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保育実習 で困ったことを解決!保育士直伝「子どもに伝わる話し方」

伝わる話し方
保育実習 で「子どもが言うことを聞かない」といった困った経験はありませんか? それは「子どもに伝わる話し方」ができていないからかも…。今回は「子どもに伝わる話し方」をお伝えします!「Iメッセージ」を上手に使って子どもとの信頼関係もUP!
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1.  保育実習 で困ったことはありませんか?

保育実習 で「子どもが言うことを聞いてくれない!」と困ったことはありませんか?
集団生活をする保育の中で、保育者の声掛けに合わせて子どもたちに行動してもらう場面は多いですよね。
参加実習中は、実習生としても子どもにやるべきことを伝える場面はたくさん。
子どもが言うことを聞いてくれない原因は、「普段慣れていない実習生だから」ということだけではないんです!
現場の保育士は普段から「子どもに伝わる話し方」をしています。その積み重ねで、子どもたちから信頼され、話を受け入れてもらえるようになります。
今回はその方法を伝授します。
保育実習 でぜひやってみてくださいね♪

2. 保育実習 で怒鳴るのは絶対NG!

子どもがいつまでも言うことを聞いてくれない時、あなたはどうしますか?
「いいかげんにしなさい!」と怒鳴れば、子どもは聞くはずです。
でもこれは保育のプロとしてしてはいけないことです。
怒鳴っていうことを聞かせても、「こわいからやる」だけです。
子どもは「なぜそうするのか」を理解しません。
そのため、その人が見ていなければ同じことを繰り返します。そして怒鳴り声に慣れてしまうと、反抗するようになります。そして、もっと強い口調で伝えなければ聞かなくなってしまいます。
これでは保育室は怒鳴り声でいっぱいになっていくでしょう。楽しい保育とはかけ離れていってしまいますよね。
ただ例外として「子どもが危険なことをしている時」に限っては、咄嗟に大声を出す時も必要だと思います。保育士として子どもにケガをさせないことは最重要ですし、子どもにも「絶対にダメなことなんだ」と伝わります。
それ以外はいつも穏やかな口調で言葉かけをしましょう。

3. 保育実習 でできる「子どもに伝わる話し方」

では「子どもに伝わる話し方」をご紹介していきます。
言うことを聞いてくれない時には、子どもに届く「Iメッセージ」をつかってみましょう。
YOUメッセージとは?
YOUメッセージは
「(あなたが)そんなことしたら上手にできないよ」
「(あなたが)それじゃ、みんなと同じことができないよ」
というような相手を主語にした言葉かけです。
Iメッセージとは?
Iメッセージは
「(わたしは)○○ちゃんが上手にできたら嬉しいよ」
「(わたしは)○○ちゃんが1人ぼっちだと悲しいよ」
というように自分の気持ちを話す言葉かけです。
子どもが言うことを聞かない時は、何かしらの理由で言われたことを「やりたくない」時ですよね。
まずはその気持ちを受け止めることで子どもは安心します。
そして「先生の気持ちも聞いてあげようかな…」という気持ちを持てます。
YOUメッセージで伝えると、やりたくない気持ちを否定してしまっていることになります。
Iメッセージなら、子どもの気持ちは理解したうえで、「保育者がどうして欲しいのか」を伝える言い方ができます。

4. 「子どもに伝わる話し方」具体例

実際にはどのように話せばいいのか、わかりにくいですよね。
「お集まりの時間に座らない子がいた時」の例をお伝えします。

YOUメッセージを使った伝え方

保育者「みんな、座りましょう」
子ども「・・・イヤ」
保育者「そっか、座りたくないか」
子ども「うん、このブロックの途中なの」
保育者「まだ途中だったのね、それはイヤだよね」
子ども「うん!」
保育者「そうだよね。でも、座らないと○○ちゃんだけお歌が唄えないよ。そんなのイヤでしょ?どうしようか?」
子ども「(わたしはブロックがしたいって言ってるのに!)…。ブロックがしたい!」
保育者「○○ちゃんが困るんだよ!いいのね?!」

Iメッセージを使った伝え方

保育者「みんな、座りましょう」
子ども「・・・イヤ」
保育者「そっか、座りたくないか」
子ども「うん、このブロックの途中なの」
保育者「まだ途中だったのね、それはイヤだよね」
子ども「うん!」
保育者「そうだよね。先生はみんなでお歌を唄って欲しいから、○○ちゃんが座ってくれないと困るなあ。どうしようか?」
子ども「(先生は困ってるのか)…。じゃあ、あとで続きする!」
保育者「ありがとう、嬉しいよ。じゃあ座ろうね!」
このように「自分のことを理解してくれた」と子どもが思えることが大切になります。
どちらの例も保育者のして欲しいことは同じですが、言い方ひとつで受け取り方が変わってきます。
ぜひ、Iメッセージを活用して「実習の困った」を解決してみてくださいね!
慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、だからこそ実習中から取り組んでいきましょう。ひとつひとつ丁寧に対応をしていくうちに、少しずつ伝え方が上手になってくるはずです。
子どもの気持ちを受け止められる保育者を目指して、がんばってくださいね♪

執筆者:ほいコレ 編集部

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