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保育士試験 造形は難しい?不合格になる理由と初心者向け対策

保育士試験
保育士試験の造形実技に不安を感じていませんか?この記事では「落ちやすい理由」や「合格作品と不合格作品の違い」をわかりやすく解説。過去問の出題例や初心者向け練習方法、時間配分や道具のコツも紹介し、絵が苦手でも合格を目指せるポイントをまとめました。
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保育士試験の造形実技を前にして、
絵が下手だから落ちるかも…
時間内に描ききれる自信がない
そんなふうに不安になる方は、とても多いです。
でも大丈夫。
造形は“芸術作品を描く試験”ではありません。
子どもが楽しそうに過ごしている様子や、保育の場面が伝われば合格につながります。
この記事では、造形実技試験で落ちやすい理由と合格作品のポイント、初心者でもできる練習方法や道具の工夫を、やさしくまとめました。
「不安だけど頑張りたい」あなたに寄り添いながら、合格へ一歩踏み出せるヒントをお届けします。

1. 保育士試験の造形ってどんな試験?難しい?

保育士試験の実技は「音楽」「言語」「造形」の3分野から2つを選んで受験します。
そのうち造形は、45分間で保育の一場面を描く課題です。
試験概要
制限時間 : 45分
課題 : 保育の一場面(例:戸外遊び、食事の様子など)
使用画材 : 色鉛筆(クレヨンや水彩は不可)
用紙 : 当日配布される画用紙(四つ切サイズ)
合格基準 : 50点満点中30点以上
(参照:一般社団法人全国保育士養成協議会https://www.hoyokyo.or.jp/exam/guidance/practicalexam1.html
保育士の造形実技試験は、難しくありません。
大切なのは「絵の上手さ」ではなく、子どもらしい姿・保育の場面が伝わるかどうかです。

2. 保育士試験の造形でよくある不安と落ちる理由

絵が下手だから不安」「時間内に終わらない」の声はとても多いです。
しかし、実際の不合格理由は、それだけではありません。
造形では、課題に沿って 子どもの人数や場面をしっかり描けているか が評価されます。
「絵が苦手だから落ちる」よりも、必要な要素を描き切れなかったことが不合格につながるケースが多いのです。
人物不足、表情のなさ、色の少なさなど「どこで減点されやすいか」を知っておくことが、合格への第一歩です。

3. 合格作品と不合格作品の違い【保育士試験 造形】

造形の評価では「人物の数」「表情や動き」「配置や構図」「背景や色使い」などがポイントです。
合格例と不合格例を学び、イメージしておきましょう。

1. 人物の描き方

合格例
子どもを3〜4人以上描き、動きや遊びの様子が伝わる。
表情を工夫すると、子どもらしさが表現できる。
不合格例
人物が1〜2人だけで場面が単調。
無表情や硬いポーズで、子どもの活動が伝わらない。

2. 配置・構図

合格例
子どもと先生、遊具や道具などを配置し、場面の全体が自然にわかる。
不合格例
人物が端に寄っていたり、スペースが空きすぎて不自然。
遊んでいる状況が見えにくい。

3. 背景や小物の描き方

合格例
保育室の窓・戸外の草花など、最低限の背景を描き入れて場面が伝わる。
不合格例
背景が真っ白で、どこでの活動かわからない。
小物や遊具が描かれていない。

4. 色の使い方

合格例
子どもの服や背景を明るい色で描き分け、全体が見やすい。
不合格例
全体が同じ色合いで平面的。
子どもと背景の区別がつきにくい。

◯・✕の札を持つ保育士とこども

4. 初心者でもできる!練習方法

イラスト集などのお手本を見て、マネして描いてみましょう
構図の型を決めて練習すれば、初心者でも描きやすくなります。
◯制限時間をはかって練習する
◯人物をシンプルに描く
◯子どもの人数や表情を入れる

小さな工夫の積み重ねで合格に近づきます。

さらに、過去問のお題を見て場面をイメージしてみると、本番を想定した練習になり効果的です。

 

過去問出題例
子ども3名以上保育士1名以上
保育の様子・枠内全体を色鉛筆で着彩する
令和7年前期:「身近な物を使った音遊び」(園庭)
令和6年後期:「ドングリを使った遊び」(園庭)
令和6年前半:「空き箱や廃材を使った遊び」(保育室)
令和5年後期:「クレヨン遊び」(保育室)
こうした具体的なシーンをイメージしながら、子どもの表情や動きを盛り込む練習をしてみましょう。
保育士 応援する姿

5. 道具と時間配分のコツ

造形実技試験では、限られた時間の中で人物・背景・色塗りまで仕上げる必要があります
おすすめの道具は、発色のよい色鉛筆と、描き慣れた鉛筆・消しゴムです。
新しい画材に挑戦するよりも、普段から使っている道具を使うほうが安心です。
時間配分の目安は、次のようにイメージするとスムーズです。
時間配分チェックリスト(45分想定)
□ 下書き:5分
□ 人物を描く:15分
□ 背景を描く:10分
□ 色塗り:15分
練習のときからこの流れを意識しておくと、本番で焦らずに進められます
とくに「人物に時間をかけすぎて背景が描けなかった」失敗はよくあります。
配分を決めて繰り返し練習してみてくださいね。
色鉛筆と?マーク

6. 絵の上手さより「子どもの姿が伝わるか」が合格のカギ

造形実技試験で求められているのは、芸術的な技術ではなく「保育の場面を表現すること」です。
人物の配置や表情、しぐさ、遊びの雰囲気などを工夫すれば、絵が苦手でも十分に合格ラインに届きます。
大切なのは「子どもが楽しそうに過ごしている姿」をイメージして描くことと、短い時間でもコツコツ練習を積み重ねることです。
この記事をきっかけに、少しずつ自信をつけて本番に臨んでくださいね。

執筆者:まこ 先生(保育教諭1)

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