保育の異年齢交流とはどのようなものか、ねらいや配慮、おすすめの遊びなどもあわせてご紹介します。保育に異年齢交流を取り入れたい方や、実習の前に予習をしておきたい方はぜひ参考にしてみてください♪
保育の異年齢交流ってどんなもの?
実践で役立つねらいや配慮が知りたい!
そんな方は必見♪
今回は保育の『異年齢交流』をテーマにしてまとめました。
異年齢交流のメリットやねらい、配慮することや遊びの例など、
保育にそのまま使えるアイデアが満載です。
ぜひ参考にしてみてください。
1. 保育の異年齢交流とは?かんたん解説
保育における異年齢交流とは、
年齢の違う子ども同士が一緒に遊んだり過ごしたりすることをいいます。
異年齢交流を取り入れると他学年の子とも関わるきっかけができ、
年上の子にも年下の子にもメリットがあります。
年上の子は思いやりの気持ちや自信を感じ、
年下の子は年上の子の真似をしながら意欲が育つといった姿が見られるでしょう。
2. 保育で異年齢交流でのねらい
・年下の子を気遣う心を育む
異年齢交流を通して、年下の子を手伝いたいという気持ちが芽生えたり、
譲ったりする思いやりの心が育まれます。
例
・乳児クラスの着替えを手伝う
・やりたい遊びを譲る
年下の子と関わることで、年上として振る舞う姿が見られます。
また、異年齢交流では年上の子が我慢する場面が出てくると思います。
このような経験は相手に合わせるという協調性や社会性の育ちにつながるでしょう。
・年下の子のお世話をして自信をつける
年下の子をお世話すること、それを認められることで子どもの自尊心や自立心が高まります。
例
・手伝ったあとに「ありがとう」と言われ喜びを感じる
・「次は○○も手伝いたい」と意欲的になる
異年齢交流を通して「できる」自信がつくと、他の活動への意欲にもつながります。
自信がつくと主体性も高まり、自分で考え工夫して関われるようになるでしょう。
このとき、「ありがとう」「さすが年長さん!」など、
子どもの自信につながる言葉がけも大切です。
・年上の子への憧れを意欲につなげる
異年齢交流で年上の子の姿を見て憧れをもち、「自分もやりたい」という意欲が育ちます。
例
・年上の子の出し物を見て「自分もやりたい」と意欲的になる
・年下の子のお世話をする姿を見て「自分も手伝いたい」という気持ちが芽生える
年上の子の姿を実際に見ることで、
「大きくなったらこうしたい」というイメージがつきやすくなります。
やってもらうことの喜びが、だんだんと「自分もやりたい」という意欲につながるでしょう。
・真似や工夫をしながら遊び方を学ぶ
年下の子は年上の子の遊び方を真似し、
年上の子は異年齢交流の中で工夫して遊ぶようになります。
例
・年長児に「かごめかごめ」の遊び方を教えてもらう
・年下の子はヒントを出すなど遊び方を工夫する
異年齢交流では同学年の遊びでは見られないやりとり・問題が起きることがあります。
それらがお互いにとってよい経験となり、
社会性、協調性、発想力の育ちにつながるのです。
まだ集団遊びに慣れていない年齢では、
異年齢交流で集団遊びを経験すると楽しさに共感しやすく、遊び方も覚えやすいでしょう。
3. 異年齢交流で配慮すべきこと3つ
①事前に異年齢交流の内容を確認する
担任間で事前に交流の内容や範囲などを決めておき、周知することが大切です。
クラスが違うと生活の流れや動線、やり方なども違います。
事前にすり合わせておくことで、当日は混乱なくスムーズに過ごせるでしょう。
遊具、遊ぶエリアなど遊びの範囲も確認し、
子どもにも伝えることで不要なトラブルや怪我を防げます。
②保育士の配置や遊びの範囲など安全面に留意する
異年齢交流では年齢の違う子どもが一緒に過ごすことを考え、
安全に留意した活動内容や保育士の配置が必要です。
普段と違った保育では、子どもの予想外な動きや怪我などの可能性があります。
担任間でも連携を図れるよう、
いつも以上に細やかな声かけを意識しましょう。
年上の子にお世話をしてもらうときは、やり方のポイントを具体的に伝えましょう。
例
「袖を強く引っ張ると腕が抜けてしまうから、お手伝いするときは袖の先をもってあげるだけでいいよ」
「くつは自分で履けるから、最後にテープが止まっているか確認してあげてね」
「ハイハイしているお友達もいるから周りを確認してから静かに移動してね」
③異年齢交流でみんなが参加できる活動を計画する
異年齢交流では、自由遊びと集団活動の両方をバランスよく取り入れるとよいでしょう。
自由遊びでじっくり遊べる子もいれば、
集団活動の方が積極的に参加できる子もいます。
集団活動に参加したがらない子には、
保育者がそばについて一緒に参加したり、無理強いせず見守りましょう。
その場にいるだけでも、異年齢交流の大切な経験になります。
異年齢交流は「楽しかった」「またやりたい」という経験になるような声かけや雰囲気づくりが大切です。
4. 異年齢交流におすすめ!かんたん遊び3つ
①【0~5歳児向け異年齢交流】バスにのって
遊び方
①二人組で前後になり、足を前に伸ばして座る。(後ろの人は前の人の肩へ手を乗せる)
②曲に合わせてバスに乗っているようにからだを揺らし、「ゴー!ゴー!」の掛け声で手をグーにして上にあげる。
「右に曲がります」→からだを右に倒す
「左に曲がります」→からだを左に倒す
「でこぼこみちです」→からだを上下に揺らす
「とまります」→ブレーキをふむようにからだを前後に倒す
【アレンジ】
★二人組から三人組、五人組…と徐々に合体して長いバスになる。
★広い場所や戸外であれば、立って移動しながら遊ぶ。
【配慮ポイント】
・異年齢なので、年下の子が振り回される、挟まれるなどの危険もあります。年上の子の動きが大きくなりすぎないよう声かけは必須です!
②【2~5歳児向け異年齢交流】なべなべそこぬけ
遊び方
①手をつないで大きな輪になる。
②「なべなべ そこぬけ そこがぬけたら かえりましょ」に合わせてつないだ手を軽く揺らす。
③「かえりましょ」で、どこかの手を上げてトンネルを作る。
④全員が手をつないだままトンネルをくぐってまた輪になる。(最初の輪と向きが逆になる)
【アレンジ】
一度くぐって向きが逆になったら、そのまま続けずまた前に向き直る。(うしろ向きでくぐるのは低年齢児には難しく怪我をしやすいため)
【配慮ポイント】
・大きな輪になると転びやすいため、最初は多くても7~8人くらいで遊びましょう。
・年下の子の腕を強く引っ張らないよう声かけをしましょう。
③【3~5歳児向け異年齢交流】じゃんけん列車
遊び方
①曲が流れている間は歩き回る。
②曲が終わったところで近くにいる人とじゃんけんをする。
③勝った人が前、負けた人は勝った人の後ろについてつながり、列車になる。
④じゃんけんを繰り返し、すべての人がつながって一台の列車になったら最後に一周回っておしまい。
【配慮ポイント】
・移動はゆっくりと歩くよう伝えましょう。
・列車を長くするときは年下の子の前後に保育士が入ると転倒防止につながります。
・「こいぬのマーチ」など歩きやすいテンポの曲がおすすめです。
5. ほいコレinfoは保育に役立つ情報サイト
今回は、保育の『異年齢交流』をテーマにしてご紹介しました。
ほいコレinfoでは他にも保育に役立つ情報が満載!
基礎知識や遊び記事など、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
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