保育士として働くなら知っておきたい!この記事では、最新の保育士求人倍率についてわかりやすく解説します。求人倍率を都道府県ごとに一覧でチェックして就職・転職の参考にしてくださいね。
「保育の先生になりたいけど就職先はある?」「今の園から転職したいけど不安…」
そんな気持ち、よくわかります!
安心してください。今は保育士さんにとって、とてもチャンスの時期です。
この記事では、2025年最新の保育士有効求人倍率を地域別に紹介します。
あなたの住む地域の状況や、理想の園を見つけるコツもわかりますよ!
ブランクがあっても、育児中でも大丈夫。今こそあなたの保育スキルを活かすチャンスです。
あなたの笑顔とスキルを待つ子どもたちのために、一緒に新たな一歩を踏み出しましょう!
1. 保育士の有効求人倍率とは?やさしく解説
まずは、保育士さんの仕事探しの強い味方となる「有効求人倍率」について、わかりやすく解説します!
- 保育士有効求人倍率ってなに?意味と計算方法
- 保育士の有効求人倍率、高い倍率と低い倍率どっちがいい?
・保育士有効求人倍率ってなに?意味と計算方法
「有効求人倍率とは何ですか?」と思っている人も多いのではないでしょうか。
これは「求職者一人に対して何件の求人があるか」を表す数値なんです。
計算方法はとっても簡単!
この公式で求められます。
たとえば、保育園からの求人が100件あるとします。
保育士として働きたい人が100人いたら、
つまり保育士の有効求人倍率は「1倍」です。
同じように、もし求人が200件あれば、200÷100=2.0倍となり、保育士一人あたり2件の求人がある計算です。
・保育士の有効求人倍率、高い倍率と低い倍率どっちがいい?
計算式はわかったけど「有効求人倍率 どっちがいい?」と思う人もいるでしょう。
倍率が1.0より高いと、求人が求職者より多く「売り手市場」の状態です。
つまり、保育士さんが就職先を選びやすい環境を意味します。
逆に1.0より低いと「買い手市場」で、就職が厳しい状況になります。
有効求人倍率の見方
- 1.0以上 → 求人数 > 求職者数(売り手市場)
→◎ 就職しやすい!
- 1.0未満 → 求人数 < 求職者数(買い手市場)
→✖ 就職が厳しい…
・保育士にとっての有効求人倍率の意味
今の保育業界は高い倍率なので、保育士さんにとって有利な状況です!
とはいえ、どういったシーンで有利に働くのかイメージしにくいかもしれません。
そこで、有効求人倍率が保育士の就職・転職活動にどう影響するのか、メリットデメリットを紹介します。
高い倍率(1.0以上)のメリット
- 複数の園から選べるチャンス!
- 条件交渉がしやすくなります
- あなたの希望(勤務時間や働き方など)が通りやすい
- ブランクがあっても採用されやすい環境
低い倍率(1.0未満)のデメリット
- 希望の条件で就職するのが難しくなります
- 採用試験の競争率が高くなることも
- 就活期間が長引いてしまう可能性も
- 就職先が限られるので、通勤時間や職場環境で妥協しなければならないことも
倍率が高すぎると、人手不足で現場の保育士さんに負担がかかってしまうこともあります。
理想は1.0倍くらい!需要と供給のバランスがとれた状態といえます。
・有効求人倍率を知るメリット
実は、有効求人倍率の知識は、あなたの就職活動の強い味方になります!
知っていると「今、保育業界がどんな状況なのか」を客観的に把握できるからです。
「本当に私のような新卒でも採用してもらえるのかな…」
「ブランクがあるけど大丈夫かな…」
そんな不安をもつ人もいるでしょう。でも、現在の高い倍率=保育士の需要が高いことを知れば、自信を持って面接に臨めます!
地域別の倍率を知ることも大切です。
「都会と地方ではどちらが働きやすいかな?」
「地元に戻って働きたいけど求人はあるのかな?」
など、将来設計の参考になります。
就職活動は情報が大切!有効求人倍率などの客観的な数字を参考にすれば、あなたのスタートもより安心して踏み出せますよ。
2. 2025年最新!保育士の有効求人倍率はどうなっている?
