保育士や幼稚園の先生になりたいけれど、 虫 が大の苦手で触れない!そんな私は先生に向いていない…?いえいえ、虫が苦手でもステキな先生なることは可能です。今回は、 虫 が苦手な人の保育の工夫をご紹介します。虫 嫌いの保育学生さんは必見です!
1. 虫 が苦手な人は保育士・幼稚園の先生に向いてない?
春は、戸外にでるといろいろ草花や 虫 に出会い自然との触れ合いを楽しめますね。
子どもたちは生き物に興味津々!
トカゲやミミズを見つけてつまんだり、たくさんのダンゴムシを手のひらにのせたり、アリの巣を掘って観察する姿が見られます。
園によってはクラスでチョウやカブトムシの幼虫を育てていることもありますね。
生き物との触れ合いは、子どもたちに命の尊さを伝え、たくさんの気づきと学びをあたえてくれます。
けれど、保育士、幼稚園の先生を目指すみなさんの中には、虫が苦手な人もいるかもしれません。中には、見るだけで「キャー!」と叫びたくなるほど嫌いな人も。
虫が苦手だと保育士・幼稚園の先生に向いてない…?と心配になりますよね。
でも、そんなことはありません!
私も就職したてのころは、虫はあまり好きではなく、今でもアオムシを触ることはできません。
それでも子どもたちと生き物との触れ合いを楽しみながら保育をすることができました。
そこで今回は虫が苦手な人の保育の工夫についてお伝えします。
2. 虫 が苦手な人の保育の工夫
子どもと一緒におもしろがろう
子どもが満面の笑みで「かわいいでしょう!」と虫を見せてきたら、どうしますか。
ひきつった笑顔で「う、うん…かわいいね」と伝えるのはウソになってしまいます。
けれど「捕まえてすごいね!」「どこにいたの!?」「おもしろい動きするね」と一緒におもしろがることはできるはずです。
虫を近づけられるとイヤなのであれば、素直にその気持ちを伝えてもいいと思います。子どもにとっても、虫が苦手な人もいると学ぶことができます。
ただその際は、「気持ちわるい!」などの否定的な言葉は言わないように要注意。「先生は虫が怖いけど、○○くんは持ててすごいね」と子どもを肯定してあげられれば大丈夫です。
虫 が好きな子に頼ってしまおう
クラスで飼育することになった時はどうしたらいいでしょうか。
虫のお世話のせいで、毎日の保育が憂鬱になってしまうのは避けたいですよね。
どうしても触れられないのであれば、虫が大好きな子に頼ってしまうのも手です。
保育時間の中で得意な子に声を掛け飼育ケースの掃除などを手伝ってもらいましょう。
先生に頼られると子どもはとっても嬉しいです。
「先生の役に立ちたい!」と、進んで手伝ってくれる子が増えていきますよ!
自分ひとりでやろうとせず、子どもたちに任せて見守れば大丈夫です。
子どもと一緒に少しずつ親しんでいく
最初は見るだけでも叫びたいほど虫が嫌いでも、笑顔いっぱいに触れ合う子どもたちと過ごすうちに、少しずつ見慣れてくるものです。
また虫には、すごいなと感心することがたくさんあります。
たとえばチョウの幼虫。
アオムシがサナギになって何日も動かなくなり、毎日毎日子どもたちと成虫になる日を心待ちにします。
アオムシだったことがウソのように姿を変え、羽を広げて飛び立つ姿はとても感動します。
子どもたちとそんな経験を重ねていくうちに、少しずつ親近感を持てるはずですよ。
なので、最初から「好きになろう!」と無理はせず、
子どもたちと一緒にできる範囲で親しんでいけば大丈夫です。
3. 子どもに気持ちに共感できる保育士・幼稚園の先生になろう
保育士や幼稚園の先生の仕事は、大人にとっては当たり前のことでも、子どもの目線になって興味をもったりおもしろがったりすることが大切です。
虫に対しても、その気持ちで向き合っていけばOK!
苦手だからこそ、今までは気にも留めず知らなかったことがたくさんあるはずです。
子どもたちと同じ気持ちで「そうだったんだ!」「虫ってすごい!」と驚いたり感動したりする素質があるということです。
また、虫に限らず、苦手なことがあるということは、苦手な子の気持ちがわかるということです。
運動が苦手…製作が苦手…食べ物の好き嫌いが多い…など、いろいろな子がいます。
苦手意識があるものと向き合うのは誰だってつらいもの。
そんなつらさがわかる先生は、子どもの気持ちに寄り添いながら対応を考えることができますよね。
だから、虫が苦手でも「向いてない」と思わなくて大丈夫です!
子どもの気持ちに寄り添えるステキな保育士、幼稚園の先生を目指してくださいね♪