検索

ほいコレinfo produce by ほいコレナビ

トイレトレーニングの関わり方「保育実習中に実習生ができること」は?

トイレトレーニング
「トイレトレーニングって何から始めるの?」そんな保育実習生の疑問に答える記事です。保育園でのトイレトレーニングの進め方や年齢別のねらい・配慮、実習中にできることを具体的に解説。園ごとの違いや声かけのコツも一緒に学びましょう。
index

1.保育園でのトイレトレーニングの考え方・実習で学ぶ姿勢とは?
2.保育の現場でのトイトレの進め方
3.保育年齢別にみるトイトレのねらいと配慮
◎【ねらいと配慮】1歳児のトイトレの進め方
◎【ねらいと配慮】2歳児のトイトレの進め方
◎【ねらいと配慮】3歳児のトイトレの進め方
4.保育士が大切にしている関わり方
5.保育実習生ができるサポート
6.保育実習でトイレトレーニングを学ぶときの注意点
7.保育実習でトイレトレーニングの関わりを学ぼう

保育実習でトイレの時間に戸惑った経験はありませんか?
トイレトレーニングは子どもの成長に大切な関わりの一つです。
園によって進め方も異なり、実習生にとっては「何をすればいいの?」と不安に感じやすいこともあります。
この記事では、保育園でのトイトレの基本的な流れや年齢別のねらいと配慮、実習生ができることをまとめました
安心して実習に臨めるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 保育園でのトイレトレーニングの考え方・実習で学ぶ姿勢とは?

トイレトレーニングとは、子どもが自分で排泄できるようになるための習慣づけや気持ちの育ちをサポートする関わりのことです。
排泄の感覚に気づいたり、トイレに座ることに慣れたり、「自分でできた!」達成感を感じることなども含まれます。
子どもの発達段階や園の方針によって進め方が異なります。
「正解は一つではない」前提で、子どもに合った援助が求められます
また、保育園に任せきりにするのではなく、家庭と連携しながら進めることも大切です。
実習生ができること
・園のトイトレの方針を確認する(オムツのタイミングや声かけのルールを知る)
・子どもの様子を観察する(どんなきっかけでトイレに行くのかメモをとる)
・家庭とどのように連携してトイトレを進めているのかも確認しておく

2. 保育の現場でのトイトレの進め方

保育園では、以下のような流れでトイトレが行われます。
① トイレへ誘う(遊びの合間や食事の前後など)
排泄のリズムをつかみやすくするために、タイミングを決めて誘うことが多いです。
やさしく声をかけて、子どもがトイレに行くきっかけを作ります
② トイレでの見守り(安心して座れるように)
「座る習慣」も大切なステップですが、無理に長時間座らせる必要はありません
おしっこがでない場合は、長くても2〜3分で切り上げることが多いです。
子どもの様子や園の方針によって異なるため、実習中はやり方をよく観察し、先輩保育士の対応を学びましょう。
③ 成功・失敗に関わらず声かけをする(「座れたね」「頑張ったね」など)
うまくできても、できなくても、行動そのものを認める声かけが大切です。
過程を褒める言葉を意識します。
④ 清潔にするサポート(パンツの履き替え、手洗い)
着替えや手洗いまでがトイトレの一つの流れです。
子どもが自分でできるところは見守り、必要に応じて声をかけたり補助したりします。
手洗い後の流れや準備物も園によって異なるため、実習中は一連の動きをしっかり観察しておくことが大切です。
実習生ができること
・先輩保育士の声かけをよく聞く(どんな言葉を使っているか?)
・子どもに優しく寄り添う(「大丈夫だよ」「一緒に行こうね」と安心感を伝える)
・トイレに行った後の習慣をサポートする(手洗いを一緒にする、タオルを渡すなど)
・トイレでの見守り中、どのくらいの時間座っているかを観察する(園によって異なるため、方針を確認しておく)

3.保育年齢別にみるトイトレのねらいと配慮

年齢によって、トイトレの進み方も「ねらい」や「配慮」も異なります
保育実習では、これらの違いを理解し、現場での援助方法を学ぶことが大切です。
トイトレが完了するまでの期間にも個人差があり、早い子では週数間、なかには 1年以上かかる子もいます。
「いつ終わるか」ではなく、その子が自分のペースで成長していけるように支えることが大切です。
発達過程は一人ひとり違って当たり前。
焦らず、あたたかく見守りましょう。

