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【保育園】子どもが給食を食べないときはどうする?偏食の理由や対応策をご紹介!

偏食
給食を食べない子にはどう対応すればいい…?保育において食事の時間は大切な活動の一つ。給食を食べない子どもがいると対応に悩んでしまいますよね。今回は、保育園で「給食を食べない子ども」にフォーカスし、考えられる理由や対応策をご紹介していきます。
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1. 子どもが給食を食べない…偏食の理由は?
・「好き嫌い」で食べない
・お腹が空いていないため食べない
・体調不良で食べられない
・食事に興味が低いため食べない
・発達障害により食べられるものが少ない
2. 給食を食べない子どもにどう対応する?
・子どもの様子をよく観察する
・楽しく食べられる雰囲気を作る
・苦手な食材を減らして盛りつける
・からだを十分に動かして遊ぶ
・0歳からできる食育活動で興味を引き出す
3. 給食を食べない子どもの保護者への対応は?
・様子を聞いて食べない理由を探る
・給食を食べない状況を伝え保護者の考えも聞く
・子どもによい変化があったときは伝える
4. 保育に役立つ情報は「ほいコレinfo」で検索!

1. 子どもが給食を食べない…偏食の理由は?

・「好き嫌い」で食べない

子どもが給食を食べない理由としてまず多いのが、
食べ物の好き嫌いによるもの
好き嫌いは味だけでなく、見た目、食感なども原因となります。
CHECK!
味には、甘味、塩味、旨味、苦味、酸味の「5味」がありますが、
その中でも苦味と酸味は本能的に避けようとするのだとか。
苦味は毒につながる味、酸味は腐敗につながる味を連想させますよね。
子どもの味覚の発達は3歳頃がピークと言われていて、
3歳前後から好き嫌いも増える傾向にあります

・お腹が空いていないため食べない

日中の活動量が少ないと、
子どもによってはお腹が空かず食欲がわかないこともあるでしょう。
このような場合は、睡眠や朝食の時間もずれてしまっていることがあります。
生活リズム全体を整えることが大切なので、
家庭との連携、支援も必要となるでしょう。
子ども自身が「お腹が空いた」と感じ、
お腹が空いたから「給食を食べたい」と思えることが理想的です。

・体調不良で食べられない

発熱、腹痛、気持ち悪さなどの体調不良により食欲が無い場合もあります
異変を感じたら検温や体調の観察をしたり、
無理せず休息するなどの対応が必要です。
普段から子どもの様子や喫食状況をしっかりと把握しておきましょう。

・食事に興味が低いため食べない

食事に対する興味は個人差が大きく、食欲に影響するもの。
食事の時間でも遊びなど他のことへの興味が強く、
座っていられないこともありますよね。
食事に興味の低い子どもは食事が「楽しい、嬉しい」と感じた経験が少ない場合もあるので、興味をもてる環境づくりが大切です。

・発達障害により食べられるものが少ない

発達障害の特性の一つである「感覚過敏」や「こだわり」が理由で偏食となる場合があります
発達障害の中でも自閉症スペクトラム (ASD)の特性をもつ子どもは、
偏食が出やすい傾向があると言われています。
CHECK!
「感覚過敏」によって、味や食感、においなど特定のものに非常に敏感になることで、
その食べ物を強く避ける場合があるのです。
逆に、「こだわり」によって特定のものを好んで食べ続けるなどの姿も見られます。

2. 給食を食べない子どもにどう対応する?

