保育参観の担任挨拶は何を話せばいい?気を付けるポイントは?今回は「保育参観」をテーマに、担任の挨拶例文や準備しておくとよいこと、配慮したいポイントなどをまとめてご紹介します!保育参観の前にぜひチェックしてみてください♪
1. 保育参観の担任挨拶で意識するとよいことは?
保育参観ではほとんどの場合、担任から保護者に向けて挨拶する場面があると思います。
保護者から注目される場面なので、少し緊張しますよね。
保育参観の担任挨拶を苦手に感じている方もいるかもしれません。
担任挨拶では、意識しておくとよいことがいくつかあります。
とくに苦手意識のある方は、ポイントを確認しておきましょう。
【視線】
保護者に挨拶するときは、視線をきちんと保護者に向けて話しましょう。
【表情】
緊張すると表情はこわばりやすくなります。
できるだけやわらかい表情を心がけましょう。
【話し方】
緊張すると早口になってしまうことがあります。
落ち着いたテンポではっきりと話すよう意識しましょう。
【内容】
保育参観は、時間が限られています。
担任挨拶の内容は簡潔にわかりやすく伝えましょう。
2. 例文でチェック!保育参観の担任挨拶
例文① はじめの挨拶
はじめの挨拶3つのポイント
①参加に対するお礼
②今日の活動の概要
③普段と違う雰囲気での保育であることの断り
【はじめの挨拶 例文】
保護者のみなさま、おはようございます。
今日はお忙しい中、保育参観にご参加いただきありがとうございます。
今日は最初に室内で「○○」の製作の活動をしたあと、
10時半頃から外に出て体操の活動を行う予定です。
今日はたくさんのお家の方に来ていただき、普段とは少し雰囲気が違います。
子どもたちも、そして担任も少し緊張していますが、
できるだけ普段の保育を見ていただけるようにしたいと思います。
途中、保護者の方にも参加していただきたい場面がありますが、
ご協力いただけますでしょうか。
その際はこちらからお声がけいたします。
今日はよろしくお願いいたします。
例文② おわりの挨拶
おわりの挨拶3つのポイント
①参加に対するお礼
②今日の保育の簡単な振り返り
③気遣いの言葉と締めのお礼
【おわりの挨拶 例文】
保護者のみなさま、今日は最後までご参加いただきありがとうございました。
短時間ではありましたが、普段の保育の様子を見ていただけたかと思います。
今日の製作の活動では、完成した作品をすぐに見てもらえたので、
子どもたちはとても嬉しそうでした。
体操は簡単な振り付けなので、ご家庭でも親子で楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは、今日はこれで終了となります。
お気をつけてお帰りください。
ありがとうございました。
3. 保育参観に必要な準備~ポイント3つ
保育参観に向けての準備ポイントを3つにまとめてご紹介します。
①活動内容を決める
クラスで保育参観のねらい、活動内容を決めます。
ねらいは、「子どものどのような姿を保護者に見てもらいたいか」という点で考えるとよいでしょう。
活動内容が決まったら保育の流れをクラス担任で確認しておくことが必要です。
教材の準備が必要な場合は、早めに仕上げておきましょう。
↓保育参観の年齢別ねらいと活動アイデアについては、こちらを参考にどうぞ!
②保護者向けの挨拶を用意する
この記事のはじめにもご紹介しましたが、
保育参観では保護者に向けて担任から簡単な挨拶をします。
保護者への挨拶の内容は、事前に準備しておくとよいでしょう。
担任挨拶は、必要なポイントをおさえて簡潔にわかりやすく話すことが大切です。
当日は緊張すると思うので、メモに挨拶文を書いて持っておくと安心ですね。
③当日の流れをシミュレーションする
当日の流れが決まったら実際に声に出して流れを確認し、
シミュレーションしておくとよいでしょう。
当日の動きをしっかりとシミュレーションしておくと、
準備の漏れや事前確認が必要なポイントが洗い出せます。
また、実際に声に出して練習しておくとイメージがつかめるので、
緊張しやすい方にはとくにおすすめです。
4. 保育参観で意識したい配慮・注意点~ポイント5つ
①表情・話し方・身だしなみに気をつける
保育参観では保護者から注目される場面が多いため、
保育者はいつも以上に表情、話し方、身だしなみを意識しましょう。
普段通り落ち着いて保育ができるよう基本的な部分をあらためて意識することが大切です。
表情は明るく、声のトーンは少し上げるよう意識するとよいと思います。
また、身だしなみとして髪型、服装、爪の長さなどを整えて清潔感を意識しましょう。
②保育室の環境を整える
保育室の掃除や整理整頓をし、保育室の環境を整えましょう。
とくに、物を置きがちな棚上、乱れやすいおもちゃ棚などは意識して整えるとよいと思います。
また、装飾や掲示物ははがれていないか、曲がっていないかなどをあらためて確認し、きれいに整えましょう。
③保育参観中のお願いごとは保護者へ事前に伝える
保育参観中の「お願い」がある場合は事前に知らせておくことが大切です。
たとえば、参加人数の制限、写真やビデオ撮影のルールなどは、
トラブルのもとになりやすいので要注意。
事前に手紙でお知らせをし、担任からの挨拶でもあらためて伝えておくとよいでしょう。
保護者が参加する活動がある場合も事前に手紙や掲示でお知らせしたり、担任からの挨拶でお伝えしたりするとよいと思います。
④保護者不参加の子どもをフォローする
親子参加の活動がある場合は、保護者が参加できない家庭の子どもをどのようにフォローするか事前に確認しておくとよいでしょう。
たとえば、担任や補助の保育者が親の役をやったり、他の保護者に声をかけて一緒にやってもらったりする方法があります。
また、低年齢のクラスでは自分の保護者がいないことで不安定になって泣いてしまう姿も予想されます。
進行役、補助役など保育者の役割も事前に確認し、
職員間で連携しながらフォローできるようにしておきましょう。
⑤普段と違う子どもの様子にも臨機応変に対応する
保育参観という特別な状況の中で、子どもも普段と違う姿を見せる場合があります。
そのようなときは焦らず普段通りに対応するよう心がけましょう。
たとえば、子ども同士のトラブルが起きても普段通り仲裁すれば、
保護者に保育のリアルな場面を見てもらえるチャンスになります。
また、子どもが活動に参加したがらなかったり落ち着かなかったりすることもあります。
子ども自身の気持ちを聞き、自分で参加したくなるまで待ったり一緒に取り組んだりしながら臨機応変に対応しましょう。
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今回は「保育参観」をテーマに、担任挨拶や準備・配慮が必要なことについてご紹介しました。
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