保育実習の自己紹介はこれで安心!例文やアイデア、スケッチブックの作り方まで、やさしく解説します!
はじめての保育実習、自己紹介って本当に緊張しますよね。
何から話せばいいか、子どもたちが喜んでくれるか、不安でいっぱいだと思います。
でも大丈夫!この記事を読めば、先生や子どもたちに「いいな!」と思ってもらえる自己紹介がきっと見つかります。
自己紹介の例文やアイデア、子どもたちが笑顔になるスケッチブックやパタパタの作り方まで、保育学生の皆さんに役立つ情報をまとめました。
しっかり準備して、一緒に実習を成功させましょう!
1. 保育実習自己紹介を例文で紹介!
保育実習の自己紹介は、先生方、子どもたちへの自己紹介それぞれで内容や話し方を変えることがポイントです。
マスターすれば、あなたの印象アップにつながります。
まずは先生方に向けた自己紹介例から見ていきましょう!
・先生方への自己紹介例文
保育実習での先生方への自己紹介は、学校名と名前をはっきりと伝えましょう。
謙虚な姿勢と笑顔を忘れずに、先生方へ感謝の気持ちを伝えることも大切◎
短い一言を加えると、覚えてもらいやすくなります。
基本パターン
「おはようございます!〇〇短期大学から参りました、△△と申します。至らない点も多いかと思いますが、よろしくお願いいたします。」
⇒ 簡潔に、明るく、ハキハキと伝えると好印象♪
プラスαの一言パターン
「ピアノが得意なので、もしお役に立てることがありましたらお声がけください。子どもたちとたくさん遊んで、楽しい時間を過ごせたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。」
⇒自分の得意なことや、実習への意欲を伝えましょう。
・子どもたち向けの自己紹介例文【0歳〜5歳児別】
子どもたちへの自己紹介は、年齢に合わせて内容を変えるのがポイントです。
ここでは0歳から5歳まで、年齢別にアプローチ方法を紹介します。
・0歳児/1歳児/2歳児クラス向け
保育実習で0歳児、1歳児、2歳児の子どもたちへ自己紹介するときは、長い話はしなくて大丈夫。
言葉よりもあなたの優しい声や表情、温かい雰囲気が大切です。
0歳児クラス向け
「こんにちは、〇〇先生だよ。今日から一緒にたくさん遊ぼうね。」
⇒ゆっくりと優しく声をかけ、にっこり笑顔で目を合わせましょう。
それだけでも安心します。
泣いても焦らず、時間をかけて少しずつ慣れてもらえば大丈夫◎
1歳児クラス向け
「〇〇先生って呼んでね。みんなと一緒にお外でいっぱい遊ぼうね!」
⇒簡単な挨拶のあと、遊びに誘うことで親しみやすさをアピール♪
名前を覚えてもらいましょう!
2歳児クラス向け
「先生はいちごが大好きなんだけど、みんなは何が好きかな?今度教えてね!よろしくお願いします。」
⇒子どもたちは先生に興味津々♪
好きなものの話や質問を投げかけたりすると会話のきっかけが生まれます。
名前を呼ぶと近づいてきてくれることも。
・3歳児/4歳児/5歳児クラス向け
3歳〜5歳児クラスの自己紹介は、一緒に楽しめる「参加型」の自己紹介がおすすめ◎
言葉でのやり取りができる発達段階を活かし、ただ聞くだけではなく子どもたちも考えたり答えたりできる要素を取り入れましょう。
3歳児クラス向け
「こんにちは!〇〇先生です。先生はカレーが好きです!みんなはカレー好きかな?」
⇒共通の好きなものを見つけたら「一緒だね!」とコミュニケーションを取ってみましょう♪
4歳児クラス向け
「みんなにクイズを出します!先生の好きな色は何かな?ヒントは空の色!…正解は青色!」
⇒3分〜5分で質問やクイズを取り入れてみてください。
「今度一緒にクイズ大会しようね」と約束すると、子どもたちの期待値&印象アップ!
