これから保育実習を控えている方や実習で 描画 の活動に挑戦したいという方へ、絵本を使った 描画 の活動実践例『わたしのワンピース』をご紹介します。活動の準備や流れ、声掛けの例なども載せていますので、ぜひ参考にしてみてください♪
1.保育実習におすすめ♪ 描画 の活動
絵を描く活動『 描画 』は、
保育の製作活動や、自由遊びの中などで取り入れられ、
子ども達にはとても身近なものです。
テーマを決めずに自由に描く活動も楽しいですが、
何かテーマを決めて取り組むことで、
子ども達それぞれの想像力、表現力がさらに発揮されることもあります。
そこで今回は、
絵本をテーマに使った 描画 の活動実践例『わたしのワンピース』をご紹介します。
絵本を導入に使うことで、
子ども達もイメージを膨らませやすくなるのでおすすめ♪
また、このような絵本を使った活動は、
責任実習などの主活動にも取り入れやすいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2.絵本を使った 描画 の活動実践例『わたしのワンピース』
それでは、絵本を使った 描画 の活動実践例『わたしのワンピース』をご紹介します。
準備、活動の進め方、ポイントなどを、
実習生の声掛けの例(★印)と共に載せていますので、参考にしてみてください。
描画 『わたしのワンピース』
対象:3~4歳児
≪準備≫
・絵本『わたしのワンピース』 えとぶん=にしまきかやこ こぐま社
・クレヨン
・描画用の紙(うさぎの絵が描かれたもの)
≪進め方≫
導入 (絵本『わたしのワンピース』)
絵本を読み終えたら、絵本の振り返りを行う。
★「うさぎさんのワンピース、とても素敵だったね。どんな柄が出てきたかな?」
子ども達の反応を見る。
紙を子ども達に見せながら、活動の説明を行う。
★「今日は、みんなも素敵なワンピースを描いてみよう。」
描画活動
紙、クレヨンの準備を行う。
準備ができているか、子ども達に確認する。
★「うさぎさんが描いてある紙と、クレヨンの準備はできているかな?」
紙を見せながら、活動の内容をもう一度説明する。
★「うさぎさん、今は白いワンピースを着ているでしょ。これからみんなには、このうさぎさんの白いワンピースを好きな模様にしてもらいたいと思います。」
「どんな模様でも、どんな色でもOKです。それから、うさぎさんのお顔も書いてみてね。それでは、始めましょう。」
描画活動の間は、子ども達の様子を見回る。
集中して取り組んでいる子には声を掛けすぎず、見守る姿勢が◎。
描けずに困っている子には声を掛け、どんな色、どんな模様のワンピースが描きたいか一緒に考えるなど働きかけてみる。
★「○○ちゃんは、うさぎさんにどんなワンピースを着せてあげたい?」
活動の進み具合には個人差が出るので、時間調整をする。
例)
・ワンピースを描き終えた子には実習生のもとに絵を持ってきてもらい、裏側に名前を書く。
・うさぎさんにも色を塗ってもらう。
・終わった子同士を集めて描いた絵を見せ合う。
描画活動を始めてから15分くらいを目安に一度区切りをつける。
★「それでは、終わったお友達、まだ描いているお友達がいると思うけど、終わったお友達は、絵を前に持ってきて、片付けや手洗いをしましょう。手を洗ったら○○(次の活動)をします。
「まだ描いているお友達は、そのまま続けていて大丈夫です。描き終わったら先生の所に持ってきてください。」
まだ描いている子を見守りながら、終わった子は次の活動へ移るよう促す。(自由遊びなど)
【ポイント】
・導入の絵本読み聞かせは、子ども達を集めてなるべく近くで見られるようにすると◎。
・描画活動の準備は、事前にテーブルのセッティングをしておくとスムーズです。
・画用紙などの材料は、テーブルに着くときに子どもに取りに来てもらうという流れでもOK。
【アレンジ】
・うさぎの顔ではなく、自分の顔を描くところから取り組む。
・5歳児クラスであれば、画材を絵の具にしたり、クレヨンと絵の具ではじき絵にしても◎。2歳児クラスでは、タンポなどを使うのもおすすめ。
3.テーマに迷ったら絵本を活用しよう♪
いかがでしたか?
今回は、保育実習に使える絵本を使った 描画 の活動実践例『わたしのワンピース』をご紹介しました。
絵本をテーマに使うことは、
導入も簡単で、子ども達もイメージがしやすくなるのでとてもおすすめ♪
保育実習での主活動はどんなものをやろうか迷っている方は、ぜひ挑戦してみてください。
描画 や製作の活動は、
準備や流れなど細かい配慮が必要なので難しそうと感じるかもしれません。
でも、あえてチャレンジすることが大切!
保育実習での経験は必ず将来に役立ちます。
有意義な保育実習となるよう、頑張りましょう。
未来の保育士さんを応援しています!
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