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【子どもの病気】 水疱瘡 (水痘)とは?保育士になる前に知っておこう

水疱瘡
今回ご紹介するのは、特に1〜2歳の子どもがかかりやすい感染症の 水疱瘡 (みずぼうそう)という病気についてです。また大人がかかると、より重症化しやすいので注意が必要です。保育士を目指す皆さんは、 水疱瘡 の症状や保育園での対応を知っておきましょう。
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1.  水疱瘡 (水痘)は予防接種がある?

保育士を目指している皆さんこんにちは!
今回は、子どもの病気「 水疱瘡 (みずぼうそう)」の症状やその予防接種についてご紹介しようと思います。
 水疱瘡 は、10歳頃までの子どもがかかりやすい感染症の一つです。
ほいコレでは、保育士さんに知って欲しいこれまでにも子どもの予防接種の種類やスケジュールなども年齢別にご紹介してきました。
今回ご紹介する。 水疱瘡 =水痘(すいとう)の予防接種は、定期接種のものになります。
予防接種には、定期接種と任意接種があります。
予防接種の種類
定期接種・・・法律に基づいて市区町村が主体となって実施するもの。原則、無料で受けられる。
任意接種・・・希望者が自主的に医療機関で受けるもの。費用は自己負担
 水疱瘡 (水痘)の予防接種は、1歳を過ぎたら早期に1回、そこから3ヶ月は空けて1回の合計2回を受けます。
2014年10月に任意接種から定期接種になったので、大人では受けていない人もいるかもしれません。
 水疱瘡 は感染力がとても強く、免疫力の弱い妊婦さんやがん治療をしている大人が感染すると重症化しやすいため注意が必要です。
そこで今回は、大人にも子どもにも注意が必要な 水疱瘡 (水痘)について、症状や保育園での対応を確認しておきましょう。

2.  水疱瘡 とはどんな病気?

 水疱瘡 は一年中感染するリスクがありますが、特に冬から春にかけて多く見られます。
10歳くらいまでの子どもがかかることが多いですが、ピークは1〜2歳です。

【主な症状】

発疹、水ぶくれ
・かゆみ
・38度前後の発熱(2〜3日)
・倦怠感、食欲不振
 水疱瘡 になると最初は蚊に刺されのような小さな発疹が現れ、それが24時間以内に全身へ広がっていきます。
2〜3日後には水ぶくれ状の発疹(水疱)になり、1週間後にはすべての発疹がかさぶたになります。
健康な子どもの場合、軽症で自然治癒していくことが多いです。
ですが発疹はかゆみを伴うため、子どもがかきむしってしまわないように手袋や爪を切るなどの対応が必要です。
発疹が破れると化膿したり、そこから細菌が入って合併症を起こすこともあるので注意しましょう。
潜伏期間(ウイルスに感染してから症状が出るまでの期間)が、一般に14〜21日間と長いことが特徴です。
そのため、いつどこで 水疱瘡 にかかったのかわからないということもあります。

【原因と予防法】

 水疱瘡 は、水痘・帯状疱疹ウイルスに感染することによって起こります。
感染経路は、くしゃみや咳などによる飛沫感染ウイルスを直接触る接触感染空気中のウイルスを吸い込む空気感染です。
 水疱瘡 の感染力はとても強いので濃厚接触であれば5分、同室に60分以上でも感染の可能性が高くなります。
予防接種が効果的で、2回の接種で90%以上で抗体を獲得できます。
 水疱瘡 にかかった場合も、接種していれば軽い症状にとどめることができます。
また発疹が出てから早めに受診すると抗ウイルス薬を処方してもらえ、発疹が増えるのを防ぐことができますよ。
発症から48時間以内に病院を受診できるのが理想です。
そのため保育士は、普段から子どもたちの健康観察には気をつけ、早めに発疹などを発見できるといいですね。

【登園制限】

 水疱瘡 は症状がでる1~2日前から、そして発疹がでてから1週間は感染の可能性があります。
そのためインフルエンザと同等の、学校保健安全法の第2種の感染症に定められています。
感染後は「すべての発疹がかさぶたになる」までは出席停止になります。
だいたいすべての発疹がかさぶたになるまでは1週間ほどかかるので、長期間保育園などをお休みすることになります。
登園後のプールですが、発疹がかさぶたになっていれば、プールで他の子ども達に感染することはほぼありません。
ですが、かさぶたになっていない発疹を見落としていると感染することもあるので、プールはすべてのかさぶたが剥がれ落ちてから入るようにすると安心ですね。
また発疹がある子どもや回復直後の子どもと他の園児とタオルや寝具は共有しない方が安全です。

3.保育士も感染予防に努めよう!

いかがでしたか?
今回は子どもが感染しやすい 水疱瘡 (水疱)の症状や保育園での対応についてご紹介しました。
 水疱瘡 は子どもがかかりやすいですが、大人がかかるとより重症化しやすいため注意が必要です。
妊婦さんが感染するとお腹の赤ちゃんへの影響があったり、最悪の場合流産してしまうこともあります。
そのため妊娠を望んでいる女性や、家族や身近な人が 水疱瘡 にかかった場合は、大人でも3日以内に予防接種を受けると安心です。
自費(6,500〜9,000円)で接種することができますよ。
正しい病気の知識を身につけて、子ども達と保育士さん自身の健康も守ってくださいね。
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執筆者:ほいコレ 編集部

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