手遊びを交えて体全体で表現したり、「みんなで一緒に言ってみよう」と参加を促したりするのも効果的です。
5歳児クラス向け
「先生は折り紙が得意で、きらきらのお星さまも作れるよ!今度みんなとお花や動物をたくさん作りたいな!」
⇒特技や作品を見せながら自己紹介してみましょう。
子どもたちは「どんな先生なんだろう」とわくわく♪
信頼関係づくりにつながります。
2. 子どもの心をつかむ!自己紹介アイデア4選
保育実習の自己紹介では、ただ名前を伝えるだけではなく楽しめる工夫で、名前をしっかり覚えてもらいましょう。
- あいうえお作文で印象に残る自己紹介
- 参加型で盛り上がる!好きな食べ物クイズと歌遊び
- 手作り自己紹介カードで個性をアピール
- みんな知ってる♪はらぺこあおむしで親近感アップ
すぐに試せる自己紹介のアイデアを4つ紹介します。
①あいうえお作文で印象に残る自己紹介
あいうえお作文とは、名前の文字を使って動物や食べ物で自己紹介する方法です。
あいうえお作文の例
あなたの名前が「ゆり」なら
↓
「ゆ」はゆきだるまの「ゆ」
「り」はりんごの「り」
続けていうと○○先生です!
このように、動物や食べ物を使うと印象に残りやすく、最後に名前を完成させれば達成感も!子どもたちの心をグッとつかめます。
ここがポイント!
絵カードやペープサートと組み合わせてみましょう♪
見るだけで楽しくなって集中力もアップ!
名前が長いときは、下の名前だけにするなど工夫するとスムーズです。
②参加型で盛り上がる!好きな食べ物クイズと歌遊び
好きな食べ物を当てるクイズは、子どもたちが大好きな遊びの一つ♪
たとえば「赤くて甘くて少し酸っぱい果物だよ」とヒントを出せば、盛り上がること間違いなし!
最後には「いちごが好きな人ー!」と聞いて手をあげてもらえば、子どもたちとの共通点も発見できます◎
このような食べ物の歌と組み合わせてみても楽しいですね!
みんなで一緒に歌って、場がぐっと和みますよ。
③手作り自己紹介カードで個性をアピール
自己紹介カードとは、画用紙に名前とイラストを描いた手作りの紹介ツールです。
遠くからでも名前がよく見えるうえ、見るだけでとっても楽しく、あなたの個性をアピールできます。
- 「先生の好きな色はな~んだ?」などクイズを書き込む
自己紹介カードの作り方のコツ
先生方にも、名前を覚えてもらいやすくなるメリットも!
材料が身近で制作時間も短いため、初めてでも取り組みやすいアイテムです。
ぜひ挑戦してみてくださいね♪
④みんな知ってる♪はらぺこあおむしで親近感アップ
エリック・カールの人気絵本「はらぺこあおむし」は、子どもたちにとっておなじみの存在。
あおむしが食べるいろいろな食べ物をアレンジして、自分の好きな食べ物を紹介していくんです。
子どもたちは安心感をもち、あなたの話に引き込まれますよ。
子どもたちの目・耳・頭で楽しめる、こんな方法もおすすめ♪
子どもたちの心をつかむ自己紹介アイデアは、「簡単すぐできる!保育実習の 自己紹介 ばっちりアイデア集」でも紹介しています。
3. 簡単!保育実習自己紹介グッズの作り方
「実習で使う自己紹介グッズ、手作りしてみたいけどできるかな…」と不安な人でも大丈夫!簡単に作れる、とっておきの自己紹介グッズを3つ紹介します。
- スケッチブックシアターの作り方
- パタパタ絵本の作り方
- ペープサートの作り方
作り方をマスターして、子どもたちが夢中になる自己紹介グッズを作りましょう!
・スケッチブックシアターの作り方
スケッチブックシアターとは、スケッチブックを絵本のようにめくりながら自己紹介する方法です。
物語形式にすれば、子どもたちも目を輝かせながら見てくれますよ。
準備するもの
- A4サイズのスケッチブック
- 太めのマーカーや色鉛筆、クレヨン
作り方の手順
- 1ページずつ、自己紹介の内容に合わせた絵や文字を描く
後ろの子どもたちから見えるよう、太めのペンではっきりと!
