そこでぜひ積極的に活用して欲しいのが、 園見学 です。
私もたくさんの活字情報を読むより、実際に働く人たちの生きた声を聞くことが最もその職場を理解できた方法でした。
理由①リアルな人間関係が見える
保育士が働く上で最も重要なことの一つが、職場の人間関係です。
たくさんの子どもたちの最善の利益を追求するためには、チームワークが必要不可欠。
例え「風通しの良い職場」と情報として書いてあっても、誰から見て風通しが良いと言ってるのかわかりません。そのため実際のところは、先輩保育士さん達のやり取りを見るのが一番です。
園見学 の際タイミングが合えば、ぜひ休憩時間に先輩方を観察してみましょう。
休憩時間も連絡帳を書いたりと忙しいですが、唯一リラックスできるこの時間は、保育士にとって重要な情報交換の場だからです。
やりとりを聞いていると本音や園の全体像が見えて、よりリアルに職場の雰囲気を感じやすいはずですよ。
理由②ミスマッチを減らせる
職場にはそれぞれカラーや雰囲気というものがあって、自分の性格などが希望する園と合うかどうかは、肌で感じてみないとわからないですよね。
人にはそれぞれ魅力的な個性というものがあります。なので、例えばふんわりとした雰囲気の人がキビキビした体育会系の職場に採用されても、自分のカラーと合わず辛くなってしまうことがあるかもしれません。
理由③最適な園が見つかる
園見学 をすると、人間関係のような生きた情報を集めたり、ミスマッチが起きるのを事前に防ぐことができます。それか結果、最適な園を見つけ長く働くことに繋がります。
反対にイマイチ理念などにピンとこなくても、働いている先輩方がキラキラしていて「働きたくなった!」ということも。自分に最適だと思える園を見つけましょう。
2. 園見学 で注意したいポイント
◉礼儀・挨拶
約束の10分前行動は当たり前。地図などの下調べはもちろん、時間には余裕を持って行動しましょう。
また、新人となる若い学生さんに一番最初に期待しているお仕事は、ズバリ「元気な挨拶」です。これだけは、誰にも負けない!といった気持ちで職場に爽やかな風を吹かせてくださいね。
◉身だしなみ
服装は指定がない限りスーツで問題ないです。もしも私服でと言われたら、清潔感のある服装で良いでしょう。
また、女性の場合案外見落としがちなのがメイクです。非常識と思われないためにも、遊びに行くときのお洒落メイクは避けましょう。基本的に薄付きで健康的な控えめなメイクで行くと安心です。
◉自分の話をし過ぎない
就活では自分をアピールすることも大切ですが、 園見学 は貴重な情報収集の場です。自分のアピールポイントをたくさん話すよりも、見学中は生きた情報を積極的に吸収しましょう。
もちろん、明るいコミュニケーションは大切です。しかし私は一度見学に来た就活生の自己アピールに圧倒されてしまった経験があるので、やり過ぎには要注意!
園見学 は採用面接ではありませんが、最低限のことは気をつけてできるだけ好印象を与えられるといいですね。
3. 園見学 を活用して、後悔のない就活に
せっかくの就活後、働き始めてすぐ退職しては残念ですよね。
もちろん異なる園を経験して学べることも多いです。しかしせっかくなら 園見学 を活用してミスマッチを減らし、大切な人生の時間を無駄にしないようにしましょう。
保育士に限らず、退職理由の多くは人間関係によるもの。
これまでは同年代の気の合うお友だちと付き合ってきたのが、就職後は急に年齢もバラバラな人達と、毎日たくさんの時間を共にします。
そのような慣れない環境の中で、初めての仕事は辛いし最初からうまくできないのは当たり前です。
そんな時私自身も職場の仲間と励ましあえるかどうかが、働き続けられるかのポイントでした。
さらに一人でもいいから本音で相談できる人がいれば、辛いお仕事も案外頑張れたりするものですよ。そのため、 園見学 でこの園には良好な人間関係がありそうか?
ぜひチェックしてみてください!
全てを把握するのは難しいですが、実際に働く職場を見られる 園見学 は、生きた情報の宝の山です。
積極的に利用して後悔のない就活にして下さいね!
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