作です。
室内遊びでは制作が取り入れられることが多いですが、制作するだけでなく、その後遊びに繋げられる物だとさらに活動の幅が広がります。
制作したもので遊ぶ時間も確保できるように、制作するものは工程が少なく、簡単にできるものがいいと思います。
折り紙や紙コップを用いた制作等は、手軽に取り入れられますよね。
幼児クラスでは紙飛行機や紙コップコマ、紙コップロケットなどがおすすめですよ。
廃材で野菜やお肉等を作って、お店屋さんごっこをする等制作からごっこ遊びへの展開も楽しめますよ。
大きな段ボールを使って、お店の看板を作ったり、入口を作ったりするのも遊びが広がります。
制作に使える材料(ゼリーカップや空き箱、テープ、紐等)を用意しておき、子どもたちが自由に制作できる時間を設けるのもおすすめです。
ハサミやテープ等の取り扱いには十分注意が必要です。
また、制作物の取り扱いや持ち帰りのルール等も保育士間でしっかり話し合っておきましょう。
2.梅雨の時期の保育での注意点3選
梅雨の時期の保育の注意点は以下3点です。
①子どもの様子をよく観察する
②他クラスとの連携
③天候をこまめに確認して保育計画を立てる
一つずつ詳しく説明していきますね。
①子どもの様子をよく観察する
梅雨時期の保育ではとくに子どもの様子をよく観察するようにしましょう。
雨の日が続き、室内での活動ばかりになってしまうとストレスを感じる子もいます。
子ども同士のトラブルの際にいつも手が出ない子が手を出してしまう等の姿が見られる可能性もあります。
少しでも変わったことがあると感じたら、家庭との連携も忘れずにしましょうね。
また、梅雨の時期は新学期が始まり2〜3ヶ月経った頃です。
子どもだけでなく、保育士も慣れてきて油断が出始める時期なので、気を抜きすぎないように注意が必要です。
②他クラスとの連携
保育園内での活動となると使える場所が限られますよね。
ホール等共有の場所を使用する際は他クラスとの連携を忘れないようにしましょう。
各クラスの活動場所が記入できる“活動場所一覧表”を作成し、職員室に設置しておくのもおすすめですよ。
他クラスの活動場所がすぐに確認でき、活動場所が被る心配もなくなります。
他クラスの子どもとの異年齢交流や職員との交流も子どもたちの刺激となります。
お互いに負担にならないように注意しながら、連携、交流していけたらよいですね。
③天候をこまめに確認して保育計画を立てる
梅雨の時期は天気が変わりやすいので、こまめに天気を確認して保育内容を決めていきましょう。
子どもたちのストレス対策のためにも、晴れ間があれば少しでも外に出るのがおすすめですよ。
クッキング等、準備に時間がかかるものは時間に余裕をもって計画を立てましょう。
また、活動に必要なものは事前にリストアップして、漏れのないように準備しておきます。
家庭から持ってきてもらうものも、時間に余裕をもってお願いするようにしましょうね。
3.まとめ:梅雨時期の保育を楽しもう!
ここまで、梅雨時期の保育のアイディアと注意点をまとめてきました。
雨の日が続くと、どんより暗い気持ちになりがちですよね。
子どもたちも同じです。
どうしても室内での活動が増えてしまう梅雨時期ですが、少しの工夫で気分転換になったり、いつもの活動が楽しめたりします。
保育士自身も、いつも同じ活動だと退屈してしまいますよね。
保育士も子どもたちもみんなで楽しめるように保育内容を工夫していきましょう!