- ページごとに色を分けた小さな目次をつけて完成♪
絵本の読み聞かせのように、明るく元気に自己紹介を進めましょう!
絵に自信がなくても大丈夫!
文字を大きく書いたり簡単な図形やシールで工夫したりすれば、十分楽しませられますよ。
子どもたち全員が見やすく、少ない準備物で「あいうえお作文」や「好きなもの紹介」など自由にアレンジできます。
読み聞かせのコツは「子どもが夢中になる!絵本の 読み聞かせ のポイント4つご紹介します」の記事もご覧ください。
・パタパタ絵本の作り方
パタパタ絵本とは、段ボールとリボンを使い、ページがパタパタとめくれる不思議な仕掛け絵本です。
まるで手品を見ているみたいで、子どもたちも「わあ!」と驚いてくれますよ。
準備するもの
- 段ボール(縦8cm、横6cmに切ったパネル)
- リボン(縦10cm)
- 画用紙(パネルと同じサイズ)
- 両面テープ
- 画用紙やペン
作り方の手順(簡単3ステップ)
- 画用紙に自己紹介のイラストを描く
- パネルをリボンでつなぐ
- 最後に名前を書いて完成!
「よろしくね!」から始まり、最後に名前が出て来るようにすると印象アップ!
絵が苦手でもシールや折り紙でアレンジできるので安心してくださいね。
くわしい作り方や写真は、「パタパタカード 自己紹介」で検索してみてください。
・ペープサートの作り方
ペープサートとは、画用紙にキャラクターを描き割り箸につけて、紙人形劇のように自己紹介する方法です。
声色を変えるなどキャラクターになりきって演じれば、楽しさも倍増!
準備するもの(100円ショップでOK!)
- 画用紙(表用と裏用の2枚)
- 割り箸
- 両面テープかセロハンテープ
- マジックやクレヨン
作り方の手順
- 画用紙に動物などの絵を描く
表と裏で違う絵にしたり、クイズ形式にしたりするとおもしろい!
- 絵を切り抜いて、裏面に割り箸を両面テープでしっかりと貼り付けて完成!
注意点
割り箸の先端が尖っていると危険なので、やすりで削る・テープで巻いてカバーするなど、安全に配慮しましょう。
折り紙で作るペープサートの作り方や演じ方は、以下の記事でも紹介しています。
4. 自己紹介/自己紹介グッズ成功のコツ
保育実習の自己紹介は、ちょっとしたコツを意識すれば印象をグッと高められます。
- 笑顔と明るい声で相手の心をつかもう!
- 年齢に合わせた内容で喜ばせよう
- 安全第一でグッズを作ろう
3つのコツをおさえて、保育実習の自己紹介を成功させましょう!
・笑顔と明るい声で相手の心をつかもう!
自己紹介は、あなたの笑顔と声が最大の武器◎
鏡を見ながら練習して、自然な笑顔を心がけてみましょう。
子どもたちに「この先生は楽しそう!」「優しそう!」と、安心感を与えるには2つのコツがあります。
子どもたちは大人のちょっとした表情の変化をとても敏感に感じ取るので、無理にニコニコしなくて大丈夫◎
子どもたちの目を見て話せば、あなたの気持ちはきっと伝わります。
・年齢に合わせた内容で喜ばせよう
子どもたちの「楽しい!」と感じるポイントは、年齢によって違います。
0歳~2歳児:言葉がまだ難しいので、笑顔で話しかけながら簡単な自己紹介に◎
3歳〜5歳児:お話がわかるので、クイズや質問など参加型の方が集中してくれます
子どもたちの発達段階を考えて自己紹介の長さや内容を工夫すれば、子どもたちは夢中になってくれますよ。
・安全第一でグッズを作ろう
保育現場では、子どもの安全が何よりも大切です。
将来、保育士になるために安全配慮はプロ意識の第一歩。
自己紹介グッズ作りでも安全意識を忘れないようにしましょう。
自己紹介グッズ制作で気をつけたいポイント
⇒子どもが口に入れたり、怪我をしたりする危険あり!
