保育園実習は不安だけど、何を準備していいかわからない…という人はまずは年齢ごとの発達の特徴と保育者の関わり方について知っておきましょう!今回は0歳児をご紹介。基本を知っておけば子どもの前に立った時、自身を持って落ち着いて関われますよ。
index
1. 保育園実習で不安なことを解消して自信を持って取り組もう!
2. 知って不安を解消!0歳児の育ちと保育者の関わり方
3. これで0歳児の実習はばっちり!
1. 保育園実習で不安なことを解消して自信を持って取り組もう!
保育学生のみなさん。
たくさんの子どもたちと触れ合い、実際に先生として保育ができる実習を楽しみにしていますか?
それとも不安の方が大きいですか?
実習に向けて不安でいっぱい!
…という人は、事前に子どもの育ちと保育者の関わり方の基本を知っておくといいですよ。
基本がわかっていれば、ひとりひとりの子どもの特徴に目を向けられます。
そして実習録に書く内容も迷うことなくすんなり見えてきます。
学校の授業で詳しく勉強した人も、この記事を読んでサクッとポイントをおさらいしておきましょう!
今回は0歳児の育ちと関わり方についてお伝えします。
2. 知って不安を解消!0歳児の育ちと保育者の関わり方
明るい表情でやさしく関わろう
0歳児は人間として生きていくために最も大切な基礎を築く時期。
人といる心地よさを知り、人を信じる心を育てていきます。表情、性格など、これからの人格形成において、大人との関わりがとても重要です。
そのため、明るく、そして穏やかに、優しい気持ちで接することが大切です。
「本当にかわいいね」
「一緒に過ごせて嬉しいな」
そんな気持ちで関わっていきましょう。
実習は緊張するものですが、深呼吸をして気持ちを切り替え、目の前の赤ちゃんとの関わりを楽しんでくださいね。
泣いている原因を探ろう
0歳児の赤ちゃんは、言葉は話せなくても、不快感・不都合な状態の時は「泣く」という手段で大人に訴えてきます。
おなかがすいていないかな?
オムツが汚れていないかな?
眠たいのかな?
どこか痛いのかな?
このように様々な要因を予測し、泣いている原因を探って取り除いてあげましょう。
最初は原因がわからないかもしれません。
けれど一緒に過ごしていくことで、「そろそろおなかがすく時間だな」などとわかるようになったり、泣き方、表情、しぐさで感じ取れるようになったりしてきます。
泣くことで身近な大人に不快感を取り除いてもらうことが、コミュニケーションのはじまりです。
人見知りの子には無理せず関わっていこう
7~8か月の月齢の赤ちゃんは、普段一緒に過ごしている保育者を認識できるようになり、その反面、知らない人に合うと不安で泣き出してしまう「人見知り」をすることがあります。
実習生がだっこしようとしたら、突然大泣きされてしまうこともあるかもしれません。
でも、それは実習生のせいではなくその子の成長過程。
落ち込む必要はありません!
泣いてしまう子には無理に近づかず、少しずつ心の距離を近づけていきましょう。
その子の好きなオモチャや好きな歌で気をひくことから始めてみるといいかもしれません。
ゆっくりはっきりとした言葉かけをしよう
0歳児は言葉の準備期間。
3か月ころから「あ~」「う~」というような唇の動きを楽しむ「喃語」がはじまりますね。
意味のある言葉が出始めるのは1歳前くらいからですが、まだ話すことのできない時期も、保育者の言葉をよく聞いています。
ゆっくりはっきり、穏やかに言葉のシャワーをかけてあげてくださいね。
「あっぷっぷ!」「ばあ~!」といった表情遊び以外にも
「おなかいっぱいになったね」
「よく寝て気持ち良かったね」
「だっこが好きなんだね」
など赤ちゃんの気持ちを代弁するような言葉かけを、どんどんしてあげてください。
緊張のあまり無言でお世話をしていた!
ということのないよう、気を付けましょう。
3. これで0歳児の実習はばっちり!
上記の関わり方を意識しておけば、0歳児クラスの実習はばっちりです!
基本の関わり方をおさえつつ、ミルクや離乳食のあげ方、オムツの変え方などの具体的なお世話の仕方を、現場で先生のやり方を見て学んでいきましょう。
また発達の基本をおさえておくことで、「この子は発語が早いな、どうしてだろう?」
「この子は人見知りが強い、この子は弱い、今までの育ちの違いは?」などひとりひとりの成長過程にも注目してより深い学びにつながることと思います。
疑問に思ったことは、実習録に記録し、現場の先生に質問してみてくださいね!
たくさんの学びある実習をワクワクした気持ちで迎えられるといいですね。
応援しています!