保育士としての就活を始めようとしているけれども、自分に合った保育園はどうやって見つけたら良いのか不安に思っていませんか? この記事では、 保育士就活 での失敗談を踏まえながら、自分に合った保育園選びや保育園見学のポイントを紹介していきます。
1. 保育士就活 の始め方
保育士就活 は自己分析から始めることが重要です。
①最終学年に入る前から自己分析を始める
②自分の理想の保育園を見つける
保育士就活 の始め方の流れ
私自身の就活失敗談も踏まえながら、 保育士就活 のはじめ方を説明していきますね。
保育士就活 はいつから始める?
保育士就活 は、本格的な選考等がはじまる最終学年よりも前に始めることがおすすめです。
何回か保育実習を終えて保育士のイメージをもてるようになってから、自己分析を中心にした就活をはじめていきましょう!
自己分析では、自分はどんな保育がしたいのか、どんな保育士になりたいのかを中心に考えます。
最終学年に入る前から自己分析をしておくと、スムーズに就活をはじめられますよ。
自分の保育観に合う保育園を見つけることが最重要
自分の保育観に合う保育園に就職することで、心から保育を楽しめます。
自分の理想とのギャップでストレスを感じたり、子どもとの関わり方に難しさを感じたりすることも少なくなります。
せっかく保育士になるのなら、子どもたちとの一つひとつの関わりを楽しみたいですよね。
自分のしたい保育ってどんな保育なんだろう…と悩んでしまう気持ちもわかりますが、諦めずに、さまざまな保育があることを知ってほしいです。
必ず自分の理想に合う保育が見つかるはずです。
就活での園選び失敗談
私自身、新卒での保育士就活は失敗でした…。保育園選びをはじめたものの、数が多すぎて迷子状態。
その上、同級生は次々に内定をもらっている状況に焦りを感じ、ゼミの先生に相談に行きました。
そして大学の先輩も就職している保育園を紹介してもらい、見学に行くことになりました。
園は新しくてキレイ、大学の先輩もいるし安心かな、と安易な考えで選考を受け、内定をいただきました。
夢の保育士としてのスタートを切れて安心したのも束の間…
・日替わりで新卒職員が園長に呼び出されて説教される日々
・園長に怒られることを避けるために新卒に責任を押しつけるリーダー層
・毎日21時頃までの残業
園長をはじめとする上司の機嫌をうかがいながら働くことに疲弊する日々でした。
そんな中、学生時代の友人は保育士としての生活を楽しんでおり、就活のときに真剣に園選びをすればよかった…と強く後悔しました。
2. 【 保育士就活 】 園選びのポイント3選
園選びのポイント3選
①自分はどんな保育をしたいのかを明確にする
②保育方針や理念には共感できる?
③働く際に絶対に譲れない条件をリストアップ
ひとつずつ詳しく説明していきますね。
①自分はどんな保育をしたいのかを明確にしよう!
一言に保育園と言っても、“一斉保育”、“子ども主体の保育” “育児担当制” “縦割り保育” 等、保育の方法はさまざまです。
それぞれ特色が大きく異なるため、はじめは自分にどんな園が合っているのかわからない…と不安になると思います。
そんなときは、“自分は保育士としてどう子どもに接したいのだろう”と考えてみてください。
私は、子ども一人ひとりと向き合い、成長をしっかりと見守っていきたい思いがありました。
転職をする際は自分の理想に近い“子ども主体の保育”、“育児担当制” を取り入れている保育園を選びました。
子どもにじっくり対応できる環境だったからこそ、保育を楽しめましたよ。
②保育方針や理念には共感できる?
保育方針や理念はその保育園が目指している姿です。その方針や理念に心から共感できれば、理想の保育を行えますよ。
逆に方針、理念に共感できない場合、周りの先生との保育の方向性が違うな…と感じ、保育にストレスを感じてしまいます。
保育園選びの際は必ず、保育方針、理念をチェックしましょう!
③働く際に絶対に譲れない条件は?
働くとなると毎日のことなので、休日や通勤方法や通勤時間、勤務時間、早番遅番、土曜出勤の回数なども確認しておきましょう。
その上で、自分が絶対に譲れない条件を考えておくことも重要です。
ストレスなく働けるように保育に関すること以外もしっかりとチェックしましょう!