子どもが触れても安心な素材を選びましょう。
⇒「子どもが触っても大丈夫か」「壊れて破片が出ないか」まで考えましょう。
子どもたちが安心して楽しめる環境づくりが大切です。
【体験談】先輩が語る!初日の緊張エピソード
実習初日は緊張しますが、大丈夫!
先輩たちも同じ経験を乗り越え、今では立派な保育士として活躍しています。
先輩が語る!初日の緊張エピソード
-
- 保育教諭2年目/H先生
「緊張していましたが、先生方がとても優しく丁寧に教えてくださいました。」
-
- 保育士/R先生
「実習初日の朝はとても緊張していたけれど、子どもたちが『せんせい!』と声をかけてくれてほっとしました。」
- 幼稚園教諭/M先生
「初めての設定保育はすごく緊張しました。でも反省会でのフィードバックが的確で、今の自分にすごく役に立っています。」
完璧じゃなくても、子どもたちと「仲良くなりたい!」の気持ちがあれば、温かく受け入れてくれます。
くわしくは「保育士が 自己紹介 を成功させるポイント!~あなたらしい 自己紹介 をしよう~」の記事も参考にしてください。
5. 保育実習の自己紹介でよくある質問(FAQ)
ここでは、保育実習の自己紹介でよくある質問にお答えします。
Q.自己紹介グッズは必要?口頭だけでいい?
Q.自己紹介で緊張して失敗したらどうする?
Q.準備期間はどのくらい必要?
Q.個人票の自己紹介欄はどう書けばいい?
実習前の不安や疑問を解決して、安心して実習に臨みましょう。
Q. 自己紹介グッズは必要?口頭だけでいい?
A. 自己紹介グッズがなくても大丈夫ですが、あると子どもの興味を引きやすくなります。
ただし一番大切なのは、あなたの笑顔と温かい心です。
グッズを作る時間がなければ、無理して作らず口頭だけでも十分。
心を込めて話せば、きっと伝わりますよ。
Q. 自己紹介で緊張して失敗したらどうする?
A. 一度深呼吸して「ちょっと忘れちゃった!」と笑いながら仕切り直せばOKです。
子どもたちは、完璧な先生以外にも、ちょっとお茶目な先生も大好き♪
失敗も学びの一部。
失敗も含めて自分らしさを大切に、安心して実習に臨んでくださいね。
緊張の和らげ方は「保育実習のプレッシャーがつらい…みんなも感じる不安や緊張の和らげ方」を参考にしてください。
Q. 保育実習の自己紹介、準備期間はどのくらい必要?
A. グッズを作るなら1〜2日、自己紹介の練習は2〜3日あれば安心です。
実習の1週間前から準備を始めると、気持ちに余裕をもって本番を迎えられます。
グッズは凝ったものではなく、まずはシンプルで作りやすいものから始めましょう。
自己紹介グッズに力を入れるのと同じくらい、当日の心構えと笑顔も大切に◎
Q. 保育実習個人票の自己紹介欄はどう書けばいい?
A. 個人票には、あなたの「保育に対する想い」を具体的に書きましょう。
個人票は実習前に園へ提出する学生情報の書類です。
- 子どもと関わる上で大切にしたいこと
- 保育実習の目標
- 趣味や特技を保育にどう活かせるかなど
その際、口頭の自己紹介と一貫性をもたせ、誤字無く丁寧に仕上げると信頼感がアップします。
6. 保育実習の自己紹介はあなたらしさを大切に
保育実習の自己紹介で大切なのは、「子どもたちと仲良くなりたい!」の気持ちです。
先輩保育士や園の情報を参考にしながら、あなたの個性を活かした自己紹介を考えてみてくださいね。
「ほいコレナビ」では、実習から就職活動まで継続的にあなたをサポート!
保育士を目指すあなたの第一歩を、全力で応援しています。