有効求人倍率の意味がわかったところで、実際に2025年の最新データを見てみましょう!
- 【2025年最新】保育士の有効求人倍率は驚きの3.78倍!(こども家庭庁)
- 【2024年・2023年】保育士の有効求人倍率推移とその変化
・【2025年最新】保育士の有効求人倍率は驚きの3.78倍!(こども家庭庁)
実際、「保育士の有効求人倍率は?」気になりますよね。
こども家庭庁が発表した最新データによると、保育士の有効求人倍率は3.78倍!
これは全職種の平均(1.34倍)の約2.8倍の高さで、かなりの売り手市場です。
つまり、「保育士一人に対して約3.8件の求人がある」このような計算になります。

この結果から、保育士の仕事に就きたいあなたにとって、今はとてもチャンスの時期。
しかし高い倍率の裏には、求人を出しても保育士が応募しない=「保育士が不足している」など別の課題も潜んでいます。
また、チャンスが多い時期とはいえ、あなたにとって働きやすい園とそうでない園の差もあります。
求人選びは慎重に選ぶのがいいでしょう。
・【2024年・2023年】保育士の有効求人倍率推移とその変化
保育士の有効求人倍率について、過去数年の推移をみてみると、こんな変化がありました。
保育士の有効求人倍率 推移
2021年:2.94倍
2022年:2.93倍
2023年:3.16倍
2024年:3.54倍
2025年:3.78倍
コロナ禍の影響で一時的に下がっていた倍率も、ここ数年は上昇傾向にあります。
これからも保育士さんの需要は高まりそうです。
とくに2026年度スタート予定の「こども誰でも通園制度」によって、さらに保育士の需要が加速するかもしれません。
こども誰でも通園制度とは、保護者の就労状況に関わらず、0〜2歳の子どもが月に一定時間、保育施設を利用できる新しい制度。
今までは「親が働いている」などの条件が必要でしたが、この制度では条件なしで利用できます。
2026年度から全国の自治体で始まる予定です。
3. 都道府県別・保育士の有効求人倍率をチェック!
あなたの住む地域はどうなっている?地域別の最新状況を詳しく見てみましょう。
- 都道府県別にみる保育士有効求人倍率(職業安定業務統計)
- 東京都の保育士有効求人倍率は地方に比べてどう?
・都道府県別にみる保育士有効求人倍率(職業安定業務統計)
保育士の有効求人倍率は地域によって大きく違います。2025年1月の最新データを見てみましょう。
| 都道府県 |
令和7年1月 |
| 全国 |
3.78 |
| 北海道 |
2.39 |
| 青森 |
1.79 |
| 岩手 |
2.02 |
| 宮城 |
3.31 |
| 秋田 |
1.88 |
| 山形 |
2.67 |
| 福島 |
2.79 |
| 茨城 |
6.46 |
| 栃木 |
8.14 |
| 群馬 |
2.38 |
| 埼玉 |
3.84 |
| 千葉 |
2.81 |
| 東京 |
4.81 |
| 神奈川 |
3.51 |
| 新潟 |
3.88 |
| 富山 |
3.6 |
| 石川 |
2.57 |
| 福井 |
5.09 |
| 山梨 |
3.06 |
| 長野 |
2.83 |
| 岐阜 |
2.73 |
| 静岡 |
6.67 |
| 愛知 |
4.26 |
| 三重 |
3.14 |
| 滋賀 |
5.37 |
| 京都 |
3.08 |
| 大阪 |
4.52 |
| 兵庫 |
3.34 |
| 奈良 |
5.33 |
| 和歌山 |
2.44 |
| 鳥取 |
4.53 |
| 島根 |
2.25 |
| 岡山 |
6.28 |
| 広島 |
6.44 |
| 山口 |
2.61 |
| 徳島 |
3.99 |
| 香川 |
4.77 |
| 愛媛 |
4.9 |
| 高知 |
1.9 |
| 福岡 |
3.57 |
| 佐賀 |
3.78 |
| 長崎 |
2.75 |
| 熊本 |
2.89 |
| 大分 |
3.37 |
| 宮崎 |
2.53 |
| 鹿児島 |
2.58 |
| 沖縄 |
3.32 |
高い倍率の都道府県TOP3
- 栃木県:8.14倍
- 静岡県:6.67倍
- 茨城県:6.46倍
低い倍率の都道府県
- 青森県:1.79倍
- 秋田県:1.88倍
- 高知県:1.9倍
どの県も、全職種平均(1.34倍)よりも高いですね。
地域差がある理由は、その地域の保育ニーズや人口動態の違いによるものです。
転職を考える際には、自分が住みたい地域の求人状況や自治体の支援制度もチェックしてみてくださいね!
