『 ICT 』とはどんなものか知っていますか?保育の業界でも、この ICT を活用した取り組みが徐々に進められています。今回は、 ICT とは何か、保育の ICT 化についてなどをテーマにご紹介します。参考にしてみてください♪
1. ICT っていったい何?
ほいコレでは、保育に役立つ情報をたくさん発信中!
今回は、保育の ICT 化をテーマに取り上げたいと思います。
ICT って知っていますか?
正直、聞いたことない…
そんな方でも大丈夫!
実は私もまだまだ ICT 初心者です。
そんな私が、初心者さん向けに解説させていただきますね♪
まず初めに、『 ICT 』とは…!?
ICT
I…information(インフォメーション)
C…communication(コミュニケーション)
T…technology(テクノロジー)
「情報通信技術」「情報伝達技術」
これだけ聞いても「?」の方、
大丈夫、私も一緒でした。
言葉だけ聞くと難しく感じるのですが、
実は私たちにとって、すでに身近なもの。
SNSやメールでのコミュニケーション、
ネットショッピングなども ICT の一つなんです。
つまり、 ICT とは、
コンピューターやインターネットを通じて人と人がやりとりすることや、その方法のことをいいます。
ICT は私達の生活の中に欠かせないものということがよくわかりますよね。
2.保育の ICT 化とは?具体例をご紹介
では、保育の中でも ICT 化が進められていることを知っていますか?
保育の ICT 化
保育業務の一部に、コンピューターやインターネットを活用する取り組み。
保育士の業務負担を減らし、保育の質を向上させることを目的として進められている。
保育士は、子どもと直接関わる時間の他に、
毎日の記録、製作などの保育準備、保育室の掃除や環境整備など、
一日のスケジュールがびっしり!
休憩もきちんと取れず、さらに残業も当たり前という保育士さんもいるでしょう。
もちろん、園によって違いはありますが、
そんな保育業務の大変さが、保育士不足の一因になっていると言われています。
では、具体的に保育の ICT 化とはどのようなものなのでしょうか?
【記録の作成】
保育現場では、手書きでの記録作成が一般的ですが、
この記録の作成業務を、システムを使ってパソコンやタブレット上で行うことができます。
活用例
・保育日誌
・成長の記録
・指導計画
・要録 など
記録の作成は、午睡中や保育時間外などに行うことがほとんど。
この記録作成の業務は、とても大切なものなのですが、
私自身かなり負担に感じていました。
特に、手書きとなると丁寧に記入する必要がありますし、
それぞれの書類をその都度キャビネットから出し入れしたりしなければなりません。
タブレット一つですぐに行えるのは、とても効率的に感じます。
【職員間の情報共有】
たくさんの職員が働いている保育園では、
情報の共有は重要であり、課題の一つでもあります。
職員間の情報共有は、紙面や口頭で行われている場合が多いと思いますが、
情報共有システムを活用すれば、各自ですぐに確認することができます。
活用例
・会議記録
・予定表
・シフト
・緊急を要する連絡(感染症、行事変更など)
・日々の保育に関する連絡事項 など
職員が必要な情報をきちんと把握しているのは当たり前なことですが、
意外とこの『当たり前』が難しいのが実情です。
ICT 化で必要な連絡がスムーズに行えるようになるのは便利ですね。
【保護者とのやり取り】
保護者の方とは、連絡帳で毎日やり取りを行います。
また、園からのお知らせなど、お手紙を配布する機会も多い保育園。
ICT 化により、システム上でやり取りをすることができます。
活用例
・連絡帳
・園からのお知らせ
・欠席などの連絡
・写真販売 など
保育士にとっても、毎日忙しい保護者の方にとっても便利な活用方法がたくさん!
もちろん、保護者の方とのやり取り全てを ICT 化する訳ではありません。
ICT 化により、コミュニケーションが減ることを不安に感じる方もいると思うので、
会えた時は一声掛けるなどの配慮は必要ですね。
【その他】
他にも ICT を活用することで、
保育業務の負担軽減や、情報共有に役立つことがたくさんあります。
活用例
・園児台帳の作成・管理
・園児の登降園記録の作成
・午睡記録
・職員の出退勤記録 など
3. ICT には若者世代が強い!?
いかがでしたか?
今回は、保育の ICT 化について簡単にご紹介しました。
ICT 化と聞くと少し難しく感じますが、
実際は、私達の身近なものでもあることがよくわかったと思います。
保育の ICT 化にあたり、
システムを使いこなすための理解が必要になりますが、
その点では、若者世代の保育士さんが強いはず!
ICT の導入前から基本的なことを理解しておけば、
新人さんでも効率的にお仕事ができるようになるかもしれませんね♪
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