親子遊び とはいったいどんなもの?たとえば親子遠足や運動会などの行事、子育て支援での取り組みなど…さまざまな場面で保育の中に登場してきます。では、いったいどんなことをするのかお伝えしたいと思います。
1. 《保育の知識》親子遊び は子どもと保護者のスキンシップから
親子の関わりが減少してきているといわれている現代。
しかし、親子の関わりは子どもの成長には必要不可欠なものとも言えます。
特に、乳児期においてスキンシップやコミュニケーションは心の発達に大切なもの。
そこから幼児期に向けて人との関わりかたを築きあげていきます。
保育者が、関わりのひとつのきっかけとして 親子遊び の機会を提供することができたら、それはとてもステキなことですね。
スキンシップと言っても、むずかしいものではなく、ギュッと抱きしめてあげたり、頬をなでてあげると子どもはとても嬉しそうな表情を見せてくれます。
また、「
たかいたかい」や「
ひこうきぶんぶん」、「
ペンギンあるき」など日常生活の中でも取り入れられるものばかり。
次に、実習でも使える 親子遊び をご紹介したいと思います。
2. たとえばどんな親子遊びがある?
どんな場面で 親子遊び を行うのか。
私は主に、親子遠足のレクリエーションや子育て支援担当の時に取り組んでいました。
また、運動会の親子競技なども、親子で一緒に取り組む点では十分、 親子遊び とも言えるのではないかと思います。
今回は、身体を使った遊びを3つほどご紹介したいと思います。
・小さい子はわらべ歌やふれあい遊びがおすすめ
『たまごをパカ』『きゅうりができた』『ラララぞうきん』などの歌を織り交ぜてスキンシップを図れるものをよく行っていました。
子どもを足の上にのせたりくすぐったりする動作が楽しく、親子の笑顔を引き出してくれます。(幼児クラスの子どもも楽しんでいました!)
・動きが活発になってきたらダイナミックな遊びを
『バスタオルあそび』『ダンボールキャタピラ』など身近にあるもので楽しめます。
バスタオル遊びはハンモックのようにして大きく揺らしてあげると、子どもも大興奮!
ダンボールキャタピラは筒のようにしたダンボールをキャタピラのように前に動かします。
親子で競争しても楽しいです。
子どもたちの反応を見ているうちに、大人も思わず夢中になってしまうのではないでしょうか。
・幼児さんはゲーム形式も楽しい
親子遠足のレクリエーションで『しんぶんじゃんけん』をしたことがあります。
広げた新聞紙の上に立ってじゃんけんをします。じゃんけんに負けると新聞紙をひと折り、またひと折り…
最終的に小さくなった新聞紙の上から落ちてしまったら負け、というゲームです。
大人もつい本気になってしまうかも?!ですが、
親子で思い切り楽しめる遊びです。
3.親子の関わりが深まり、保育者も笑顔に!
保護者も身近なもので 親子遊び が楽しめると思うと、「やってみよう!」と思えるかもしれません。
もちろん、保育の中で取り組んでも楽しいと思います。
保育士をしていて、親子が楽しんでいる姿を見ると思わずこちらもうれしい気持ちになりますね。
それがまた、原動力となって良い保育につながっていく
のだと思います。
日々の保育に、そして子どもや保護者とのコミュニケーションのひとつとしてお役に立てたらと思います!