3. 保育士就活 園見学のポイント3選
園見学では、その園の保育を知ることのできる絶好のチャンスです。
園見学のポイント3選
①保育園の環境を見る
②保育士と子どもとの関わり
③気になったことは遠慮せずに質問する
ひとつずつ詳しく説明していきますね。
①保育園の環境
保育園見学の際、一番はじめに目につくのが保育園の環境だと思います。
保育園全体の広さや園庭の有無から公園遊びやお散歩が多いのか、室内遊びが多いのかが分かります。
また、保育室内の環境では、おもちゃがしっかり整理されているか、掃除が行き届いているかを見てみましょう。
保育士が気持ちに余裕をもって保育に取り組めているのかをうかがえます。
子どもたちが落ち着いて過ごすためには、環境が整っていることも大切なポイントのひとつです。
見学の際は保育室内の環境もしっかりとチェックしてみましょう!
②保育士と子どもとの関わり
保育園の環境とあわせて必ず見てほしいのが保育士と子どもとの関わりです。
保育士の子どもへの関わり方を見ることで、どのような保育が行われているのかがわかります。
また、保育士から子どもへの関わりだけでなく、子どもから保育士への関わりもチェックしてほしいポイントです。
やはり子どもは素直なので、大好きな先生には笑顔で近寄っていきます。
保育は日々の積み重ねです。保育士と子どもがしっかりと信頼関係を築けているのか、普段の保育の様子をうかがえると思いますよ。
③見学の際に質問するべきこと
見学をしてみて気になったことは遠慮せず質問しましょう!
ホームページや求人サイト等の情報だけではわからないことがあります。
シフト体制やスキルアップ研修の有無等、事前に気になったことはまとめていきましょう。
見学をしながら疑問に思ったこととあわせて質問することをおすすめします。
4. 保育士就活 をスムーズに進めるコツ
保育士就活 をスムーズに進めるためには、さまざまな方法で情報収集をすることが重要です。
また、ここまでに挙げてきた園選び、園見学のチェックリストも用意しているので、ぜひ活用してみてくださいね。
保育園選びの情報収集の方法
保育園選びの際、園のホームページや求人サイトだけではなく、SNSや保護者向けの口コミサイトも活用しながら情報収集をしましょう。
最近ではInstagram等のSNSで発信をしている園が増えています。
SNSでは実際の保育の様子を発信しているケースが多く、保育の様子をより深く理解できますよ。
また、保護者向けの口コミサイトを確認することもおすすめです。
実際に園に子どもを通わせている保護者が書いている口コミなので、園の内情が分かる場合もあります。
たとえば、口コミの “先生の入れ替えが激しい” からは、離職率の高さが分かりますね。
ホームページや求人票だけでなく、さまざまな方法で情報収集をしてみてくださいね。

保育園選び チェックリスト!
ここまでに挙げてきた園選び、園見学のポイントをまとめたチェックリストです。
ぜひチェックリストを活用して、効率的に就活を進めてください。
【保育園選び チェックリスト】
自分の理想の保育を知る
〜保育士としてどのように子どもに関わりたいかを考えよう〜
保育方針、理念には共感できる?
〜自分の理想とする保育と同じ方向性であるかを確認しよう〜
働く際に譲れない条件をリストアップ
〜勤務時間や休日等、保育に関すること以外も忘れずに確認を〜
保育園の環境
〜保育園の広さや園庭の有無、保育室内の環境が整っているかは要チェック!〜
保育士と子どもとの関わりはどう?
〜保育士から子ども、子どもから保育士への関わり両方を確認しよう〜
質問するべきこと
〜保育内容や勤務条件等、気になったことはなんでも質問しよう〜
5,まとめ: 園選びと園見学のポイントを押さえて理想の就職を目指そう!
園選び、園見学のポイントを全6つ紹介してきました。
この6つのポイントは実際に私が新卒で保育士就活をやりなおすなら大切にしたいなと思うポイントです。
保育士として子どもたちとの日々を楽しむためにも、諦めずに自己分析、園選びをしてほしいなと思います。