保育士の有効求人倍率が高いエリアは、東京(4.81倍)や大阪(4.52倍)など大都市圏だけではありません。
福井県(5.09倍)や愛媛県(4.90倍)など地方でも高い需要があります。
待機児童問題が深刻な都市部は保育士が足りない、と思われがちですが、データを見ると地方でも保育士不足は深刻な問題です。
とはいえ、この状況は、地方移住を考えている保育士さんにとっては大きなチャンス!
地元に戻りたい人や自然豊かな環境で働きたい人にとって、選択肢は広がっています。
保育士さんを呼び込むため、地方自治体によっては、家賃補助や就職一時金など独自の支援策を設けているケースも。
転職を考える際は自治体の制度もぜひチェックしてみてください。自分らしい働き方ができる場所が、きっと見つかりますよ!
4. なぜ保育士の有効求人倍率は高い?4つの理由
今、保育士さんのスキルと笑顔は少子化の時代にもかかわらず、社会から本当に求められています。
- 保育士の有効求人倍率が高い4つの理由
- 少子化なのに保育士が必要なのはなぜ?
- あなたの専門性がいま求められています!
・保育士の有効求人倍率が高い4つの理由
なぜ保育士の有効求人倍率は高いのでしょうか?保育士が足りない理由は4つ。順にご紹介します。
- 保育ニーズの高まり
- 新設園の増加
- 離職率の高さ
- 潜在保育士の多さ
①保育ニーズの高まり
共働き世帯や核家族が増え、保育園を利用する人が年々拡大しています。
子どもの数は減っていても、保育園を利用する割合は増えているんです。
②新設園の増加
待機児童対策として新たな保育園が次々とオープン!
しかし、保育士の数が追いついていない状況です。あなたのやる気、大歓迎です!
③離職率の高さ
残念ながら、保育士の離職率は他の職種より高め。
主な離職理由は以下のとおりです。
- 人間関係(31.5%)
- 仕事量(23.1%)
- 給料の低さ(22.1%)
④潜在保育士の多さ
資格を持ちながら別の仕事をしている「潜在保育士」さんがたくさんいます。
以下の理由が大半を占めているんです。
- 賃金の低さ(47.5%)
- 責任の重さ・事故への不安(40%)
・少子化なのに保育士が必要なのはなぜ?
「少子化なのに、なぜ保育士が足りないの?」
理由は3つあります。
・働くパパママが増えて、保育園の利用が多くなっているから
・保育園の数は増えているのに、保育士さんが足りていないから
・働く環境の大変さから、保育士を続けられずやめる人が多いから
ただ、嬉しいことに「ママ保育士歓迎」「ブランクOK」の求人も多くなっています。
あなたの育児経験を、ぜひ保育の現場で活かしてくださいね。
・あなたの専門性がいま求められています!
保育士の仕事、それは子どもの成長をそばで支える、すごく大事な役割です。少子化と言われていますが、保育士のニーズは今も高いんですよ。
理由は、「もっと質の高い保育を」と社会の声がどんどん強まっているから。
子どもの発達や教育への関心も高まり、保育士には専門性がますます求められています。
つまり、「人が足りないから誰でもいい」ではありません。「ちゃんと子どもに向き合える、あたたかい気持ちのある保育士さんに来てほしい」のです。
あなたの持っている優しさやスキル、今の社会が本当に必要としています。
自信をもって、一歩踏み出してみませんか?
