近年、ITの技術は急成長しており私たちの生活を便利にしてくれています。保育現場でも例外ではなく、IT技術を利用した「 ICT保育 」が注目されています。現役ITエンジニアで元幼稚園の先生が今注目の ICT保育 について紹介していく記事となっております!
1. 元幼稚園の先生、今は現役ITエンジニアです!
こんにちは!りんご先生です。
タイトルにも書いてあるのですが、今私は幼稚園の先生を辞めて、IT系の会社に勤めています。
IT系の仕事ってパソコンをカタカタするイメージだと思いますが、ほぼその通りです!その中で幼稚園で培った経験を活かして頑張ってます。
さて本題ですが、IT会社に勤めてると様々な技術の最新情報が入ってきます。
その中でも「 ICT保育 」は元先生というのもあって目を引きました。
調べていくうちに「これが働いていた時に幼稚園にあったらなあ」と思うようなことばかりだったので、皆さまに共有したくて記事にしました。ぜひ最後まで見ていってください!
2. そもそも「ICT」って何?
「IT」はなんとなく聞いたことあるけど「ICT」は聞いたことない方がほとんどかと思います。
最初に結論を言うとそこまで意味は違いません(笑)
ITは「Information Technology」=「情報技術」
ICTは「Information and Communication Technology」=「情報通信技術」
という意味です。
違いを超ざっくり言ってしまえば、ITはパソコンで何かを作ったりすること、ICTは作ったものを活用すると言う認識でいいかもしれません。
その認識で言うと「 ICT保育 」とは、「IT技術を活かした保育」ということになります!
「じゃあIT技術ってどんなものがあるの?」「どうやって保育に活かすの?」という疑問が生まれるかと思います。その一部を今から紹介します!
3. ICT保育 を導入するメリット
ICT保育 を導入すると、業務の効率化が進みます。
例えば、出欠席にIT技術を導入するだけでも様々な業務が効率化されます!
登園したら保護者の方がSuicaのようにピッとタッチするようなものを導入するとしましょう。
そうすると、タッチするだけで出席確認が取れるので先生の負担が減り、出席確認の漏れも減ります!
経営の面で言えば、保育料が保育日数で変化する場合、自動的に保育料を算出するような設定も出来ます。
他にも、書類などを全て電子化することで、紙の書類が各段に減ります!
私が幼稚園の先生だったころは紙が何枚もあって机が大変なことになってました・・・笑
また、書類の管理も簡単になります!
「あの書類どこやったかな・・・」となった時、PCであれば検索してかんたんに見つけることができます。
ほかにも様々な ICT保育 があるのですが、何より導入するメリットは、業務が効率化し、「保育の準備に充てる時間が増える」ことではないでしょうか。
ITは万能ではありますが、手作りの温かみがあるものIT技術で作ることは難しいです。
事務的な作業はITに任せ、手作りのものを作ったり保育にかける時間に集中出来る環境が作れることが最大のメリットだと私は考えます!
4. ICT保育 を導入するデメリット
ICT保育 を導入する際のデメリットとして、コストの面で費用が高くなる傾向が挙げられます。
もし買い切りにした場合、初期費用はグンと上がります・・・。
ですが、レンタルやリースといった支払い方法もあるので、現状の経済状況で支払い方法を決めてみてはいかがでしょうか。
もう一つ挙げるとするならば、障害が起きた時でしょうか。
ITに頼りっきりになってしまうと、何か障害が起きた時に業務が止まってしまう可能性があります。
なので、そういった場合にどうするかあらかじめ決めておくと業務がスムーズになるかもしれません。
5. ICT保育 を上手につかおう!
いかがでしたでしょうか?
ICT保育 を導入すれば、業務が減り、先生たちの負担が減ります。負担が減れば、手遊びやピアノの練習に時間を割けたり、保育で必要な制作したり、結果的に保育の質が格段にあがると私は思います!
ICT保育 の導入はなかなか職員の一存で決められるものではありませんが、労働環境改善のために園長先生に打診してみてはいかがでしょうか?