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ピアノが弾けないと保育士・幼稚園教諭になれない?ピアノが上達する練習方法や採用試験対策まで

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保育士・幼稚園教諭にピアノは必要?

保育士や幼稚園教諭はピアノが弾けるというイメージを持たれことが多くあります。実際に保育園や幼稚園ではピアノの伴奏で子どもたちと歌ったり、養成校ではピアノのカリキュラムがありますね。

では、ピアノが弾けないと保育士や幼稚園教諭にはなれないのでしょうか。
結論から言うとピアノが弾けなくても保育士や幼稚園教諭になることはできます

今回は、ピアノが上達する練習方法や採用試験対策を紹介します。

保育園で求められるピアノの技術

実際に保育園や幼稚園で求められるピアノの技術とはどのくらいのレベルなのか気になりますよね。

一般的には保育園・幼稚園ともに「バイエル修了程度」と言われています。
理由として楽譜の読み方、指使い、リズム、記号、拍子などピアノに必要な技術を一通り習得することができるためです。

保育園や幼稚園で弾く曲は童謡が多いため、バイエルを習得している人であれば問題なく弾くことができるでしょう。

ピアノが上達する練習方法

それでは、どのように練習すればピアノが上手に弾けるようになるのでしょうか。ピアノが上達する練習方法を紹介します。

①片手ずつ練習をする
ピアノが苦手な人にとって両手で練習することは難しいですよね。まずは右手の主旋律からゆっくりと弾いてみましょう。

初めは右手(主旋律)、次に左手(和音)、最後に両手と段階を踏んで練習をすることで、効率よく曲を弾くことができるようになりますよ。

②音符のある楽譜を使う
最近では楽譜を読むことが苦手な人のために、音符が振ってある楽譜があります。楽譜を読むことが苦手であれば、音符付きの楽譜を使用してもいいでしょう。

③楽譜を簡単にする
自分が弾きやすいように楽譜をアレンジすることも大切です。
できるだけ簡単な楽譜を探して、不自然にならないように音を減らす、和音にするなどアレンジしてみましょう。

保育園や幼稚園で弾く曲はほとんどが和音で弾ける童謡です。
楽譜を簡単にする方法さえマスターすれば、たくさんの曲が弾けるようになりますよ。

④遅いテンポで練習する
初めは遅いテンポで練習をするようにしましょう。
遅いテンポにすることで正確に弾くことができ、スムーズに演奏を上達させることができます。

また、自分の苦手な部分など練習するべき箇所を明確化することにもつながります。

ピアノが弾けない時の対処法

どうしてもピアノが上達しない時はどうすればいいのでしょうか。
ピアノが弾けない時の対処法を3つのポイントにして紹介したいと思います。

①別の楽器で演奏する
ピアノの代わりにギターやオルガンを使う保育士もいます。
ピアノが苦手な場合は、自分の得意な楽器で演奏をするのもいいでしょう。

②大きな声で歌う
子どもたちと一緒に大きな声で歌いましょう。
先生が楽しそうに歌っていると子どもたちも自然と笑顔になるものです。

子どもが楽しんで歌えるように「元気に歌えるのは誰かな?」と声掛けをするなどの雰囲気作りも大切です。
ピアノが弾けなくても、音楽の楽しさを伝えられるように工夫していきましょう。

③演奏の補助をする
タンバリンやカスタネットで演奏の補助をするのもオススメです。

他の先生が演奏しているときにリズム打ちをしながら、子どもたちが音を楽しめるようにしましょう。日によって楽器を使い分けながら、音の違いを楽しめるようにするのもオススメです。

採用試験のピアノ対策

保育園や幼稚園の採用試験に取り入れられていることも多いピアノの実技試験。試験のタイプと対応方法について紹介します。

①初見
試験当日に保育園・幼稚園から指定された曲を弾きます。
譜面はスムーズに読めるようにしておきましょう。知らない曲でも落ち着いて丁寧に演奏することが大切です。

②自由選曲
自分で好きな曲選ぶことができます。
選曲のポイントとしては「子どもが楽しめる曲」「自分のレベルに合ったもの」を意識するといいでしょう。

③課題曲
保育園・幼稚園から事前に曲を指定されます。
試験に対する心構えができるため安心感がありますが、スキルや練習量などが表れやすいため、準備を怠らないようにしましょう。

演奏中に間違えてしまったら

もし演奏中に間違えてしまっても、途中で止めずに最後まで弾きましょう。
間違えてしまっても堂々とした姿勢でいること、最後まで弾くことが大切です。
間違えた後の対応を見られていることも多くあるため、様々なシチュエーションを想定しながら練習するといいでしょう。

さいごに

いかがでしたか?
ピアノは保育の幅を広げてくれるアイテムのひとつです。
ピアノが弾けないからと言って保育士や幼稚園教諭を諦める必要はありませんが、弾けるように努力してみるのもいいでしょう。

また、ピアノが弾けなくても子どもに音楽の楽しさを伝える方法はたくさんあります。様々な工夫を凝らしながら、保育士・幼稚園教諭として活躍しましょう。

執筆者:ほいコレ 編集部

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