【ねらいと配慮】1歳児のトイトレの進め方

トイレの存在を知ることや、排泄の流れに少しずつ慣れていく時期です。
ねらい
排泄を習慣づける
配慮
まだ排尿の間隔が不安定なので、成功にこだわらず、「トイレって楽しい」「座ってみても大丈夫」と思えるような関わりを大切にする
実習生ができること
・トイレの絵本を読んで、親しみをもってもらう
・お人形で「トイレごっこ」をして、一緒にまねっこ遊び
・保育士が「トイレ行ってみようか」と声をかけたときに、そばでにこっと応援してあげるだけでもOK!

【ねらいと配慮】2歳児のトイトレの進め方

「おしっこ出そう」などの感覚がわかり始める子が増える時期です。
トイレに行こうとする気持ちが少しずつ芽生えてきます。
ねらい
排泄の自立に向けて、「自分から行こう」と思う意欲を育てる
配慮
子どもによって進み方が違うので、一人ひとりに合ったペースで関わる
実習生ができること
・座れたら「すごいね」ではなく「座れたね、がんばったね」と行動を
言葉で認める
・「おしっこ出るかな?」「今日はどうかな?」などやさしく声をかける

【ねらいと配慮】3歳児のトイトレの進め方

自分でトイレに行ける子も増えてきて、「できた!」と自信が育ちやすくなります。
ねらい
排泄の習慣を定着させ、生活の中で自然にできるようにする
配慮
「自分でやりたい!」気持ちが強くなる時期なので、できるだけ見守りながら必要な時に援助する
実習生ができること
・できることは黙って見守る姿勢も大事
・できたときは「一人でできたね!」としっかりほめる
・失敗したときは「大丈夫、また教えてね」と失敗も受けとめる声かけを心がける
実習では、子どもの姿や気持ちをよく観察し、どんな関わりがされているかを意識して見てみましょう。
トイレトレーニング

4.保育士が大切にしている関わり方

保育士は、成功・失敗に関係なく、子どもに安心感を持たせることを大切にしています。
実習生も、こうした関わり方を学ぶことで、子どもの気持ちに寄り添えるようになります。
実習生としてまずできることは、先輩保育士の話をしっかり聞いて、子どもたちの様子をよく観察することです。
「トイレ行ってみる?」「座れたね」「またやってみようね」などの声かけも、場面に応じて積極的に使ってみましょう。
保育士と子ども ハグ

5.保育実習生ができるサポート

トイトレ中の子どもは、不安になったり、行きたくないとぐずったりすることもあります。
そんなとき、実習生もできることがたくさんあります
実習生ができること
・ 子どもに共感しながら声をかける
例:「トイレ行くのイヤだったんだね。でもお腹スッキリすると気持ちいいよ!」
・ 保育士と一緒に対応する(一人で判断せず、必ず報告する)
・ 片付けや補助をする(失敗したときの掃除やパンツの準備を手伝う)

6. 保育実習でトイレトレーニングを学ぶときの注意点

実習中にトイトレを学ぶ際は、いくつか気をつけたいポイントがあります。
気をつけるポイント
・無理にトイレへ誘わない(嫌がるときは保育士に相談)
・事故や衛生面に注意する(床が濡れていたらすぐ拭く、感染対策を意識する)
・必ず保育士に報告する(オムツ交換やトイレの失敗など)

嫌がる 泣く子ども

7. 保育実習でトイレトレーニングの関わりを学ぼう

トイトレは子どもにとっても、保育士にとっても大切な学びの時間。
実習生も、積極的に関わることで、子どもとの信頼関係を築けます
実習生が大切にしたいこと
・ 園の方針をよく観察する
・ 子どもの気持ちに寄り添う
・ 焦らず優しくサポートする
トイトレは子どもによってペースが違います。
実習中は、園のやり方を学びつつ、「どんな声かけがいいのかな?」と考えながら関わってみましょう

執筆者:まこ 先生(保育教諭1)

がんばる未来の保育士さんを応援します!

Event就活イベント

記事が見つかりませんでした。