・子どもの様子をよく観察する

給食を食べない子どもがいるときは、
まずはよく観察し偏食の傾向や原因を探っていくことが大切
子どもの様子から原因を探ることで、その後の対応策も変わってきます。
複数担任であれば、それぞれの視点で感じたことなどを話しあい確認してみましょう。

・楽しく食べられる雰囲気を作る

食事が「楽しい、嬉しい」と感じる時間になれば、
自然に食事に対して期待をもつようになり、興味や意欲が高まっていきます。
たとえば、食事の前に必ず献立メニューのクイズをしたり
その日のメニューで一番好きなものの話をしたりするのもいいですね。
また、友達や先生と一緒に「おいしいね」と共感しながら食べることも大切です。
無理強いしたり、「食べないと鬼が来るよ」など子どもに恐怖心を与える声かけは絶対してはいけません。

・苦手な食材を減らして盛りつける

苦手な食材があったり少食だったりする場合は、
量を調節して盛りつけるのもよいでしょう。
見た目で嫌になったり最初から食べきれないと感じさせることを防げます。
少量の方が苦手な食材も挑戦しやすいメリットもありますね。
また、少しでも苦手な食材を食べられたら、
「ピーマン食べたべられたね!」などプラスの言葉がけも大切です
少しでも食べられると自信がつき、
他の食材にも挑戦しようとする意欲につながるかもしれません。

・からだを十分に動かして遊ぶ

子ども達が自然にお腹が空くよう、日中は十分にからだを動かして遊びましょう
鬼ごっこやお山登りなど、
全身を動かす運動遊びを取り入れるのがおすすめです。
からだを十分に動かして遊ぶことは食欲だけでなく睡眠などにも影響し、
健康的なからだのリズムを作ることにつながります

・0歳からできる食育活動で興味を引き出す

保育に食育活動を取り入れることで、食事に対する興味や意欲を引き出していきましょう。
食育活動は難しいものではなく、
まずは食がテーマの絵本を読んだり、クイズ、ゲームなどをするのがおすすめです。
CHECK!
「保育所保育指針」「保育所における食育に関する指針」では、
保育園における食育のポイントが示されています。
参考:厚生労働省 保育所保育指針(平成29年3月) 第3章 健康及び安全  2 食育の推進
   厚生労働省 『楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~』 (平成16年3月)
食べない
↓食育についてはこちらを参考にどうぞ!

3. 給食を食べない子どもの保護者への対応は?

・様子を聞いて食べない理由を探る

保護者に子どもの食事内容や食べ具合などを聞き、偏食の理由を探っていきましょう
ただ、家庭によってはいきなり細かく聞かれると構えてしまう場合もあります。
日頃のコミュニケーションの中で少しずつ聞いていくのがベスト。
たとえば、
「○○ちゃん、園では白いご飯をいっぱい食べるんですけど、他にお家ではどんなものが好きですか?」
などとポジティブなイメージで会話ができるといいですね。

・給食を食べない状況を伝え保護者の考えも聞く

子どもの状況とどう対応していくかについて伝えながら
保護者の考えも聞いていくとよいでしょう。
保護者によっては子どもが給食を食べないことを「責められている」と感じる場合もあります。
子どもの状況を伝えるときは言葉選びに気をつけましょう。
無理せず少しずつ食事量を増やしていけるよう、
園と家庭とで連携しながら焦らず対応していきたい旨を伝えるといいですね。
また、一方的ではなくあくまでも保護者の考えを聞きながら対応していく姿勢を見せることで、信頼関係も築いていけると思います。

・子どもによい変化があったときは伝える

少しでも食べられるようになったことや、食事に興味をもったことなど、
よい変化が見られたら必ず保護者にも伝えましょう
小さなことであっても、よい変化は保護者にとって嬉しいもの。
また、子どもの小さい変化に気づいて一緒に喜んでくれる担任の存在は保護者の安心感にもつながっていきます
情報をこまめに共有することでより連携を深めていきましょう。

4. 保育に役立つ情報は「ほいコレinfo」で検索!

今回は、保育園で「給食を食べない子ども」にフォーカスし、
考えられる理由や対応策をご紹介しました。
毎日の保育では、給食以外にもさまざまな悩みが出てきますよね。
ほいコレinfoでは、保育で困ったときに役立つ情報やすぐ使える活動アイデアなどをたくさんご紹介しています。
ぜひ、ほいコレinfoをチェックしてみてくださいね♪
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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