5. 保育士不足解消に向けた厚生労働省・自治体の取り組み
今、保育士さんを応援する動きが広がっています!保育士さんの環境をより良くするための対策を具体的にみていきましょう。
- 【厚生労働省】保育士有効求人倍率を改善する取り組み
- 地域で働く保育士さんを応援!自治体の支援制度
・【厚生労働省】保育士有効求人倍率を改善する取り組み
厚生労働省は、保育士さんの待遇改善に積極的に取り組んでいます。
2013年から保育士の給料を少しずつ引き上げてきた結果、全体で34%もアップしたんです!
また、今まで複雑だった処遇改善の仕組みも、
- 「基本の分」
- 「お給料アップの分」
- 「質の向上のための分」
の3つに整理して、わかりやすくなりました。
さらに、2024年度の補正予算では、保育士の人件費を、過去最大の10.7%アップすることも決まっているんです。
今後、子ども一人ひとりにもっと手厚い保育を目指す「こども未来戦略」に沿って、お給料などの待遇をよくしていく方針です。
「保育士」の仕事の魅力を高めて、もっと多くの人に保育の仕事を選んでもらいたい!そのような狙いがあるんですね。
・地域で働く保育士さんを応援!自治体の支援制度
各自治体でも、保育士さんを応援するための制度があります。
①働きやすさアップ
ICT(タブレットやパソコンなど)の活用や保育補助スタッフを増やしています。それによって保育士が子どもと向き合う時間をしっかり確保できるようにしています
②新しい仲間づくり
保育士を目指す学生への支援や、働きながら資格を取れる制度があり、保育の現場に新しい仲間が増えやすくなっています
③再就職のサポート
「保育士・保育所支援センター」が、保育の仕事から離れていた人の職場復帰をサポート。相談や求人紹介、研修なども行っています
④経済的支援
就職や復職の際に必要な準備金や、子育て中の保育士さん向けの保育料の貸付など、経済面でもサポートがあります
たとえば、岐阜県瑞穂市では、保育士資格をもつ人の復職支援や「子育て支援員研修」を実施。
研修を受けた人が朝夕の保育現場でサポートし、保育士さんの負担軽減や人員不足の解消につながっています。
6. 希望の職場を見つけたい!保育士の就職・転職活動のポイント
大切なポイントをしっかり押さえて、理想の園を見つけましょう。
・保育士有効求人倍率が高い今こそ!効果的な選び方
保育士の需要が高い今だからこそ、自分に合った職場を見つけるチャンス。
園見学などを活用して、じっくり比較することが大切です。
就職・転職活動では、以下のポイントを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
就職・転職活動のポイント
-
複数の求人を比較する
一つの求人だけでなく、いくつかの候補を比べてみましょう
-
条件だけで決めない
給与や勤務時間だけでなく、園の保育方針や雰囲気も大切です
-
必ず園を見学する
実際に見ることで、求人票だけではわからない職場の雰囲気がわかります
また、あなたのタイプに合わせたチェックポイントも押さえておきましょう!
| タイプ |
チェックポイント |
人間関係を
大事にしたい人 |
・園の雰囲気
・園長先生の人柄
・先輩の様子 |
スキルアップ
したい人 |
・研修の充実度
・保育の方針
・キャリアステップの明確さ |
プライベートも
大切にしたい人 |
・お休みの取りやすさ
・残業の有無
・持ち帰り仕事の量 |
安定して
働きたい人 |
・お給料の仕組み
・福利厚生
・昇給や賞与の制度 |
あなたの優先したい項目はどれでしょうか?
子育て中やキャリアアップなど、自分が何を重視するかによって確認すべきポイントは変わります。
有効求人倍率が高い今だからこそ、希望の職場を選べるといいですね。
7. あなたの保育スキルを待ってます!理想の園を「ほいコレナビ」で見つけよう
不安な気持ちを勇気に変えましょう!
新しい一歩を踏み出すことで、あなたらしい保育の素敵な未来が開けます。
「ほいコレナビ」で理想の園を見つけて、子どもたちの笑顔に出会える日を一緒に創っていきませんか?
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- 2026年卒業予定の学生さん
- 在学中の1回生~3回生の人
- 転職を考えている保育士さん
- ブランクがあり復帰を検討中の人
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